2019年11月2日

西村由紀江のSmile wind

デビュー当時、大変お世話になった、
ふくしま 磐梯熱海温泉「ホテル華の湯」の社長、菅野豊さんと再会。

平成元年、ホテル華の湯がオープンする時のイメージソングを
書かせていただきました。

「これからは女性の時代。温泉旅館も女性が心地よく過ごせて、
気持ちが華やぐ、そんな旅館でありたい」という思いから、
菅野社長が私の曲を採用してくださったんです。

いつか、お会いする機会があればと思っていた折、
昨年の秋に、福島県郡山市の逢瀬ワイナリーでコンサートをした時に、
「ホテル華の湯」の皆さんが会いにきてくださいました。

その時、いつか「ホテル華の湯」で演奏できたらと話していたら、
早々に実現。

菅野社長の旭日双光章の受賞記念祝賀会で、演奏することに。

日本の勲章の一つ旭日双光章は、
国際的に高い評価を得た企業経営者の方などが授与される勲章で、
菅野社長は、観光事業振興などに貢献した功績が認められ受賞。

その式典と祝賀会が、10月6日に「ホテル華の湯」で行われ、
午前と午後の2回、祝賀コンサートで演奏。



菅野社長に会えた事も嬉しかったけど、
東日本大震災以降、福島県で生産された食材の安全性を訴えるため、
60種類以上の県で生産された食材を使ったメニューを開発するなど、
尽力されたことが認められて嬉しかったです。
  
ということで今回は、菅野社長とお電話とつないで
旭日双光章受賞のお祝いと
震災当時のお話を伺いました。

菅野社長は、東日本大震災以降、
福島県で生産された食材の安全性を訴えるため、
60種類以上の県で生産された食材を使ったメニューを開発。
ビュッフェダイニングで使用する野菜の85%は、県産にこだわりました。

これらの取り組みが、東日本大震災からの復興へ食の面で貢献したとして、
農林水産省などが共催する「フード・アクション・ニッポンアワード」を受賞。

被災地、浪江町(のご当地グルメ「なみえの太っちょ焼きそば」を
浪江町以外では、いち早く実演コーナーで提供するなど、県産品をPR。

栄養バランスを考えたメニュー構成、食材廃棄量を、
前年の約半分に抑えたことなどが評価されました。

また、福島県内の旅館では初となる企業内保育園を開園し、
子育て世代の新規雇用や元従業員らの服飾など人材を確保。

ほかにも、日本観光旅館連盟東北支部連合会長として、
会員に資質向上を呼び掛けるとともに中央とのパイプ役として、
積極的に意見や要望などを集めて発言をするなど、
課題の解決に取り組んできました。

福島県の旅館ホテル生活衛生同業組合の理事長に就任中に
東日本大震災が発生。

避難指示が出された地区以外で、
避難者や被害救助ボランティアなどの受け入れに取り組みました。

また、震災による風評被害で旅館営業が困難とされる状況で、
東京電力との損害賠償の交渉を理事長として重ね、
各旅館の危機を救ったそうです。



番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

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「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
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あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。エピソードと一緒にご紹介します。

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http://www.nishimura-yukie.com

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。