古くから足袋職人が愛したソウルフード、行田市の、『行田足袋とB級グルメ』

放送後記

日本遺産。
その裏には数々の歴史的なドラマ・魅力的なストーリーが隠されています。
JAPAN HERITAGE~ラジオ日本遺産~。

今回は、「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち 行田」と題した
埼玉県の日本遺産の中から、行田市の、『行田足袋とB級グルメ』をご紹介しました。

行田市が誇るB級グルメをご存知でしょうか?
「フライ」 と 「ゼリーフライ」です。

「フライ」といっても揚げ物ではありません。
鉄板の上で水溶き小麦粉を薄く焼いた鉄板焼きの事。
クレープのように薄いながらもふんわりした食感のお好み焼きのような食べ物です。


ネギやお肉、卵などの具をいれ、お好みでソースやしょうゆダレを付けて食べます。

1枚300円ほどとお手頃な価格です。

安くて腹持ちが良い、また持ち運びも便利な事もあって、
昭和初期、足袋工場で働く女性たちに大当たり!

当時の足袋工場近くでは沢山のフライ屋さんが建ち並び、
お昼やおやつとして食べられていました。

そして「ゼリーフライ」。こちらは衣のついていないコロッケのような揚げ物。

中身は沢山のおからとジャガイモ。
小判型に整えて油で揚げ、ソースで味付けします。
お菓子のゼリーを揚げたものではありませんよ?
価格は1個100円位です。

豊富な食物繊維とモチモチした食感がたまりません。
明治後期頃には登場した食べ物ですが、
今でも行田市の大人にも子供にも大人気なおやつです。

その名前の由来は、小判の様な形から「銭(ぜに)フライ」と
呼ばれていたものがなまって「ゼリーフライ」になったのでは、と言われています。

行田市の人が昔から愛したソウルフード。
もしかしたら、この二つの食べ物があったからこそ
素晴らしい行田足袋が作られていたのかもしれませんね。

ぜひ、あなたも日本遺産へ。新たな日本の魅力を再発見してくださいね。