東北の被災地に、ピアノとピアノの音を届ける活動「スマイルピアノ500」。
東日本大震災で失われたピアノの数は、およそ500台だと言われています。
「失われたピアノとピアノの音を届けたい」という気持ちから始めたのが、
「スマイルピアノ500」という活動です。
今までに、合計57台のピアノを、
震災でピアノを失ってしまった方のご家庭や学校などに届けてきました。
毎回、ご家庭で眠っているピアノを譲っていただき、
そのピアノを、震災でピアノを失ってしまった方に届けてきましたが、
今回お届けしてきたピアノは、ちょっと特別。
番組でもお話しましたが、テレビ番組『白の美術館』に出演した際に、
白いピアノに12色の絵の具でペイントしました。
そのカラフルなピアノをお届けしてきたんです!
お届け先は、福島県いわき市の幼稚園。
被災で園舎を失い、2017年に移転先で再開したそうです。
当日は、いいお天気で、
幼稚園に近づくと子供たちの元気な声が聞こえてきました。
ピアノを積んだトラックが到着すると拍手が湧きます。
ピアノを運んでくださったのは、
いつも「スマイルピアノ500」で、お世話になっている
ピアノ調律師の遠藤さんと息子さんたち。
粋なはからいで、ピアノに白い布をかぶせたまま教室に運んでくれました。
所定の場所にピアノを置いて、いよいよピアノのお披露目です。
布をとるとカラフルなピアノが現れ、
大きな歓声と共に子供たちがピアノに駆け寄ってきました。
しばらく、お触りタイム(笑)
色や手触りが興味を引き「この色、きれいね」などと話しかけてきます。
子供たちにはドラえもんの歌を歌ってもらいました。
足を踏み鳴らしたり、一回転したり、子供たちは大はしゃぎ。
カラフルなピアノを喜んでくれたようです。
今回お届けした白いピアノは、
今年の1月にいわき市でお仕事をご一緒した
青森の調律師さんから譲っていただきました。
現在、白いピアノというのは貴重で、実は、なかなか無いんです。
基本は、黒いピアノなので、白いピアノというのは特別注文になります。
なので白いピアノというのは、貴重なんです。
テレビ番組『白の美術館』の企画だったピアノのペイント。
12色に彩られた白いピアノは、「子供たちに届けたい」という希望通り、
福島県いわき市の幼稚園に届けることが出来ました。
番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。
メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。
「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。
被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、震災でピアノを失った方、またピアノを譲って下さる方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。
お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com
あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。