パーソナリティをつとめるクリエイティブ・ディレクターの鈴木曜さんが、様々な分野で活躍している方をゲストにお迎えし、自分と向き合い、心を"整える"ことそのヒントを探していきます!第146回ゲストは、尺八演奏家・藤原道山さん
ビュー25周年を迎えた藤原道山さん
これまでの活動や、最新アルバム『邂 Kai』のご紹介
そして心と体の整え方をお聞きします。
Q:10歳で尺八を始めて、どういう出会い・きっかけだったんですか?
A:祖母が琴を教えている家で、ずっと琴や三味線の音が聴こえていた。
親も音楽が好きで洋楽やJAZZ・歌謡曲と色々聞いていて、自分の中で音楽の線引きは無かった。
そんな中、小さい時に琴の練習をさせられるが祖父の友人に尺八をやりたい人がいて「やる?」と聞かれ「やる」と答えたのがきっかけ
Q:尺八の練習・修業はなにをするんですか?
A:まず、先生・師匠が吹いているのに「合わせる・同じようにまねる」ことが多い。
先生のコンサートや録音したものを探して聴いていた。
常に遠くにいる感じなのでマネられないから近づこうと思った、背中を見てずっと育ってきた。
Q:いまは作曲して、演奏して、大学でも教えていて大変?
A:教えるのは嫌いじゃない、次の世代に伝えていく事も大事な事だと思う。
いまの時代に合わせた教え方もあるし整合性を付けながら教え方改革を考えたりするのも好き。
Q:デビュー25周年のアルバム『邂 Kai』のご紹介を?
A:「邂逅」の「邂」という漢字、
いままでの様々な出会いによって自分の音楽の引き出しが増えて厚みが生まれてきたと思う、
出会ったからこそ、こういう曲が生まれてきたという思いでつけたタイトル。
たまたま25年前に北海道の美幌町という街に出会い、そこの風景や人たちに助けてもらって、
良い経験をさせてもらったのでご恩返しじゃないけど出来たホールでホールレコーディングを行った。
<尺八演奏家・藤原道山さんの整いソング>
最新アルバム『邂 Kai』から
おかえり / 藤原道山
昭和の夕暮れの河川敷をイメージしていて。
家路につくイメージのほのぼの系な作りになっている。
自分の中でホコっとするような映像が浮かんでくる作品を作りたいと思って作った一曲
Q:整ったり、自分と向き合う時間は?
A:演奏するということが、整っていないと演奏できない部分がある。
あと「呼吸」、呼吸することで心が落ち着いたり高揚したりするところを作れる。
呼吸を見つめるということをしている時間が自分を整えている気がする。
楽器吹いていない時間が続くと体調が落ちる。
それくらい普段と違う呼吸をしている気がする。
Q:身だしなみのこだわりは?
A:人に不快感を与えない程度に身だしなみは考えている。
嗜むという言葉は、自分の身に入れていくことによって自然に出来るようになっていくという事かと思うので
身を嗜むということなのかなと思っている。
Q:これからやってみたい事などを教えて下さい?
A:現在25周年記念コンサートを開催中です。
6月21日(土)@浜離宮朝日ホール
11月30日には芸大の奏楽堂というホールでオーケストラとのコンサートを企画しています。
※その他の活動など詳しくは藤原道山さんのHPなどをチェックして下さい
【鈴木曜の放送後記】
なかなか生演奏は聞けないので、贅沢な時間だった。
常に新しい事に挑戦する挑戦者な一面もありつつ、後進をしっかり育てる素敵な二面性のある方だと思った。
トーク模様は、radikoタイムフリーやAuDee、
ポッドキャストで聴く事が出来ます。
そして、番組では、あなたの「整う曲」へのリクエストや
「自分と向き合う」と聞いて思うことなど、メッセージを募集しています。
採用させて頂いた方には、
グルーミングブランド「AUGER」の
オリジナルキャップ(非売品)、コンパクトミラー(非売品)
人気のシステムカミソリのいずれかをプレゼントします。
どちらが希望かもお書き添えの上、番組HPのメッセージフォームから、送って下さい。

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