ゲスト:尾原和啓(IT批評家)
「生き残る種とは、変化に最もよく適応したものである」byダーウィン
尾原和啓さんの最新刊「モチベーション革命」
やれゆとりだ、やれ草食だ、と揶揄のニュアンスをこめた云われ方をする現代の若い世代。彼らより年長世代である尾原さんもかつては彼らをそういう目で見ていた。
日本の戦後経済成長の原動力になっていたのは、少しでも豊かになりたいというハングリー精神、飢餓感、渇望感。大前提として「乾いている」状態があった。
しかるに21世紀の日本。モノも情報も一通り行きわたっている。「乾いていない」。
そう、大前提そのものが全く違うのである。したがってそこでのモチベーションの在り方も革命的に変化している。それを正確に把握しなければこれからの時代を担う世代のやり方は理解できない。逆に言えばそれを正しく理解し扱うことができれば、世の中を動かすドライブ力は大きく加速してゆくことになるだろう。
AIの急速な進歩に伴い、大半の仕事はなくなるともいわれる。テクノロジーの進歩がもたらす未来の形とそこでの人間の生き方。
キーとなるのは、誰に何と言われようと自分はこれが好き、といういわば偏愛によるモチベーションである。
「これこそが 人を人とし たらしめる
芯になるもの 今だからこそ」
P.S.「屯田兵」として様々なフィールドを切り開くことを実践する尾原さん。バリ島を拠点とする生活も含め、自らが機動力をもってモデルケースになるやり方、説得力があります。