毎週水曜日は「NY Future Lab」。
今月のテーマは
《プレゼント》
まず、今週NYのZ世代・ミレニアル世代の4人に聞いたのは
『NYのクリスマス』について。
人種や価値観の多様なアメリカでは、
「メリークリスマス!」とは言わない傾向になってきているようで…!?!?
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綿谷エリナ「綿谷エリナのOn The Planet 。この時間は【NY Future Lab】です」
シェリーめぐみ「ニューヨークのミレニアル世代と Z 世代が気になっている話題をみんなでおしゃべりする【NY Future Lab】。今日登場してくれるのは?」
メアリー「メアリーと申します」
キサラ「キサラです」
ミクア「ミクアです」
テツ「テツです」
4人「Welcome to New York Future Lab!!!」
(左からテツ、メアリー、キサラ、ミクア)
綿谷エリナ「今週もニューヨーク在住のジャーナリストで Z 世代とミレニアル世代評論家・シェリーめぐみさんと電話がつながっています。シェリーさん!」
シェリーめぐみ「エリーさん、こんばんは!いよいよ12月になりましたね」
綿谷エリナ「ね~。もう師走!はやいはやい。」
シェリーめぐみ「ね~。未来がどんどんやってくるという感じなのですが、 今月もジャパンとニューヨーク一緒に、これからの時代・未来を一緒に考えましょうということで。
今月は、新たに Z 世代にミレニアル世代が加わりました!26歳のテツが加わって Z 世代の女子3人と一緒に4人でお届けするのですがキサラ、ミクア、テツ、この3人は両親のうち一人が日本人。
メアリーは日本が大好きで日本語を勉強しているロシア系のアメリカ人なんですよ。普段は英語しか話していない彼らが一生懸命日本語で話してくれてますよ。」
綿谷エリナ「はい。そして今月のテーマの発表をお願いします」
シェリーめぐみ「はい。 クリスマスがあるのでテーマは
【プレゼント】にしました」
綿谷エリナ「うーん、 気になる!」
シェリーめぐみ「一週目の今日は、プレゼントの話の前に、まずニューヨークのクリスマスがどんなクリスマスのかという話から始めたいなと思います」
キサラ「私のクリスマスは家族と一緒に集まる日で、いろんな美味しいものを食べます。ターキーも食べたり、家族とファミリーゲームをして遊んだり、みんな家族とCatch Up…」
シェリーめぐみ「久しぶりに親戚の人と会ったりするのかな」
キサラ「あーそうです」
ミクア「クリスマスの時は普通は学校はないし、お父さんとお母さんも仕事がないから、家族みんなでリラックスして音楽とか聞く。そしていろんなとこ行って楽しいと思う。起きたばかりの時にプレゼントをを開けて・・・」
シェリーめぐみ「クリスマスの朝にみんなでプレゼントを開けるのね」
ミクア「はい。そして夜になるとタイムズスクエアに行って。クリスマスツリー、ロックフェラーセンターにでっかい木があります」
シェリーめぐみ「日本でも有名なんだよ、ロックフェラーセンターのクリスマスツリー」
ミクア「え?ほんと?すごい」
テツ「私は家族がみんな日本にいるので家族とは集まれないけれど、クリスマスの日の前は会社でクリスマスパーティーをします。ワインとかチーズとかケーキとか食べて飲んで」
メアリー「私はクリスマスをお祝いしません。クリスマスは1月にお祝いします」
シェリーめぐみ「あーそっかロシア人は・・・カレンダーが違うからね」
メアリー「でも私religious(宗教的)じゃないので・・・なので1月でもお祝いしません(笑)
その代わりお正月はお祝いします」
綿谷エリナ「みんなバラバラ!」
シェリーめぐみ「ニューヨーカーは同じクリスマスといってもいろいろでしょ?基本はアメリカのクリスマスっていうのは家族と過ごす日だということはみんな聞いたことあると思うんですけど、おいしいもの食べたいとか。プレゼントあげたりとか、キサラが言ってたみたいに街のイルミネーション見に出掛けたりとか。
ちなみに話に出てきたロックフェラーセンターのクリスマスツリー今夜これから点灯式なんです。」
綿谷エリナ「おー、タイムリー!」
シェリーめぐみ「これで「クリスマス全開!!!」という感じになるのです。ちなみにどこの会社でもオフィスでパーティーをするんですよ。日本でもやるのかな?」
綿谷エリナ「何かしらやりますよね。タイトルは様々な気がしますけど、忘年会とかクリスマスパーティーとか、何かしら集まってワイワイやりましょうというのはやっている様ですよね」
シェリーめぐみ「そうですかね。でね、 ロシア人のメアリーはクリスマスを祝わないと言っていたじゃないですか。アメリカ人に比べてロシアでクリスマスを祝う人はかなり宗教的な人だけみたいなんですよ。歴史的な事情もあると思うんですけど。
だけどメアリーに限らずニューヨークにはクリスマスを祝わない人、少なくないです。キリスト教徒じゃない人もいっぱいますからね。でこの時期のアメリカはクリスマス以外にもいろんなホリデーがあるんですよね。例えば Jewish、ユダヤ人はクリスマスと同じ時期に『ハヌカ』ていうかなり盛大なHoliday かあったり、あと New Year、 お正月も一つのホリデイと考えると、本当にホリデイが多いシーズンなんです。
でも、相手が本当にクリスマスを祝うかどうかというのは、一見しただけではわからないじゃないですか。だからメリークリスマスって言っていいのかな?っていう時にとっても便利な言葉があるんですよ。」
綿谷エリナ「おお、というのは?」
シェリーめぐみ「"Happy Holidays!!!" 聞いたことあるでしょ?」
綿谷エリナ「あー!最近カードでも" Happy holidays" って書いてありますね」
シェリーめぐみ「でしょ?その"Happy Holidays"に関しても事情を教えてもらいました」
キサラ「"Happy Holidays" っていうのは全体のことでシーズンのことだから "Happy holidays" はDecember 1st(12月1日)になったらみんな言ってます。
そしてクリスマスイブとクリスマスになったら、みんな"Merry Christmas"って言ってます」
テツ「アメリカとニューヨークは色々な人がいるから、 Muslim(イスラム教徒)の人とJewish(ユダヤ教徒)の人、色々な人がいるからクリスマスはしないけど12月は一年の終わりだから、みんな休憩して家族と集まってちょっといい気分で」
シェリーめぐみ「みんなお祭りな気分で、みんな何かを祝うんだよね」
テツ「はい」
ミクア「アメリカの学校って全体的にクリスマス、別に Celebrate しなくてもみんながその日に休みがあるからJewishでも違うReligion(宗教)でもそれがホリデイだと思う」
綿谷エリナ「なるほどね~」
シェリーめぐみ「"Happy Holidays"っていうのは12月になったらすぐ使えるんですよ。Merry Christmasの方は、クリスマスイブか クリスマスで24日と25日使うってキサラが言ってましたけど、まあ大体そんな感じです」
綿谷エリナ「近くなってからですよね確かに」
シェリーめぐみ「"Happy holidays" は新年も含めてあらゆるホリデイをお祝いするから、だから "holidays"って 複数形になるんだけれども、ニューヨークではかなり前から"Happy holidays" を使うことが多いんですね。
さっきエリーさんが言ってたみたいに、アメリカ人はちょうど日本の年賀状的な感じでカードを贈る習慣があるわけなんですけれども、これも”Merry Christmas”と書くより "Happy holidays" と書く方が圧倒的に多い感じがしますね
綿谷エリナ「そうなんですね~。そっか…」
シェリーめぐみ「最近日本でもダイバーシティ、多様性って言葉が知られてきてますけれども、私はこの"Happy Holidays"こそダイバーシティの象徴なんじゃないかと思いますね」
綿谷エリナ「確かに。 みんなにとって通じる言葉になりますもんね。」
シェリーめぐみ「そうそう。 日本にもクリスマスを祝わない人は普通にいると思いますけれども、みんなが同じ時期に休んでゆっくりするってのがホリデイだってことになればみんな日本人も含めて世界共通になるのかなと思うので、"Happy Holidays" 、使ってみて欲しいなと思います」
綿谷エリナ「そうですね。"Happy Holidays" 簡単だし覚えやすい。
なるほどね~面白かった。知らないことも結構ありました。
そして来週のNY Future Labはいよいよプレゼントの話になるのかな?」
シェリーめぐみ「いろんな人たちがいるからいろんなプレゼントの話になるんだけれども、みんながどんなものが欲しいのかなという話から聞いてみたいと思いますよ」
綿谷エリナ「どのくらいの価格のものが欲しいのかとか、使えるものが欲しいのかとか、、、Z世代、ミレニアル世代、色々気になりますね。どんな思いで皆さんリクエストしてくれるのでしょうか。
そして4人に、あるいはシェリーさんに質問もお待ちしておりますので気軽にメッセージ送って下さいね。」
シェリーめぐみ「お待ちしていますよ」
綿谷エリナ「ということでシェリーさん、今週もありがとうございました!」
シェリーめぐみ「ありがとうございました。」
綿谷エリナ「 NY Future Lab、来週もお楽しみに…」