スポーツ界では重要視されているアンガーマネジメントって何?

(後編) スキマなゲストにアンガーマネジメント・ファシリテーターの瀬戸口仁さんをお迎えしました。スポーツ界では、誰が実践しているのか、いつも怒っている人とはどう付き合っていけばいいのかを伺いました。 (2017年2月21日、28日OA分)



アメリカのNFLでは、ルーキーに必ずアンガーマネジメントを受講させているそうです。
それは、選手同士の喧嘩が絶えない競技のため、喧嘩が寿命を縮めてしまっているとNFLは判断したそうです。
あとは、昨年全豪オープンテニスで優勝したロジャー・フェデラーも昔は非常に短気で、審判に文句を言ったり、ラケットを投げつけたりしていたそうですが、2010年にアンガーマネジメントの考えを学んでからは、世界一になったそうです!

五郎さんがここで「マッケンローの時代にあれば良かったね~。」と呟いていました。
※マッケンローよくラケットを投げていたらしいです。でも一流選手です!

他の選手では、野球のイチロー選手やテニスの錦織圭選手もアンガーマネジメントを実践しているそうです。



◆いつも怒っている人とはどう向き合えば良いですか?

一番良いのは、自分との共通点を探す事。
会社などで嫌いな人、すぐ怒る人と一緒にいなければいけないときは、強引にでも共通点を探し、気に入らない人に関しては、その人の気に入らない点を受け入れる事だそうです。
共通点を三つ探せばもう親友と言えるんだとか。

ただし、何でも許してあげるわけではなく、例えば遅刻をよくする人に関しては、一回目は必ずいけない事だと教えてあげる事。毎回注意し続けると相手も心を閉じてしまって、聞き入れてくれなくなるので逆効果だそうです。

◆夫婦喧嘩をしない為には?

夫婦喧嘩は仕方がない事でその場で解決していく事が大事。
いつまでも引きずって過去の事を掘り起こす事はしない。
逆に溜め込んでしまうと最後は熟年離婚につながるので要注意です。

◆瀬戸口さんの今後について

これからもたくさんの方のネガティブ部分をポジティブに変えていくお手伝いをしていきたいとの事でした。

瀬戸口さんが執筆された『人生が変わるアンガーマネジメント入門 怒りを味方につける9つの習慣』は、「日本実業出版社」より発売中です!!
具体的なコントロール方法が記載されているので、是非読んでみてください!