2017.8.23~ 「偽物を見て、本物を知る」

第152回 ゲストは、編集者、評論家の山田五郎さんです。 

山田さんは「知識ゼロからの西洋絵画入門」
「知識ゼロからの西洋絵画史入門」など、
美術に関する書籍も書かれています。

山田「しゃべってるだけで出来ないかな〜と思って
   聞き書やったんだけど、全部書き直すからダメなんです〜」

杏子「巨匠の履歴書、いいですよね。
   美術館に持っていけば、便利だなって思いました。
   山田さんのオススメの美術館ってありますか?」

山田「俺ね、大きい美術館疲れちゃってダメで、
   フランス・パリにある、元祖ニート画家だった
   ギュスターヴ モローの美術館っていうのがあって。
   モローの作品は売るために書いてないから全部家にあって
   その家を美術館にしたから、1人の画家の脳内が集約されてる。」

杏子「えーー!行きたい!好きなように描いてたんだ〜」

山田「あとね、自分が生涯で1番勉強になったのは、
   ロンドンのナショナルギャラリーの地下にある、
   偽物ばっかり展示してる部屋。今もあるのかな。
   展示作品の横に、”〇〇年×月に、□□の作品だと思って買って、
   その後、●●という理由で偽物だとわかりました”って説明されてて。
   偽物を見る事で、本物が何かを本物を見る以上にわかるんだよね。」

ロンドンでパスポート盗られ1ヶ月ヒマだった時には、
毎日通い詰めていたそう。すると、学芸員から声をかけられ、
展示されていない作品まで見せてもらえたとか!

杏子「ギターも弾かれるんですよね?バンドやりましょうよ(笑)」

山田「学生の時ね!でももう無駄だなーって。
   時々みうらじゅんとやってますよ(笑)

杏子「みうらさんもギターですよね?」

山田「そう。そこに最近、そこに安齋さんがプロの人巻き込んで
   ドラムは古田たかしさんだし、小野瀬雅生さんがサイドギター!
   もうさ、申し訳なくてさ(笑)」

9月ころに毎年行われる『服部緑地RAINBOWHILL』に
勝手に観光協会Zとして出演されています。

今後やってみたいことは、、、

山田「俺さ、老後の楽しみでとっておいた茶道、書道とか
   このままだとやらなくなりそうだよ。」

杏子「私もやりたい!一緒にやりましょうよ」

山田「じゃあ、希望はくずし字が読めるようになりたい。
   あ、あと、植物の名前知らなすぎるから、知りたい。
   花鳥風月の、”花鳥”をなんとかしたい!
   日本人としてまずいでしょ!」

そんな山田さんの Spice Of Life は、”葉”!

山田「葉っぱが好きっていうと、誤解されるんだけど(笑)
   俺、タバコとお茶が大好きで。
   これから、植物の名前覚えたいし、
   葉っぱと共に人生過ごそうかな、って!」

5週にわたり、ありがとうございました!

M1. ブライト / 福耳
M2. I Talk To The Wind / King Crimson
M3. Starless / King Crimson