【健司が話す、ラジオと自分】第17回

「フレデリック百科事典 AtoZ」では、
フレデリックを改めて、そして新たに知る事のできる
「百科事典」を作ってみよう!ということで、
3月最後の放送までの毎回1つのアルファベットを基に
フレデリックのすべてを暴いていきます!
今回は・・・「R」



今日のアルファベットは【R】で始まる言葉…
「Rと言ったらこれでしょ!」と健司が選んだ言葉は?

■Radio(ラジオ)…無線通信により音声を送受信する技術。無線通信一般のこと、音声だけで配信される番組一般を総称して「ラジオ」と呼ぶことも。

健司:うちの家がTVよりもラジオを聴く家庭で。ご飯の時以外はTVだけど、それ以外はずっとラジオを流しているような家で、結構音楽中心のラジオをかけてたので、そこで聞いてた音楽とかが自分のルーツになってたりするなと思いつつ。
自分が「そっち側」で話すなんてまったく想像してなかったし、そういうところで喋れる人って元々話がうまい人達なんやろうなってずっと思ってたから。

インディーズでデビューして、プロモーションっていうのがあってラジオでDJさんと喋る!っていう時に、初めは滅茶苦茶緊張してたし、ゲストで出たにもかかわらず、自分の喋りたいことが全然喋れずにDJさんに助けてもらうみたいなことも一杯あって。
なんか、毎回、話せば話すほど自分ってほんま喋りヘタやなぁって思うようなことが多かったですね。
今、俺がこうやって1人喋りしているのとか、昔の自分だったら想像できんかったし。どうやってやったらいいのかとか、ノウハウもわからなかったらか只々がむしゃらにずっと喋ってたって感じやから。
元々、喋りが上手くて、人としゃべるのが好きでずっとやってたわけではなくて、「上手いこと話す」とか「順序立てて話を構成していく」みたいなのが得意ではなかったので。ひたすら、喋ってみて「あ、これ違うな」とか、「あ、ここ要らんかったな」とかを頭の中で構築しつつ喋りに至るわけですが。
俺がここで今喋れてるのはすごい進化やと思います(笑)。元々、そんなに喋るタイプでもなかったから。でも嬉しいですね。そういう機会を与えてもらっているというのはありがたいことですね。初めから完璧すぎるのも、成功しすぎるのも、人生としてどうなんだろうというのはあるから、やっぱり失敗を繰り返して、いろんな事に気づけて今があるというのは俺らしくていいなと思いますね。

あと、ラジオ業界に物申すじゃないんですけど。
俺、ゲストで出た時、一番最後に「じゃあ、ラジオの前の皆さんに一言!」みたいなくだりあるじゃないですか。
それが俺、いつもベストな答えが見つからんくて(笑)。「いや、それまでに俺けっこう伝えたいこと喋ったんやけど…。あ、でも、改めてってことかな!?」って思って。
みんなどうなんすかね!?
初めの方は、「(自分なりには色々言ったけど、)わかりにくかったから、ちょっともう1回改めてあなたの考えを教えて下さい」みたいなプレッシャーやと思っとって(笑)。
だから、「あ、俺、うまいこと喋れてなかったんや。スミマセン!」みたいな感じで話してた気がします。
でも、一番はじめ、上手く喋れなかった時はそこで自分の考えをまとめていえたので、そこがあったから真面目な部分もいけた、みたいな。
ゲストで出た回って、なるべくDJさんと楽しい会話をしたいみたいな気持ちもあるから、初めから真面目に行ってもしゃーないみたいな…。
初めから真面目に行き過ぎるのも良くないから、初めは打ち解けて、一番最後の「じゃあ、リスナーの皆さんに一言お願いします!」みたいなことを言われて、真面目なことを言えるみたいな。バランスを考えると、「アレって必要なんやな」、みたいなのがある。
でも、俺がゲストで出たときのバランスによって、「あ、ここの最後に一言、なくていいな」っていう瞬間はありますから、どうなんでしょうね…?
まぁ、その時のゲスト次第ですよね。俺は、全然不服ではないですけど…(笑)。

ラジオっておもしろいなぁ。喋りたいことを喋れるし、いま、俺らがおもしろいなって思うことも喋れるし、近況報告ができるのはすごいいいことやし。
俺は上京してるから、地元の宝塚で俺、でかい夢掴んでくるわ!って言って出てきた地元の人達に唯一見せられるのがラジオやテレビやったりするので。
こういう機会を与えてくれるのはすごいうれしいし、こうやって俺が上手いこと喋れてるようになってるのも、地元の人達からしたら「あ、頑張っとんねんな」って思って貰える機会になるんで。
これはSNSとかではわからないことなので、こういう機会を与えてもらってるのは嬉しいですね。

ほんとに、DJさんとか見てて、喋ることへの情熱とか技術とかほんとに素晴らしい人沢山いるし、「この人の声好きやな」っていうところから入って、その人に興味持つみたいのもあるから。
ほんとに奥深い業界やと思ってますので、そこに少しずつ入っていけてるのはすごい嬉しいので、三原健司単独ラジオを目指していけるように頑張っていきたい(笑)。
これからもどうぞよろしくお願いします!