東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」。
東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台だと言われています。
「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、
「スマイルピアノ500」という活動です。
みなさんのご協力により、合計56台のピアノを届けることができました。
ピアノをお譲り頂いた皆さん、ありがとうございます。
昨年最後にピアノをお届けしたが11月8日、岩手県釜石市でした。
昨年の7月頃に完成した新居にお届け。
当日は、クレーンでピアノを吊るして2階へ運び、
無事、所定の場所に設置できました。
ピアノの搬入には、ピアノをトラックに積んで移動。
クレーンを使って2階に運ぶなど、様々な状況が考えられます。
こんな時、気になるのが天候です。
空を見ながら「雨が降りそうだから急ぎましょう」なんてことも、
実際にありました。
「ピアノを雨に濡らしたくない」「安全に搬入したい」
そう思うと、搬入日のお天気がとっても重要になるんです。
安全にピアノを搬入するために、
どうしても路面状況が悪い冬の時期、今の時期は、
お届けをお休みさせていただいています。
今年は3月にからお届けを再開しようと思っていますので、
もう少しお待ちくださいね。
私が「スマイルピアノ500」の活動を発表したのは、
2011年4月9日のコンサートでした。
そして、2011年9月7日に初めてのピアノをお届けできました。
お届けしたのは岩手県山田町でした。
震災から、およそ半年。
大変な思いをされている近隣への音漏れを配慮して、
生ピアノではなく、電子ピアノを希望されたんです。
ピアノのお届けは、ご家庭だけではなく、
学校などの施設にも届けさせていただきました。
ご家庭に置くことのできない、コンサートホールなどに置くサイズのピアノは、
学校などの施設へお届けしています。
最初にグランドピアノをお届けしたのは、
岩手県陸前高田のピアノ教室でした。
当時、プレハブで教室を再開されるということだったので、
初めてのグランドピアノをお届けすることに。
先生方、生徒さん、ご家族の方みんなで、
玄関のドアを外したり、ピアノを持ち上げたり、ネジを締めたり、
巨大なグランドピアノは無事に搬入できました。
2015年11月には、岩手県大船渡市立大船渡中学校へ、
グランドピアノをお届け。
お届けしたピアノでスマイルピアノコンサートを開催。
ゲストにシンガーソングライターの八神純子さんが駆けつけてくれました。
今までに、8台のグランドピアノをお届けしてきました。
大きなサイズのグランドピアノだったので、
学校や施設などにお届けをしてきましたが、
ご家庭でもグランドピアノのご希望があるんです。
なるべく、ご希望のピアノをお届けできればと思っています。
もし、ラジオをお聞きの方で「ちょうどいいサイズのブランドピアノ」を
譲ってくださる方がいれば、番組、または、西村由紀江のホームページまで
お知らせください。
http://www.nishimura-yukie.com
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番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。
メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。
「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。
お待ちしています!
あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。