『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第198回

気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で 紹介している≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF) 今回は「ヘ」の付くアーティスト3回目


↑ ↑  坂崎さん!それ違いますよ!

『ヘヴィ・D(Heavy D.)』
★1967年5月24日ジャマイカ生まれ、ニューヨーク育ちの【ヘヴィ・D】
ことドゥワイト・アーリントン・マイアーズ。
幼少の頃からストリートでラップを始め、
幼なじみと【ヘヴィ・D&ザ・ボーイズ】を結成。
ちょっと小太り&愛嬌溢れるキャラクターでラップ・アーティストとしてだけ
ではなく、俳優としても数々の映画に出演し人気を博しています。
  ♪ナウ・ザット・ウィ・ファウンド・ラヴ(Now That We Found Love)
   /ヘヴィ・D&ザ・ボーイズ
   *日本では『元気が出るテレビ』の人気企画「ダンス甲子園」
    のテーマ曲として使われ話題になりました。
   *1991年・全米11位。
★マイケル・ジャクソン、ジャネット・ジャクソンなど多くのアーティスト達
から共演を依頼された【ヘヴィ・D】。
2011年にロサンゼルスの自宅で突然体調不良を訴え、
緊急搬送されたものの1時間後に亡くなっています。

『ペギー・リー(Peggy Lee)』
★1920年5月26日、アメリカ・ノースダコタ州ジェームズタウン生まれ。
本名ノーマ・デロリス・エグストローム。
歌手を志し17歳でロサンゼルスへ。
ベニー・グッドマン楽団専属歌手を皮切りに、歌手活動を中心に作曲家、
ラジオの音楽番組の司会者、そして女優など幅広いジャンルで活躍。
  ♪フィーバー(Fever)
   *歌手として最も知られるのが1958年に全米チャート8位を
    記録したこの曲。
★「ソフト・アンド・クール」と称された歌声で知られたペギー・リーですが、
約50年に渡る音楽活動の末、2002年1月21日、糖尿病と心臓発作の
合併症のため亡くなっています。(享年81歳)

『ベック(Beck)』
★1970年7月8日生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身(49歳)
のシンガーソングライター。本名はベック・ハンセン。
父親は、キャロル・キングの名盤『つづれおり』のアレンジャーをはじめ、
イーグルス、マイケル・ジャクソン、エルトン・ジョンなどのアルバムで
アレンジやオーケストラの指揮を担当した有名な音楽家
デヴィッド・キャンベル。
子供の時からカシオ製の電卓で作曲をしたり天才ぶりを発揮。
80年代半ば高校を中退。ヨーロッパを放浪し街角で演奏しながら
ミュージシャンとしての音楽性を確立。
1993年インディーズレーベルからアルバム『ゴールデン・フィーリングス
(Golden Feelings)』でデビュー。
その中からのシングル「ルーザー」がオルタナ系のラジオ局を中心に
大評判になり、これをキッカケにメジャーと契約。
1994年、メジャー第1弾のアルバム『メロウ・ゴールド(Mellow Gold)』
を発表。
このアルバムの1曲目に“改めて”収録された「ルーザー」が
全米のラジオ局でヘヴィローテーションの大ヒット。
アルバムもロングセラー(全米だけで100万枚以上のセールス)を
記録しています。
  ♪ルーザー(Loser)
★この大ヒット以降コンスタントに様々な音楽要素を取り入れた
アルバムを発表。
2015年にはアルバム『モーニング・フェイズ』が第57回グラミー賞で
「最優秀アルバム賞」を受賞。
そして昨年末には最新アルバム『ハイパースペース』をリリースしています。

『ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)』
★1981年、ミュージシャンで音楽雑誌の記者をやっていた
ニール・テナント(1954年7/10生まれ)と
音楽好きの学生だったクリス・ロウ(1959年10/4生まれ)が
ロンドンで結成した男性2人組。
1984年に「ウェスト・エンド・ガールズ」でデビュー。
しかし、その時は全く売れず、その後レコード会社を移籍。
1985年に、デビュー曲として出した「ウェスト・エンド・ガールズ」を
ポップにアレンジし直したバージョンが全英1位。
翌年(1986年)全米でも見事ナンバーワンに輝いています。
  ♪ウェスト・エンド・ガールズ(West End Girls)
★この大ヒットをきっかけに次々にシングル、アルバムをヒットさせている
【ペット・ショップ・ボーイズ】。
1987年、ニール・テナントが大ファンである“ダスティ・スプリングフィールド”
をデュエットに迎えた曲が大ヒット。
  ♪とどかぬ想い(What Have I Done To Deserve This?)
   *1987年・全英2位。1988年・全米2位を記録。
★この「とどかぬ想い」に続いて彼らがシングルとして選んだのが、
エルヴィス・プレスリーでおなじみの曲。
  ♪オールウェイズ・オン・マイ・マインド(Always On My Mind)
   *プレスリーが1972年にヒットさせた曲をカバー。
   *1988年・全英1位。全米4位まで上昇。
★そして、ヴィレッジ・ピープル「ゴー・ウェスト」のカバーバージョンは
2006年のFIFAワールドカップ(ドイツ大会)の試合終了と同時に
流されたことで、今でも数々のスポーツイベントで使われています。
  ♪ゴー・ウェスト(Go West) 
   *1993年リリース。ドイツで1位、イギリス、フランス、
    オーストリア、スイスでは2位を記録。
★昨年4月に約19年ぶりとなる単独の日本公演を行ない、
今年1月24日には通算14作目となるオリジナルアルバム
『ホットスポット(Hotspot)』が全世界同時発売されています。

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2020年3月4日(水)AM5時以降の予定です。
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