『リスとネズミの話』土屋公幸さんでした!


今回のスキマなゲストは
農学博士の土屋公幸さんを 
お迎えして、『リスとネズミ』を
テーマにお送りしました!

リスとネズミの種類は意外と
少なくて32種類。
そのうちの1種類は、最近発見
された野生のカピバラなんだそうです。

その中のおよそ半分ちかくを、棒状の剥製にして持ってきた土屋先生、さすがです。
貴重な剥製なのに、扱いがあきらかに雑。
喋りに夢中で、ヒジの下にあきらかに挟まっている剥製・・・・土屋先生、さすがです。
たまに表と裏をくるくるひっくり返して、まるで焼き鳥を焼いているかのごとく扱う姿。
間違ってリスやネズミの種類ではない天敵のイタチの標本も出しちゃうところが
先生のおちゃめなところです(笑)

もともとはリスが最初で、そこから進化してネズミが誕生したと言われているそうです。
そんなリスとネズミのわかりやすい違いは、しっぽに毛が生えているか、生えていないか。
また、おなかが白いのが日本のリス、おながか白くないのがタイワンリス。
前脚と体にしか皮膜がないのがモモンガ、後脚としっぽの間にも皮膜があるのがムササビ。

そして何もしないとどんどん伸びちゃうのが、ネズミの種類のみなさんの歯。
自分たちでゴリゴリと削って、使いやすい長さに調整しているんですって。
ちなみに前歯だけ目立っていて横の部分に隙間が空いているのは、木の実や種の殻を
横からポロポロ落とすためなんだそうです。便利な進化!
まだまだわからないことだらけで、鳴き声ひとつとっても、ドブネズミはギャーギャー鳴くのに、
クマネズミは全く鳴かない・・・ヒメネズミはチーチー鳴くのにアカネズミは鳴かない。性格なの?

そんなアカネズミの平均寿命は、衝撃の75日くらい。
この短い期間に行なう繁殖は、そのきっかけは温度の変化が関係しているとは驚きですね。
さらにオスネズミの尿には、メスを誘うフェロモンが入っていたり、糞の中には子供を自分の
縄張りから出させない成分が入っていたりするそうです。とっても不思議!

もともとはリスが最初で、そこから進化してネズミが誕生したと言われているそうです。
そんなリスとネズミのわかりやすい違いは、しっぽに毛が生えているか、生えていないか。

ちなみに土屋先生がもともと好きだったのは、リスやネズミではなく「鳥」
最初は鳥の研究生だったのですが、ついでに行っていたネズミ捕りが楽しくて楽しくて、
結局はなんだかんだあって、今のリスとネズミの先生になったそうです。
人生なにがあるかわかりませんね。

ちなみに、このあと土屋先生は、アメリカ製のねずみ取りが、いかに優れているかを
力説してくれましたが、時間の関係上、全カットさせていただきました。はい。

土屋先生が熱くリスとネズミの生体を語って写真を掲載した「リス・ネズミ ハンドブック」は
現在、文一総合出版から発売中!みなさんもぜひ!1家に1冊どうぞ!


<リス・ネズミ ハンドブック 紹介ページ>
http://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/978-4-8299-8134-4/Default.aspx