「んの話」山口謠司先生でした!


今回のスキマなゲストは
大東文化大学・文学部・
中国学科准教授の山口謠司先生
をお迎えして、ひらがなの『ん』を
テーマにお送りしました!

「ん」という言葉は、母音だか子音だかわからない。
故に近年まで存在しなかったとは、なんとも驚きの事実!
平安時代、文字として存在していなかった「ん」という
言葉。言葉では発しても、同じような意味の言葉がなかったため、「ん」の代わりに
「う」とか、「に」とか、「む」とかの言葉に置き換えられて使われていたそうです。
実際に文字として使われるようになったのは1900年代の明治に入ってから。

ちなみに日本ではじめて「ん」という言葉をつくたのは、
「阿吽」でおなじみの空海というのが山口先生の推理!

もっとちなみに、しりとりで「ん」で終わったら負けというのは明治時代になってから。
それまでは「ん」を多く含んだ単語を言った人が勝ちというルールだったそうです。

さらに!私たちは、自然と16種類の「ん」を使い分けているんだそうです。
知りませんでしたね・・・

知れば知るほど奥が深い日本語の「ん」
山口先生、ありがとうございました!



<山口謠司先生 ホームページ>
http://abocavo.a.la9.jp/