毎週水曜日は「NY Future Lab」。
今月のテーマは
《プレゼント》
今週NYのZ世代・ミレニアル世代の4人に聞いたのは
『クリスマスにほしいもの』『クリスマスプレゼントの金銭感覚』について。
Z世代の4人に聞くと、欲しいのは「モノ」では無いようでした!
一方で、プレゼントをあげる立場になると悩むこともあるようで・・・?
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綿谷エリナ「綿谷エリナのOn The Planet 。この時間は【NY Future Lab】です」
シェリーめぐみ「ニューヨークのミレニアル世代と Z 世代が気になっている話題をみんなでおしゃべりする【NY Future Lab】。今日登場してくれるのは?」
メアリー「メアリーと申します」
キサラ「キサラです」
ミクア「ミクアです」
テツ「テツです」
4人「Happy Holidays from New York City!!!!」
(左からテツ、メアリー、キサラ、ミクア)
綿谷エリナ「今週もニューヨーク在住のジャーナリストで Z 世代とミレニアル世代評論家・シェリーめぐみさんと電話がつながっています。シェリーさん、Happy Holidays!」
シェリーめぐみ「Happy Holidays、エリーさん!
今月も始まりましたね。そしてクリスマスも近づいてきました。
今月もジャパンとニューヨーク一緒に、これからの時代・未来を一緒に考えましょう。
ミレニアル世代のテツ、Z世代のメアリー、キサラ、ミクアでお届けします。」
綿谷エリナ「はい。12月のテーマは『プレゼント』ということで、先週は『この時期のアメリカ』についてお話をしてもらいました。クリスマス以外にもいろんな宗教の方がいらっしゃるけど、みんな何かしらお祝いをする時期で、さらに『一年の終わりは家族でゆっくりする』のが通例である、というお話をしてもらいました。
さて、今週はどんなテーマなのでしょう?」
シェリーめぐみ「今週はクリスマスに欠かせない『プレゼント』の話をします。みんながクリスマスプレゼントとして何が欲しいか、という質問から聞いてみたんです。これが結構意外な答えなんですよ」
綿谷エリナ「ええ?そうなの?」
テツ「プレゼントもらうのは好きだけど、靴下と手袋と、冬の帽子が欲しい。クリスマスになったら寒くなるから、温かいプレゼントをもらうのがうれしいです。」
メアリー「私は毎年、何が欲しいかわからない。友達や家族と時間を過ごしたい。それだけです。モノとか考えられない」
シェリーめぐみ「もらわないの?」
メアリー「もらうことはあります(笑)」
シェリーめぐみ「去年何もらった?」
メアリー「カメラ。新しいカメラをもらった」
シェリーめぐみ「キサラは?」
キサラ「私も本当にわかりません。けど、家族が今、みな日本にいて、ずっと会ってないから、家族が帰ってきて、一緒に過ごせたらそれだけですごく嬉しい。
スピーカーとかもらえたらそれもいいかなって思ったけど(笑)」
シェリーめぐみ「こういうデータがあってね、Z世代・ミレニアル世代の一番欲しいクリスマスプレゼントNo.1は何だと思う?」
テツ「お金ですか?」
シェリーめぐみ「あたり!!!」
テツ「イエーイ!」
シェリーめぐみ「やっぱりそう?」
ミクア「お金だったら自分で好きなもの買えるから。お金と、あとギフトカードとか、そっちのほうが簡単だと思う。何が欲しいか分からないから」
テツ「一番楽なギフトですよね」
メアリー「一番つまらないギフトでしょ?」
一同「(笑)」
ミクア「お金あげるのは、そんなに考えていない。クリエイティブじゃないし、
I thought of you…?誰でもあげれるからね。」
シェリーめぐみ「みんな意外と何が欲しいか分からないって言ってましたね。
子どものころはみな〇〇が欲しい、とサンタさんにお願いしたりするけど、
大人になってからはプレゼントもらうよりは、家族や友達と過ごすほうが嬉しい、んだけど、何かもらえるのはわかってるし、それはそれで嬉しいかな、みたいな(笑)」
綿谷エリナ「Z世代の特徴でもあるんでしょうね。モノではないんでしょうね。だったら要らないモノよりはお金の方が良い、ってすごく現実的!(笑)」
シェリーめぐみ「そうね。これも面白くて、もらうほうはお金、嬉しいんだけど、贈ってる方が何かつまらないって思われるんじゃないか?考えてないって思われるんじゃないか?とか、クリエイティブな世代だから、そういうことを気にしてしまって贈れない、みたいなね」
綿谷エリナ「大変!(笑)」
シェリーめぐみ「そう、そんな中、クリスマスプレゼントをあげるのはやっぱり大変なんだな、って思ったんですけど、ちょっとこんなデータを紹介します。
『アメリカ人が今年クリスマスのために使うお金』。一人平均1,000ドルとちょっと、日本円で10万円ちょっとなんですね。」
綿谷エリナ「おお~!」
シェリーめぐみ「そのうちプレゼントは660ドル、まあ7万円くらいですよ。結構使うと思いません?」
綿谷エリナ「でも、ドイツもそうですけど、家族全員のプレゼント買ったら大人だとそれくらいの額になっちゃうかも?って気はします」
シェリーめぐみ「そうなんです。ちょっとそのあたりの話もしてもらっているので、聞いてみてください」
キサラ「クリスマスの前には、お母さんはお買い物するのは結構大変だと思う。
プレゼントとかみんなにあげて…」
シェリーめぐみ「何人くらいにあげるの?」
キサラ「15人くらいだと思う」
いや、20人くらいだと思う。友達と家族、お父さんの家族、お父さんのお友達、お母さんのお友達…結構いると思う」
シェリーめぐみ「一人一人に別のものを買うんでしょ?」
キサラ「うん。それを考えるのが大変だと思う。結構お金かかるし。だけどみんなプレゼントをもらうのに期待しているから、買うこともあげることも大切だと思っている」
ミクア「私は今年は結構お金使っちゃうかもしれない。$300 overいっちゃうかもしれない…。お母さんとかにはキッチン用品、お兄ちゃんには本とか。」
シェリーめぐみ「メアリーはどうなの?」
メアリー「日本に行くので、いろんなお土産をあげます。いろんなお菓子とか、伝統的な皿とか…」
テツ「(僕は)面白いプレゼントを買います。ビールの帽子?帽子からビールが飲めるんです。Tubeが付いてて(笑)」
シェリーめぐみ「帽子の中にビールが入ってるの?(笑)」
テツ「はい(笑)」
綿谷エリナ「何そのおもしろグッズ(笑)」
シェリーめぐみ「ちょっと話題らしいんです。正確にはカウボーイハットとか、野球帽とかの両側にビールの缶が装着できるらしいんですよ。そこからチューブが出てて飲めるみたいな」
綿谷エリナ「(笑)」
シェリーめぐみ「オフィスのパーティとかでこういう笑えるギフトが使えるんです。
こういう笑えるギフトもあるんだけど、こういうものを、15人~20人って言ってましたけど、30人くらいに買ったりする人もいるわけで、お金がかかるわけだと…」
綿谷エリナ「一個一個はそんなに高くないんだけど、『塵も積もれば山となる』ってやつですよね」
シェリーめぐみ「そうそう。それを「この人はこういう趣味だから…」と考えていると本当に大変なんですよ。だから時間もかかって。そういう意味でクリスマスショッピングって大変なんです」
綿谷エリナ「そうですよね。クリスマスショッピングの『ああ…!どうしよう!まだお母さんのプレゼント、まだ買ってない…!ああどうしよう!!!妹の分が買えてない!!!』って、いつも定番の会話ですよね」
シェリーめぐみ「ドイツでもそうかな?今の時点で多分半分か2/3を終わっていればいいくらいかなって感じらしいんです」
綿谷エリナ「ああ、もうそれは優秀!」
シェリーめぐみ「だからこそ『お金とかギフトカードは楽だな』とあげる側は思うし、さらにもらう側としても『大人が欲しいもの』のトップもギフトカードらしいんだけど、それでもあげる方は『もらう人が何か良いものを期待しているんじゃないか?』と思っちゃうから、みんな一生懸命買い物をするんですって。
だからアメリカには『ブラックフライデー』『サイバーマンデー』という大型セールがあって、これがアメリカのカルチャーになっていて、お店によってはこの時期だけで年間の3~4割を売り上げるなんてところもあって。
アメリカの文化でもあって、経済にとっても重要だと、そういうことなんですね。」
綿谷エリナ「なるほどね~。で、日本のリスナーさんにも『今年のクリスマスプレゼント、予算は?』というアンケートを取っているんですよ。」
シェリーめぐみ「おお!」
綿谷エリナ「で、答えが…あ、いまですね、【5000円未満】【5000~10000円】【10000~30000円】が同率一位です!」
シェリーめぐみ「へ~!じゃあ結構使う人いるんだね」
綿谷エリナ「あとは【10万円以上】という人が続きます。お子さんがいらっしゃったりすると、お金がかかっちゃいますものね」
シェリーめぐみ「子供が欲しいものもiPad的なものになってきてるから、そうすると高いからね~」
綿谷エリナ「年齢によってはね。」
シェリーめぐみ「大変だなあ~。でも楽しい時間を過ごすためだから、、、頑張っていきましょう!(笑)」
綿谷エリナ「私はプレゼント選ぶの大好きですよ!」
シェリーめぐみ「選ぶの楽しいよね!でもプレッシャーがかかるとすごくつらいなという気がしています…!」
綿谷エリナ「Z世代が、そういう話をどう捉えているかとか、あとどんな風にプレゼントを買うのか、気になるなあ…」
シェリーめぐみ「そういう話を来週教えてもらおうかなと思っています!」
綿谷エリナ「わーい!楽しみにしています」
シェリーめぐみ「参考になるかな?」
綿谷エリナ「なるはず!じゃあシェリーさん、今週もありがとうございました。【NY Future Lab】、来週もお楽しみに…!」