本日は隔月発売『ジャズ批評』202号 ~マイ・ベスト・ジャズ・アルバム2017~からのご紹介です。
ゲストMCに『ジャズ批評』編集部の星向紀をお迎えしました。
まず、1曲目はジャズ・オーディオ・ディクス大賞ヴォーカル部門金賞に輝いた、ダイアナ・クラール『ターン・アップ・ザ・クワイエット』。
オーディオ関係者が選ぶこちらの賞はでは実に11年ぶりのジャズ・スタンダード・アルバムとの事です。
曲は「ブルー・スカイ」をお届けいたしました。
2曲目はジャズ・オーディオ・ディクス大賞インスト部門金賞曲です。
フランスのドラマー、ジョルジュ・パッチンスキーがリーダーとなった『ル・ヴォヤージュ・サン・バガジェ』(邦題:荷物なしの旅)からです。
こちらのアルバムはピアノ・トリオ作品です。お届けした曲は「ラ・パルティシオン・ディシリー」でした。
(ジャケット写真:収録アルバム『ル・ヴォヤージュ・サン・バガジェ』キングインターナショナル KKJ128 )
3曲目は「マイ・ベスト~」でとても人気のあった作品、という事で選曲された大西順子『グラマラス・ライフ』から曲は「オールモスト・ライク・ミー」でした。
4曲目はカラブリア・フォーティ、10年ぶりの新作はコール・ポーター集『夜の静けさに』から、お届けした曲は「エニシング・ゴーズ』。
ジャズオーディオ大賞ヴォーカル部門で銅賞を受賞しています。
5曲目はCDショップのアンケートでとても話題のあったアルバムガブリエル・ラッチンの『イントロデューシング・ガブリエル・ラッチン・トリオ』。
ガブリエルはロンドンで活躍するピアニストです。
曲は「イット・ハド・トゥ・ビー・ユー」をお届けいたしました。
6曲目は2017年生誕100年で盛り上がったセロニアス・モンク。
彼がロンドンのスタジオに残したラスト・レコーディングからのソロ曲「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット」。
アルバム『コンプリート・ラスト・ロンドン・レコーディングス』に収録されています。
最後は星さんが選んだベスト・アルバム2017です。
NYで活躍する若きピアニスト、大林武司とユリシス・オーウェンズJrによって結成された、ニュー・センチュリー・ジャズ・クインテット。
最新アルバム『ソウル・コンヴァージョン』から、キャノンボール・アダレイのブルース・ナンバー「スポンテニアス・コンバッション」を聞いていただきました。
来週はジャズ・レーベル、コンコード・ミュージック・グループのコンサルタント青野浩史さんをゲストMCにお迎えして、最新コンコード・ミュージックをご紹介していきます。