日本ワイナリー紀行

2025年5月20日(火)

日本で有名なワイナリーが集中するのはワイン作りの歴史も古い山梨県、

それに長野県ですが、今日はあえて、それ以外の日本各地のワイナリーを

ご紹介していきたいと思います。

 

前半は、九州です。

本土最南端にあるのが、鹿児島県にある「花瀬(はなぜ)ワイナリー」!

こちらは鹿児島県 大隅半島(おおすみはんとう)の中ほど、

錦江町(きんこんちょう)に位置します。

 

この町でぶどう栽培を始めたのは、現在「花瀬ワイナリー」を経営する、

濵田さんのお父さんでした。

地域活性化のためにぶどう栽培を思い立ち、自己資金で山を開拓しました。

錦江町は果樹栽培が盛んな土地ではありませんが、

豊かで清涼な花瀬川(はなぜがわ)の水があり標高も高いため、

よいぶどうが育つ条件を満たしているのではないか?と考えて

始まったそうです。

近くにある『花瀬自然公園』に訪れる人向けに、

ぶどう狩りができるぶどう園を始めたんだそうです。

 

ぶどう園を立ち上げたお父さんが亡くなった後、現在経営をしている濱田さんに

畑は引き継がれました。

そして始めたのが、ぶどうにクラシック音楽を聞かせて育てること!

新たな試みは「クラシックブドウ」として各種メディアからも注目され、

集客にも役立ちました。

また、温暖な気候を生かしてマンゴー栽培もスタートさせ、

事業は順調に推移していきました。

 

ワインの特徴としては、栽培している品種のうち、

花瀬ワイナリーの主力となるのは、暖かいエリアで栽培しても酸が抜けにくい

という定評があるアルバリーニョとプティ・マンサンです。

また、生食用として人気が高い品種でのワイン造りにも挑戦しています。

2023年に仕込んだのは、巨峰とデラウェア、シャインマスカット。

特に、濵田さんの父が植栽した巨峰はクラシックブドウ浜田農園での

歴史がある品種のため、ワインにすることを決めたんだそうです。

 

ここのワイナリーでは、クラシックのコンサートや、

パフェやジェラートなども楽しめます。

ワインを通じて、地域活性にも取り組んでいます。


本日の選曲
M1 Wacha Wacha / RIP SLYME
M2 ぶどうじゅーす / aiko
M3 ワインレッドの心 / 安全地帯