デビュー当時、大変お世話になった、
ふくしま 磐梯熱海温泉「ホテル華の湯」の社長、菅野豊さんと再会。
平成元年、ホテル華の湯がオープンする時のイメージソングを
書かせていただきました。
「これからは女性の時代。温泉旅館も女性が心地よく過ごせて、
気持ちが華やぐ、そんな旅館でありたい」という思いから、
菅野社長が私の曲を採用してくださったんです。
いつか、お会いする機会があればと思っていた折、
昨年の秋に、福島県郡山市の逢瀬ワイナリーでコンサートをした時に、
「ホテル華の湯」の皆さんが会いにきてくださいました。
その時、いつか「ホテル華の湯」で演奏できたらと話していたら、
早々に実現。
菅野社長の旭日双光章の受賞記念祝賀会で、演奏することに。
日本の勲章の一つ旭日双光章は、
国際的に高い評価を得た企業経営者の方などが授与される勲章で、
菅野社長は、観光事業振興などに貢献した功績が認められ受賞。
その式典と祝賀会が、10月6日に「ホテル華の湯」で行われ、
午前と午後の2回、祝賀コンサートで演奏。
菅野社長に会えた事も嬉しかったけど、
東日本大震災以降、福島県で生産された食材の安全性を訴えるため、
60種類以上の県で生産された食材を使ったメニューを開発するなど、
尽力されたことが認められて嬉しかったです。
ということで今回は、菅野社長とお電話とつないで
旭日双光章受賞のお祝いと
震災当時のお話を伺いました。
菅野社長は、東日本大震災以降、
福島県で生産された食材の安全性を訴えるため、
60種類以上の県で生産された食材を使ったメニューを開発。
ビュッフェダイニングで使用する野菜の85%は、県産にこだわりました。
これらの取り組みが、東日本大震災からの復興へ食の面で貢献したとして、
農林水産省などが共催する「フード・アクション・ニッポンアワード」を受賞。
被災地、浪江町(のご当地グルメ「なみえの太っちょ焼きそば」を
浪江町以外では、いち早く実演コーナーで提供するなど、県産品をPR。
栄養バランスを考えたメニュー構成、食材廃棄量を、
前年の約半分に抑えたことなどが評価されました。
また、福島県内の旅館では初となる企業内保育園を開園し、
子育て世代の新規雇用や元従業員らの服飾など人材を確保。
ほかにも、日本観光旅館連盟東北支部連合会長として、
会員に資質向上を呼び掛けるとともに中央とのパイプ役として、
積極的に意見や要望などを集めて発言をするなど、
課題の解決に取り組んできました。
福島県の旅館ホテル生活衛生同業組合の理事長に就任中に
東日本大震災が発生。
避難指示が出された地区以外で、
避難者や被害救助ボランティアなどの受け入れに取り組みました。
また、震災による風評被害で旅館営業が困難とされる状況で、
東京電力との損害賠償の交渉を理事長として重ね、
各旅館の危機を救ったそうです。
番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。
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あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。