#47『I got rhythm 音楽が生まれる時』 概要と選曲リスト

是非これを見ながら聴いてください!


今月のテーマ:「彩りを添える効果音の魅力」(第3回:わたしが集めた効果音 フィールドワーク編)
パーソナリティ:鈴木裕介(ラジオ・パーソナリティ、効果音コレクター)

<番組のトーク・パート(概要)と選曲リスト>


― 今月は、「彩りを添える効果音の魅力」と題して、音楽に添えられた効果音や、日常のいろいろな空間から聴こえてくる音の世界を紐解いていきます。

今回は、「わたしが集めた効果音 フィールドワーク編」と題して、効果音コレクターとしても活動する鈴木裕介が、実際に録音した効果音をお送りします。

― 鈴木さんが初期の頃に録音したのは、自宅のキッチンの音。野外で録音する前に、音が少ない部屋の中で練習をした方がいいと言われており、それで音の鳴る電子レンジにマイクを向けてみたところ、意外といい音が録れました。
そして、この「ジー…チン」という音を、楽曲のビートに乗せたら面白いのでは?という発想に至りました。
 
1「Sunday kitchen」コブクロ
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 オンエアでは、鈴木さんが録音した、キッチンの音(蛇口から水が流れる音、包丁で何かを切る音、何かを炒める音、
電子レンジの音…etc)をミックスしてお届けしました。
 
― ここで、これまで鈴木さんが愛用してきた効果音アイテムの中から、ベスト3をご紹介

第3位…生活音「Face Wash」
 水のバシャバシャ感が欲しいなと試行錯誤して、近くで録音に成功しました。水回りの録音は機材が濡れないように等、色々デリケートだったりします。

第2位…Michael Jacksonの「They Don’t Care Abou Us」イントロの効果音
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 ラジオのジングルにはもってこいのアタック音ですね。マイケルの楽曲はとにかく効果音を駆使しています。

第1位 …「雨」
 軽井沢に旅行に行ったときに雨が降っていて、これはチャンスだと思い、コテージの外に録音機材を置いて、1時間ほど録音しました。

2「Raindrops Keep Falling On My Head」BJ Thomas
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 オンエアでは、鈴木さんが録音した、軽井沢の雨の音をミックスしてお届けしました。

― ではここからは、リラックスしたいときにずっと聴いていたい効果音ベスト3を紹介します。

第3位…「メルヘンのテーマ」久石譲
 久石譲が1992年に出した「ミュージック・エフェクト・コレクション メルヘンの世界」に収められています。

第2位…「塩嶺の小鳥のさえずり」日本の音風景100選まるかじり
 長野県の小鳥たちの声です。このCDは、環境省が全国各地の将来に残していきたい音風景を公募して選定されたものです。

第1位…「神秘の海 バリ」/ 中田悟
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 中田悟は、1980年代から喜多郎やEPOらのコンサートツアーに参加しているパーカッショニストですが、フィールドレコーディングの第一人者でもあります。その中田悟の作品で最もおすすめなのが、この「神秘の海 パリ」。虫の声が、楽器のような音色を出しています。

3「Madazulu」Deep Forest
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 民族楽器や人間の肉声、動物の声などの自然音を取り入れて活動している、フランスの音楽ユニット、ディープ・フォレストの1曲。

4「Gi」喜多郎
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとバージョンが異なる場合があります。

 中田悟もバックを務めていた、シンセサイザー奏者の喜多郎。グラミー賞に何度もノミネートされている方です。
この曲は、喜多郎が四国でお遍路の旅しているときに録音した鐘の音を、うまく取り込んだ楽曲です。