文教大学 Presents 誰かに話したくなる英会話。
このコーナーでは、文教大学・阿野幸一先生と一緒に、今日覚えて、すぐ誰かに話したくなっちゃう英会話を学んでいきます!

アメリカでは、道路標識などを見る限りは、
どれも命令文を使って書いてあります。
DO NOT ENTER(進入禁止)や
NO PARKING(駐車禁止)など、
まさに禁止の要素を簡潔に伝えています。
命令文ですが、「命令」というと強い印象を受けますが、
英語の命令文は決して「命令」しているわけではなく、
お願いなどにも使うので、失礼に当たることもなく、
普通に使って大丈夫です。
ただ、ご指摘のように「走らないでください」を
「ゆっくり進んでください」という言い方に変えるのは、
英語圏に限らず日本でも同じだと思いますが、
相手の気持ちを考えた言い換えなので、
お店などでは最近はよく見るようになりましたね。
Do not run. 「走らないで」と言われたら、
「ではどうしたらいいの?」ということになり、
つまり「ゆっくり歩いてください」ということなので、
Walk slowly. と言われた方が、何をしたらいいかはっきり伝わり、
ちょっと温かい気持ちになりますよね。
また、例えば電車の優先席 Priority seat の案内に
Be kind to others.
(他人に親切にしてください)
とあるよりも
Your kindness is greatly appreciated.
(みなさまのご親切に感謝いたします)
と書いてある方が、きっと進んで席を譲ろうという気持ちになりますよね。
ということで、交通標識などはっきりと禁止であることを伝えるならば、
否定の命令文を使って全く問題ないですが、お店の表示などならば、
お客さんが気分よく買い物をできるような、
相手の気持ちを考えた内容の英文にしてみるのがいいと思います。
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