Vol.527新日本プロレスリング株式会社代表取締役社長 棚橋弘至さん・第2週目

      

今週も、新日本プロレスリング株式会社 代表取締役社長の棚橋弘至(たなはし・ひろし)さんをお迎えしています。
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今回は、新日本プロレスの転機ついて伺いました。

 

棚橋さんがデビューされた1999年当時、新日本プロレスリングでは猪木さん引退されていましたが、続く世代のスター選手たちが活躍されており、テレビ放送こそ深夜枠でしたが会場はどこも満員で盛り上がっていたそうです。

しかし2000年代に入るとK-1などの異種格闘技などに押され、徐々に人気が落ちていったといいます。

 

マーケットを拡大するためにはこれまでプロレスに無関心だった人々に試合会場に来てもらうことが必要と考え、棚橋さんは試合会場がある地方都市などにも先乗りして、地方の放送局やタウン誌などにも積極的にアプローチしていったそうです。

 

さらにプロレスの熱というのは対立構造にあるという棚橋さんの、自らがブーイングをもらうことでこの構造を加速させより大きな熱量を生み出すべく取り組んだ様々な奮闘についてもお話しいただきました。

 

「プロレスというのは、リング上のレスラーと会場のファンとのエネルギーの交換が起きるパワースポットなんです」と語る棚橋さんのお話を、是非お聴きください。

今週のゲスト

棚橋弘至(たなはし・ひろし)さん

大学時代からレスリングを始め、98年2月に新日本プロレスの入門テストに合格。99年に立命館大学を卒業し、新日本へ入門。10月10日、デビューを果たす。
主なタイトル優勝歴は、IWGPヘビー級王座、IWGPインターコンチネンタル王座、NJPW WORLD認定TV王座、IWGPタッグ王座、NEVER 無差別級王座、IWGP USヘビー級王座、NEVER無差別級6人タッグ王座、G1 CLIMAX 17、G1 CLIMAX 25、G1 CLIMAX 28優勝、NEW JAPAN CUP 2005優勝、NEW JAPAN CUP 2008優勝、IWGP・U-30無差別級王座、GHCタッグ王座 など。
2023年12月23日に新日本プロレスの代表取締役社長に就任。アントニオ猪木氏、坂口征二氏、藤波辰爾氏に続く史上4人目の“選手兼社長”となった。
2026年1月4日東京ドーム大会でレスラーを引退することを発表。
2025年1月4日『WRESTLE KINGDOM 19 in東京ドーム』より、『棚橋弘至ファイナルロード』がスタートしている。

 

■A Gene of Music
このコーナーでは、音楽に精通した方にゲストのお話からイメージする4つの楽曲をセレクトしていただき、4週にわたって番組内で放送しています。

今週の選曲者

國枝康雄 さん

株式会社イン・ダ・グルーヴ 代表

ポニーキャニオン、エイベックスにて営業、宣伝、制作、編成、海外駐在などレコード会社全般に関わる仕事を手がける。

エイベックス退社後独立しミュージックカンパニー「イン・ダ・グルーヴ」を設立。

音楽プロデューサーとして「音楽を通じて社会貢献」を理念に活躍。

2023年まで尚美ミュージックカレッジで講師を勤め、音楽ビジネス概論をレクチャー。

現在、尚美での教え子ミュージシャン達の集う「Buddy Blow」というプロジェクトを起ち上げプロデュースしている。

今回のゲスト企業から連想するテーマ

<選曲テーマ>

今年は昭和100年という節目の年です。昭和を振り返る番組が多く放映される中で、街頭テレビの前に人々が集まり、プロレスに熱狂する姿は、当時の象徴的な風景としてたびたび紹介されます。そんな時代から人々の心を熱くし続けてきたエンターテインメントのひとつがプロレスであり、その代表格が新日本プロレスです。今回は、棚橋選手をはじめとするプロレスに関連し、人々の心を揺さぶり、熱狂させたという視点から選曲を行いました。

國枝康雄さんが選ぶ今週の1曲

シュートサイン/AKB48(2018)

プロレスが低迷していた時期、棚橋選手はさまざまな工夫を凝らしながらプロモーションに尽力されていました。スター選手の育成は、アイドルのプロデュースにも通じる部分があり、共通点の多い世界です。

同じく低迷期に登場し、「会いに行けるアイドル」という新しいコンセプトで人気を獲得したのがAKB48です。彼女たちは次第に国民的アイドルグループへと成長し、社会現象とも言える存在となりました。

そんなAKB48がプロレスラーに扮したドラマ『豆腐プロレス』が放送され、その主題歌はプロレスとアイドルの融合を象徴する一曲として印象的です。今回は、ドラマの世界観と、棚橋選手が体現した再生と情熱というテーマにも重なることから、この楽曲を選曲いたしました。

■放送局、放送時間情報

ショートver.(5分番組)
FM青森 毎週土曜 19:55 / FM秋田 毎週土曜 19:55 / FM 山形 毎週土曜 28:55 / FM福井 毎週土曜 19:55 / FM三重 毎週土曜 17:55 / e-radio(FM滋賀) 毎週土曜19:55 / FM山陰 毎週土曜 19:55 / FM山口 毎週土曜 19:55 / FM岡山 毎週土曜 19:55 / 
FM香川 毎週土曜 26:55 / FM徳島 毎週土曜 19:55 / FM大分 毎週日曜 9:55 / FM宮崎 毎週日曜 15:55 / FM Okinawa 毎週土曜 19:55 

ロングver.(15分番組)
FM岩手 毎週金曜 8:45 / FM仙台 毎週日曜 9:15 / InterFM 毎週火曜 18:40 / FM佐賀 毎週土曜日 19:30・[再放送]日曜 9:00 /
FMK(FM熊本) 毎週日曜 9:30 / FM長崎 毎週日曜 9:30

*1 放送局及び放送日時が変更となる場合があります。特別番組、天災などの臨時対応により、予告なく放送休止となる場合がありますのでご了承下さい。詳しくはお聴きいただいているFM放送局のタイムテーブルにてご確認ください。

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*3 放送エリア以外の方はスマートフォンアプリの有料サービス「radiko(プレミアム会員)」を使ってネット局で聴取可能です。