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今月のテーマ:《プレゼント》
今週のトピックは『プレゼントをどう選び、どんな手段で買うか』。
<本記事を要約すると…>
・Z世代はクリスマスプレゼントもネットショッピングがメイン!
・アメリカの20~30代はコストパフォーマンスに敏感。ヴィンテージ、中古をプレゼントすることも当たり前に…
・モノより家族と過ごす時間が欲しい!
・ミレニアル世代は「クリスマス」をMagicalなものに「してもらう側」から「してあげる側」に変化しつつある
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シェリーめぐみ「ニューヨークのミレニアル世代と Z 世代が気になっている話題をみんなでおしゃべりする【NY Future Lab】。今週もこの4人が登場してくれます!」
メアリー「メアリーと申します」
キサラ「キサラです」
ミクア「ミクアです」
テツ「テツです」
4人「Happy Holidays from New York City!!!!」
(左からテツ、メアリー、キサラ、ミクア)
綿谷エリナ「今週もニューヨーク在住のジャーナリストで Z 世代とミレニアル世代評論家・シェリーめぐみさんと電話がつながっています。シェリーさん!」
シェリーめぐみ「エリーさん、Happy Holidays from New York City!!! あと一週間でクリスマスですね。
今週もミレニアル世代のテツ、Z世代のミクア、キサラ、メアリーでお届けしますよ。」
綿谷エリナ「12月のテーマは『プレゼント』。先週は選ぶのも大変!という話をしてもらいました。今週はどんな話をしてくれるのかしら?」
(先週分はコチラ⇒
https://park.gsj.mobi/news/show/61915)
シェリーめぐみ「まずはみんながプレゼントをどう選び、どこで買うのか聞いてみました」
キサラ「ほぼネットで買う。楽だし、いろんなものを売っている。安いのでAmazonが一番。
(アイデアはどこから?)Pinterest。クリエイティブなアイデアがたくさん載っているから」
ミクア「服だったら店舗で見る。H&M、ユニクロ、Superdry。ほかのものだったらネットで探して買う。去年はお父さんがパソコン買ってくれたけど、それはネット(で買った)。」
テツ「Amazon。靴下とか帽子とかはMUJIやユニクロで買う。ジュエリーはTiffanyとか、友達が作っているジュエリーもギフトで買います」
メアリー「大体Amazon、時々Etsy。EtsyはAmazonに似ているけど、ビジネスの規模はもう少し小さい。手作りでユニークなものが出ているから面白い。
もし店に行くなら、Urban Outfitters。服のほかにも面白いものが売っている。盆栽も売っている。一度買ったことあったけど、苦労しました(笑) I Killed Bonsai…」
綿谷エリナ「(笑)盆栽が枯れちゃったんですね」
シェリーめぐみ「枯らしちゃったって言いたかったんでしょうけどね(笑)盆栽みたいな面白いものをみんな一生懸命探していると。
で、やはり8割はネットで買うと言っていました。多いですか?」
綿谷エリナ「まあそんなもんかなって気がしますけどね~」
シェリーめぐみ「ですかね?
アメリカ人全体で見ると、ネットで買う人は2~3割と言われています。そこから考えると、ミレニアル世代・Z世代がネットで買う割合は高いかなと。特に、いまはスマホでの買い物も急増しているみたいです。
実はこのホリデイ・シーズンに合わせて、日本の会社も頑張っているな~!って思ったんです。
というのは、地下鉄に乗っていたら、楽天の広告を見ました。それから、メルカリや楽天がテレビでもCM打っているんですよ。これはアメリカでは今年が初めてじゃないかな?
Amazon一色のアメリカのネットショッピング業界に、日本企業がどう食い込んでいくのか注目です。
(シェリーさんのTwitterに画像が上がっています⇒
https://twitter.com/meguminy/status/1207335412244475904?s=20)
それから、
今年の傾向としてVintageのプレゼントをあげる人が多いことが挙げられます。
これは安いこと、新品をあげるよりエコだと、いうことで、パソコンやタブレットも中古でプレゼントをすることも、もう珍しくないんですよ。
知らない人も多いかもしれませんが、実はアメリカの20~30代のミレニアル世代は、
『アメリカの戦後史上最も貧しい世代』と言われているんです。
そういうこともあってみんなコストパフォーマンスには敏感になっています。」
綿谷エリナ「そうなんだ…。みんな知恵を絞ってユニークなものをプレゼントしているんですね」
シェリーめぐみ「そうなんです。けど、彼らからこんな本音も出ました」
キサラ「大人になった今、クリスマスプレゼントはそんなに大事じゃない。それより、家族と一緒にいられることの方が大事。」
シェリーめぐみ「だけど、みんなお金かけて、プレゼント買うじゃない?」
キサラ「それも楽しいから!それもPart of experience」
ミクア「小さいとき、クリスマスプレゼントは本当に大切だった。だから子どもたちには大切だと思うけど、今はトラディショナルで、『やった方が良いよね』っていうくらいの感じ」
テツ「子どものとき、クリスマスはMagicalだった。でも大人になった今、クリスマスは自分で努力して、Magicalで良い気持ちを作るようになった。子どものときはMagicalな気持ちをもらってきたが、大人はそれを作るのが大切。
でも今、私たちは20歳ちょっとでお金も時間も無い。この先もし子供ができたら、子どもにMagicalな気分をあげたい。そこでRoll(役割)がSwitchするのだと思う」
シェリーめぐみ「どうですかエリーさん?18歳のキサラと16歳のミクア、大人になりかけのZ世代にとってのクリスマスは子供のころのように、ただ楽しいだけではないっていうのが少し寂しい、とかね。わかるような気がしますよね…。
先週ミクアが言っていたように、お母さんが本当に大変な思いをしながらプレゼントを買い物しているのを見ているから、ちょっと心理的には微妙。
『伝統だから子供のためにやった方がいいか』と思ってやってくれてるんじゃないか、という気持ちになったりするみたい。
一方テツは彼女らよりも年上(26歳)だから
自分たちはお金も時間もないが、子どもにマジカルな気持ちをつくってあげる、それが大人にとってのクリスマスの喜びなのではないかと言っていました」
綿谷エリナ「本当にそうだと思います。子どもたちが目を輝かせている姿が大人にとって一番のクリスマスプレゼントですもんね。この気持ちは言葉や国境も関係ないのではないでしょうか」
シェリーめぐみ「そうだと思う。いまクリスマスを計画しているお父さんお母さんいると思いますが、マジカルなクリスマスになると良いなあ」
綿谷エリナ「なりますよ♪ 来週はどんな感じですか?」
シェリーめぐみ「来週はクリスマスの夜の放送です。NYのクリスマス・チャリティーについて特集します!」
綿谷エリナ「シェリーさん、4人に質問がある人は番組までお寄せください。
ということでシェリーさん、今週もありがとうございました。NY Future Lab、来週もお楽しみに!」
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