JAZZ界のスターが題材となった映画が先週と来週2本上映ですので、本日はそちらの映画にまつわる音楽を特集しました。
まず、1つは舞台がヨーロッパ。
大戦中のナチスのジプシー弾圧に抵抗したジャンゴ・ラインハルトの劇映画『永遠のジャンゴ』から、
1曲目は映画で使用されているザ・ローゼンバーグ・トリオが再演奏したジャンゴの代表曲「マイナー・スウィング」を聞いていただきました。
そしてもう1つの映画、舞台はニューヨーク。
妻に殺されたリー・モーガンを追ったドキュメンタリー『私が殺したリー・モーガン』のテーマ曲ともなっている「サーチ・フォー・ザ・ニュー・ランド」でした。
この曲はリーの代表曲ともなった「ザ・サイドワンダー」の大ヒットの陰で2年間“お蔵入り”となっていたそうです。
(★ジャケット写真:収録アルバム『2サイズ・オブ・M』ユニバーサルミュージック UCCU1557/8)
3曲目は再びジャンゴ・ラインハルト、先ほどの「マイナー・スウィング」の本人演奏です。
ジャンゴ本人とフランスのホットクラブ5重奏団(g+vln+2g+b)、プラス、ステファン・グラッペリが参加。
戦前、1937年のライヴ演奏でした。
4曲目はその後終戦迎え、戦後のホットクラブ5の演奏。
曲はフランス国家「ラ・マルセイエーズ」を変奏した「エコーズ・オブ・フランス」でした。
5曲目はリー・モーガンの「ヘレンの儀式」をお届けしました。
ヘレンというのが、このリーを愛し、ドラッグから更生させ、そして殺してしまった妻の名前です。
6曲目は「ダット・デア」。
リー・モーガンがテナーサックス奏者のウェイン・ショーターと共にアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーに在籍していた時の演奏です。
(★M3と同アルバムに収録)
最後はリー・モーガンの最大ヒットの代表曲「ザ・サイドワインダー」。
誰もが知るリーの表部分、派手なジャズ・ロック・ナンバーです。
来週はフランク・シナトラのお誕生日!
…ということで、シナトラとその仲間たちを特集します。
お楽しみに♪