ハービーさんは、トークイベント『Herbie’S Bar』を
主宰されています。様々なジャンルのゲストをお迎えし、
40〜50名のお客様を入れて行うものです。
「未来にどういう心をもって生きればいいか、をさがしていく、
というのがテーマなんです。
前回は、南極観測隊だった村上祐資さんをお迎えしてますね。
今火星にいくシュミレーションを日本人で唯一参加している日本人で、
なんで火星に興味があるのか聞くと、
“人間の忘れ物を見つけに行くのさ”って(笑)」
さらには、東北、熊本の支援を行う写真展も開催されています。
「困っている人にいきなりカメラを向けるのって勇気がいるんです。
その時に、岩手県大槌町に行ったら、そこの漁師さんの息子さんが
“ジョニーロットン”のTシャツ着てたから、彼のところに行って、
『昔、ジョニーロットン撮影したんだよ』って話しかけて。」
ロンドンで撮影した、ジョーストラマーに言われた、
“撮りたいもの撮れよ。それがロックだぜ”という言葉を胸に、
被災地での撮影は続いていきます。
「たくさんの漁師さんの前で、
“すみません!東京から出てきて。
皆さんの復興にかける思い、その姿を世界に届けますから
ぜひ撮らせてください”って頼んだら、だれもダメだって言わないんです。」
その姿の撮影にも使用しているカメラ、ライカの手により、
現在世界各国でその写真が展示されています。
「2014年に、100年の記念で、”世界のライカ使いのカメラマン140人”に
僕も入れてもらって、今ヨーロッパを写真展が回っていて。
ライカが選んだ、僕が撮った、震災の写真4点が飾られています。」
https://us.leica-camera.com/World-of-Leica/Leica-News/Global/2014/EYES-WIDE-OPEN
https://www.youtube.com/watch?v=_bgANET_Jsc
ハービーさんは、九州産業大学、大阪芸術大学で
客員教授を務めていらっしゃいます。
「僕は夢も希望もない、健康にも恵まれない、そんな子供だったけれど、
1つのことを地道にやっていて。
”人のために役立つことを考えなさい”、”礼儀をしっかりしなさい”
って口うるさく言ってます。」
最後に、”Spice Of Life”を伺うと、、、
「 ”Stay Punk” ですね。
この話を前にラジオか何かでしたら、
リスナーの50歳の人からメッセージが来ていて。
“50歳トラックドライバーです。20歳の時写真家になりたくて
ヨーロッパを何カ国も回りましたがなれませんでした。
帰国して結婚して家族ができて、トラックドライバーになりました。
またカメラを握りたくなりました、遅すぎませんか”って。
全く遅く無いですよね。運転席から見える、その位置から見える
写真を撮ればいいんです。家族、子供達、恋人たちを、
ワイパーが入ろうが、窓が入ろうが、なんだっていいから撮る。
世界で1つもないですよ、トラックドライバーの撮った写真集。」