【武が語る、フレデリックとプリンス】第18回

「フレデリック百科事典 AtoZ」では、
フレデリックを改めて、そして新たに知る事のできる
「百科事典」を作ってみよう!ということで、
3月最後の放送までの毎回1つのアルファベットを基に
フレデリックのすべてを暴いていきます!
今回は・・・「P」

1月最後の#レディビ!今日は高橋武の一人喋りでお送りしました!「ボケを誰も拾ってくれないなんて…!無音が怖い!」そうです。

18回目の今日のテーマは【P】で始まる言葉!

■Paiste(パイステ)…パイステは、1906年創業のスイスのシンバルメーカー。日本では、ジルジャン、セイビアンと共に、三大有名メーカーと称される。

武:シンバルのメーカーの話なんだけど(笑)。
10代の頃とか、このパイステのシンバルがめちゃくちゃ好きで。23,4ぐらいまではドラムのシンバルはずっとパイステだけを使ってたんですね。
20代後半を折り返した頃ぐらいから、他のメーカーのシンバルを使う用になっていったんですけど。気づいたら、今1枚もパイステを使っていないという!

20歳の頃から10年、結構セッティングって変わるんだなぁって思ってて。それって俺だけじゃなくて、他のフレデリックの3人もそうだと思うけど。
僕高校生の頃に、バンドの大会で一回、横浜アリーナに立たせてもらったんですけど、そこから考えてもセッティングって全然変わってるし…そういう比較もしていきたいですね。
僕はこのパイステってシンバルが極端にわかりやすいけど、この10年、みんなどう変わったのか、音の面を見ていくとおもしろそう。

■Prince(ぷりんす)…アメリカのミュージシャン。70年代にデビューし、80年代を一世風靡した。

武:フレデリックで影響を受けた音楽の話をすることって多いんだけど、プリンスの話をガッツリした記憶が俺はあんまりなくて、この機会にしてみようかと。

プリンスって、ファンクとかR&Bのバランスが聴きやすいじゃないですか。
特に70年代のファンクって、割と手数が多いものが多いけど、ビート感における手数が減っていってシンプルになって、その分シンセが入ってくるみたいな時代の流れがあったから、すごいフレデリックにおいてアレンジとか、色んな意味で吸収しやすいというか。
例えば、フレデリックがジェームス・ブラウンみたいなゴリゴリのファンクをバンドでやった時に、シンセが入るスペースが無くなりやすくなるから、そういう意味でプリンスの音楽っていうのは非常に参考にしやすいし、フレデリックが影響を受けている部分も多いと思います。
自分たちの糧になっている音楽の一つじゃないかなってすごい思いますね。

個人的に言えば、ジェームス・ブラウンとかめちゃくちゃ好きで。
もう、JBの1曲ずっと聞いて、それをひたすら叩いてるとか20代はずっとそういう練習ばっかりしてたんで影響は受けてるんですけど、フレデリックっていうバンドで考えた時に「バンドに還元しやすい音楽」っていうフィルターを通すとバンドにこっちのほうがよく合うとか色々あって。
僕の場合は、それがJBよりもプリンスだな〜ってすごい思いますね。