6月19日(木曜日)のレコレール!
14時台は医学博士で池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生をお迎えしました!
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呼吸器内科医・医学博士の大谷先生に本格的な夏を迎える前に熱中症に対する対策について伺いました!
はじめに熱中症とは3つの段階があり、
最初は軽い脱水症状に始まり、脳の血流が減って熱失神を起こしたり、めまいがしたりする。
次に、塩分濃度が減り、筋肉が硬直してこむら返りなどが起こる(I 度)。
さらに脱水が進むと、熱疲労となり、頭痛や吐き気、倦怠感を感じるようになる(Ⅱ度)。
そこからさらに体温調節ができなくなる「熱射病」となる。
人間には暑さに耐える暑熱順化という体温調節仕組みにあると大谷先生。
数日から2週間程度(個人差あり)という短期間に汗をかくことで熱を逃して暑さに適応することを「短期暑熱順化」と言い、6月から7月は短期的な暑熱順化が追いつかず、体が夏を迎える準備ができていないことが熱中症にかかる大きな原因と言われています。
暑熱順化できたかを見極めるポイントは汗が"さらさら"しているか"ベタベタ"しているか。
暑熱順化ができていない時の汗は塩分やミネラルが多く含まれてベタベタしているが上手に汗をかけるようになると「塩分」などが外に漏れ出ないよう再吸収できるようになって、サラサラした汗になるそうです。
上手に汗をかく方法としておすすめなのがウォーキング。日頃から少量の汗をかく習慣をつけるように、朝晩の涼しい時間に行うのがポイント。日中の太陽が出ている時間は避けて熱中症を防ぎましょう。
熱中症の対処法は軽度の症状の場合、エアコンが効いている涼しい場所に移動し、着衣を緩めて水分補給をする。
「初期の熱中症」では電解質(イオン)の入ったスポーツドリンクや
OS-1などの経口補水液を0.5~1リットル程度飲ませる。失われた水分を補うという意味では、麦茶や水でも有効とのこと。
汗を上手にかくことで熱中症を防ぎましょう!
大谷先生の著書『1日1万歩を続けなさい 医者が教える医学的に正しいウォーキング 』はこちら!
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大谷義夫先生、ありがとうございました!