家で過ごす機会が多い今、
少しでもリラックスできればということで、
「家で聴きたい、心あたたまるメロディ」」をお届けしました。
「あ、なんか、ホッとする」
歌詞を追いながら聴くのではなく、
メロディやサウンドをじっくり味わってほしいため、
あえて洋楽から選んでみました。
●「That’s What Friends Are For」Dionne Warwick
82年公開の映画『ラブINニューヨーク』のために
バート・バカラック&キャロル・ベイヤー・セイガーのコンビによって
作られた曲で、もともとロッド・スチュアートが歌っていました。
85年に、ディオンヌ・ワーウィックが、
グラディス・ナイト、エルトン・ジョンと共に、カバー。
86年には、全米のシングルチャートで1位を記録。
グラミーの最優秀楽曲賞を獲得するなど、
カバー・バージョンの方が有名になりました。
●「You've Got A Friend」Carole King
友達といえば、なんといってもこの曲。
1971年にリリースされたアルバム『タペストリー』に収録されています。
「タペストリー」は、アメリカで15週連続1位を獲得。
その後、およそ6年間、306週にわたりトップ100に留まる
ロングセラーとなりました。
中でも「You've Got a Friend」は、
グラミーで最優秀楽曲賞を受賞するなど、大ヒット。
ジェームス・テイラー、ロバータ・フラック&ダニー・ハサウェイ、
セリーヌ・ディオンなど、多くのアーティストにカバーされています。
●「For your love」Stevie wonder
1995年リリースのアルバム
『カンヴァセイション・ピース』からのシングルカットで、
グラミーの「最優秀リズム・アンド・ブルース楽曲賞」と、
「最優秀男性リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞」の
2部門を受賞。
「空の星のように輝くダイヤモンドを見つめていても意味がない」
「君の愛のためなら、僕は何でもするよ」という、まさに愛を歌っている、
聴き心地の良いラブバラード。
95年の大阪とイスラエルでのライブを収めたアルバム
『Natural Wonder』にも「For your love」が収録されていますが、
オリジナルとは違うオーケストラ・アレンジになっています。
●「Have You Never Been Mellow」Olivia newton-john
1975年リリースのアルバム
『Have You Never Been Mellow』からのシングルカットで、
ビルボードで1位を獲得しています。
「そよ風の誘惑」という邦題から、ラブ・ソング?と思うかもしれませんが、
オリビア自身の苦い経験を教訓にしたメッセージソング。
「何かに急かされるような毎日に追われ穏やかな心を見失っていませんか?」
「穏やかなひと時を過ごせていますか」と、問いかけているような内容です。
●「生きるもの、すべてに」西村由紀江
2012年にリリースしたアルバム
『フレデリック・バック meets 西村由紀江』に収録。
フレデリック・バックさんは、カナダ・モントリオール出身のアニメーション作家で
人間と自然をテーマにした作品で世界的に知られています。
フレデリック・バックさんが監督と脚本をつとめた短編アニメ『木を植えた男』は、
アカデミーの短編アニメ賞を受賞。
デビュー10年目を迎え、
自分自身も、自分のピアノの音も見失いかけていたとき、
バックさんの「木を植えた男」を見て衝撃を受けました。
アルバムはバックさんに見守られながらモントリオールでレコーディング
その木を人間の手で支えている、、、その絵から、このメロディが生まれました。
(絵は、アルバムのジャケットに使わせてもらっています)
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