第6回


高橋尚子さんは、1972年岐阜県生まれ。
大阪学院大学を経て実業団へ。
1998年名古屋国際女子マラソンで初優勝、
以来マラソン6連勝!
2000年シドニーオリンピックで、
日本女子陸上初の金メダルを獲得、
2001年ベルリンマラソンで、
女子マラソンの世界記録樹立など、
大きな功績を残し、女子スポーツ界では
初となる国民栄誉賞を受賞されています。
2008年現役引退後は、スポーツキャスターや
マラソン解説者として活躍していらっしゃいます。

実際にお会いした高橋尚子さんは、スラッとしてお肌もきれいで可愛らしい方でした。
お話は小出監督との絆についてから始まりました。
2000年シドニーオリピック後、今まで以上に注目されレース後に
普通に増えた体重も激太りとバッシングされ辛かったときも、
小出監督の「俺が守ってあげる」その一言に支えられたそうです。
高橋尚子さんの著書「笑顔で生きる魔法の言葉」のなかに、
小出監督の人形になろうと決意したことが書かれてあります。
迷いや邪念を捨てて、とにかく小出監督の言うこと信じて練習してきた。
それは23年間陸上をやってきて一番辛かった。
でも、それをきっかけにお互い話し合うことができて結果につながったそうです。
「まずは基礎の型をつけてから、型を破ることができる歌舞伎の型破りと似ていますね」と杏子さん。
さらにこれはどんな仕事にも共通して言えることですねと。
そして、シドニーオリンピックで金メダルと獲ったQちゃん。
取材を終えて深夜2時に監督とラーメンを食べた翌朝、練習だと思って6時に起きてしまい、
せっかくだからと普通に走ったそうです!
「シドニーの空も風も空気もいつもと同じ、何も変わっていなく、自分もかわらなくていいと思った。
オリンピックが終わったからといって、すべてが終わったかのような達成感はなかったです。」
とても自然体で素直な金メダリストの言葉でした。

M1. 結-yui- / 浜端ヨウヘイ  
M2. Respect / Aretha Franklin
M3. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman / Carole King