KIKI-TABI ~2 Thousand Miles~

KIKI-TABI ~2 Thousand Miles~

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感謝の気持ちを込めて・・・メッセージ!

松本英子・ドーキンズ英里奈・井門宗之




<ドーキンズ英里奈からのメッセージ>



ナビゲーターを、3年半、務めさせていただきました。
この度、番組が一旦休止ということで、最終回を迎えました。
ここまで番組を一緒に楽しんでくださったみなさま、ありがとうございました。

はじめてキキタビをきいたときの事を思い出していました。
正直ですよ…音だけで旅番組?って驚いたのです。
もちろん、ラジオというのは音だけの中で聴いている方々に想像をしていただく存在ですけれども、、、先入観といいますか、、、

いざ、キキタビを聴いてみると、一気に旅の世界へダイブしていました!
浮かんでくる景色、美味しそうなグルメの数々、インタビューに答えてくださる方の表情、、さらに、音だけだからこそ、いままで気がつかなかった、旅先に溢れる素敵な景色を感じることもできて、いつも自分が行く街でも、新しい発見がたくさんありました。
いままでも聴いていた街の音のはずなのに、より素敵に感じることができました。
旅先に溢れる素敵な音たちに、もっと耳を傾けられるようになったのは、キキタビのおかげです。

自分も旅した気持ちにしてくれるし、その旅先に行きたくもなる
そして、キキタビスタッフさんの旅愛が溢れている番組

お別れするのはとっても寂しいけれど、旅に出かけられるようになったら、またキキタビの旅日記を手に、勝手にキキタビツアーをやろうと思っています。
そう、旅日記、ほんとにすごいんですよ!最高のガイドブック!!笑

また、みんなで旅に出られる日が早くきますように。    

ドーキンズ英里奈   

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<松本英子からのメッセージ>



KIKI-TABI が最終回だなんて、収録が終わった今も信じられません。
放送中は涙を一生懸命に堪えていましたが、終わった瞬間ドキンちゃんの目も潤んでいて、、もう無理でした。みんな涙が溢れていました。
やっぱり寂しい。
KIKI-TABI のスタッフ陣がスタジオに勢揃いしてるだけで泣けてきて、、なんと例えたらよいのか、もう親戚とか家族みたいな存在なんです。
本当に沢山の旅の中で刻まれた思い出が深い。

私は、『旅』そのものの素晴らしさをこの番組から教わりました。

YAJIKITA ON THE ROADからKIKI-TABI 〜2thousand miles〜に移り変わる3年半の間にナレーションを担当させて頂き、同時に旅人としても、東京スカイツリー、長野、群馬、大阪、八王子、奈良、東京タワー、世田谷線、秋田、三重など様々な場所へ行かせて頂きました。

オンエアでは語りきれなかった思い出が本当に沢山あって、それはもちろんこれまでの旅日記や映像にも残っているのですが、私の心の宝箱にいつだって取り出せるようにしまってあります。本当に時々取り出しては思い出して浸ってしまえるくらいの、大切な記憶です。実際にオンエアでも振り返りました天川村や長野善光寺など再度訪れる場所も、行く時はKIKI-TABI スタッフにもメールしますしついつい伝えたくなっちゃうんです^_^

初めて行く場所だけでなく、都内で何度も行ったことのある場所であっても、改めて知る事は山程あり、その新しい知識のお陰で私の人生までもがより豊かになりました、、、
たとえ自分が旅人ではなかったとしても、沢山の個性あふれる旅人たちが訪れ伝えてくれた言葉や音は、まるで自分も旅してきたかのように記憶に鮮明で、同じように辿ってみたいなと足を向かせてくれる魅力的なものでした。

この番組は、音と言葉で伝える旅番組ですから、喋り手としての語彙力や知識も必要。なのに、私は言葉が足りず毎回反省ばかりで、スタッフ陣、作家さん、ディレクターさんなどみんなに助けてもらいながらの収録でした。。それでもどうにかその土地の魅力を伝えたいと、毎度必死でした。

そんな中で、やはりこのキキタビスタッフはみんながプロフェッショナル!音にこだわり、タイトなスケジュールの中大変な編集作業を繰り返し、旅先では運転もしてくださるディレクター陣、原稿書きだけではなく下調べから取材ブッキング、当日の段取り交渉などを担う作家陣、ラジオ番組でありながら映像担当として旅の模様を美しく面白く?!w 撮ってくれ、時に食事場所のリサーチ、ナビまでやってくれるカメラマン陣、、、
最高のお財布!いや、最高の旅人であり、私の喋りの目指すべきお手本である井門プロデューサー。

KIKI-TABI はどんな天候であろうとも、時間通りの進行にならなくても、ふいにアクシデントがあろうとも、とにかくベストを尽くして良いものを作ろうという、製作陣の愛がいっぱいに詰まった素晴らしい番組でした。
これまで聴いてくださったリスナーの皆さんへも最大級の感謝を!!!ロケ先や駅とか会いにきてくださった方もいらして、本当に嬉しかったです。

ここからいろんな土地での思い出も書き記したいですが、それは旅日記のアーカイブで是非ご覧いただきたいと思います!本気で2、3日かがりで書いたものばかりですので^_^
私個人としても、これまでの旅人の記録をガイドブックに、これからも旅を続けたいと思います。
そして、またいつかこの番組が復活した時には旅人の松本英子ですと、皆さんに再会のご挨拶がしたいです。

もしも旅先で私を見かけたら声を掛けてくださいね。
これからのあなたの旅のお供にも、この番組があり続けますように。

またいつか!!必ず。
YAJIKITA&KIKI-TABI に愛を込めて。           

松本英子

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<井門宗之からのメッセージ>



泣いた。ひっさびさに大泣きした。
これまでどんな番組の最終回でも泣かなかったのに、更に言えば自分の送別会でも泣かなかったのに、『KIKI-TABI~2 Thousand Miles~』の最終回収録の後、泣きました。
スタジオナレーションで番組を支えてくれたドキンちゃん、前ナビゲーターの松本英子ちゃん、そして最終回の収録に集まったスタッフの顔。
『旅番組』という途轍もなく手間暇のかかるコンテンツを、共に旅をしながら、同じ釜の飯を食いながら作り上げてきたみんなの顔を見ていたらさ、「そうか、もうこのメンバーで旅ができないのか…」なんて思っていたらさ、おじさん、大泣きしたよね。

前身の『YAJIKITA ON THE ROAD』時代から番組を楽しんでくれたリスナーさん、
これまで取材にご協力頂いた全ての取材先の皆さん、
共に番組制作に関わってくださったJFN各局の皆さん、
『18年』という年月は皆さんが支えてくださった年月です。感謝しかありません。

そして現KIKI-TABIメンバーです。

ドキンちゃん、番組の顔として支え続けてくれて有り難う。
3年以上ナビゲーターとして番組に彩りを加えてくれたドキンちゃん。
最初は慣れない事だらけだったかと思うけど、いつの間にかしっかりと毎回の旅を楽しんでくれる様になっていて。聴いていてとても頼もしかったです。
ラジオで旅番組を作るには、いかにリスナーさんに想像力を働かせてもらうかが大切で。ドキンちゃんの明るく表情豊かなナレーションは、KIKI-TABIに絶対欠かせないものでした。

カメラマンの橋本君、メンバー最年少だった橋本君もいつの間にか三十路。
細かいことに気が付いて、ムードメーカーで、美空ひばりが上手で(笑)
橋本君のカメラの前ではいつだってリラックスして喋ることが出来ました。
映像コンテンツを作り上げる作業は大変だったと思うけど、毎回きちんとした「作品」として仕上げてくれた橋本君、心から尊敬します。
山田町のスナックにはまた行こうね。

佐々木君、なんと言っても音の匠だ。
そしてSNSではリスナーさんを巻き込んで、旅を何倍にも楽しませてくれました。
沢山の思い出があるけど、土湯温泉『ピタピタ』事件
長岡花火大会『いい音追跡』事件
、思い出すたびに笑っちゃいます。東北にも本当によく行ったね。
年齢が近いこともあって、僕はいつもゴルちゃんを頼りにしていたよ。
頼りないPだったけど(笑)これまでついてきてくれて、本当に有り難う。

横山さん、メンバー最年長なのにいつも溌溂としていて。
夏になると麦わら帽子をかぶってロケに参加する横山さんは、まるで少年の様でした。
故郷福島を愛していて、最初の東日本大震災被災地ロケで東北を訪れたとき、新幹線が福島を通過するときの横山さんのなんとも言えない悔しそうな表情を忘れません。
ジャンクフードはほどほどに(笑)また元気に旅に行きましょう。

永尾さん、ここでは書けないことばかりです(笑)
正義感が強くて義理人情に厚い、だからこそ被災地への想いはメンバー1でした。
被災地の地名をポンと挙げると美味しいものや美しい場所がどんどん出てくる永尾さん。
あとすぐに人の懐に入っていく人懐こさね。小浜の田烏だったかな、若いカップルにいきなり声をかけて写真を撮ってたの覚えていますか?
河合さんと橋本君と3人で「あの人すげーな!」って言ったのを思い出します。

河合さん、もう雨女なんて呼ばせないもんね。
いつも女性ならではの繊細さでロケの雰囲気を柔らかくしてくれた河合さん。
元ダンのためにお酒を選ぶ姿もとても可愛らしかったです(笑)
釜石でびしょ濡れになっても、鳥取で蟹のマスクを被っても、
作家さんとしての仕事はビシッとしていた河合さん。
喋りの道しるべとして、僕は本当に河合さんに助けられていました。

コバヤシさん、美味しいお酒をいっぱい飲みましたね。
自分のレポートをコバヤシさんはよく褒めてくれました。
言葉にしなくても「うんうん」って頷いてくれるコバヤシさんが、僕はとても嬉しかったです。
ほとんど趣味で回った池波正太郎の回とか、楽しかったなぁ(笑)
いつもお洒落で、色んな事に詳しいコバヤシさん。
大きな病気をしたんだから、身体を大事にお酒もほどほどにね。
また五所川原のあのお店に行きましょう。

吉武さん、いつの間にか最古参のメンバーですね。
数えきれないほど同じ風景を見て、同じものを食ってきた吉武さん。
それだけ同じ感動を共有してきたんですもんね。そりゃ泣くよ(笑)
誰にでも平等で、人を楽しませることが大好きで、そして誰にも負けないくらいにこの番組を愛していて。吉武さんがずっといてくれたから、僕もPとして頑張ることが出来ました。
『文学というもの』またみんなで観ようね。

川畑さん、番組のwebをYAJIKITA時代から支え続けてくれました。
YAJIKITA時代はカメラマンとしても参加したんですよね。
今となっては信じられないけど(笑)今は昔…なんですね。
いつの間にかこの番組も18年という長い年月が経っていました。
これだけ長い期間続けてこられたのも、川畑さんがwebを支えてくださったからです。
この場を借りてお礼を言わせてください。本当に有り難うございました。

そしてかつてKIKI-TABI、YAJIKITAに関わった全てのスタッフの皆さん。
皆さんの「強い個性」があったからこそ、ここまでの長寿番組に成長出来たんだと思っています。本当に有り難うございました。

振り返ると自分が初めてこの番組に関わったのが27歳の時。
あれから16年、日本中を旅してきて改めてこんなことを思います。
街にはそれぞれの色があって、匂いがあって、そして音がある。

あなたが当たり前の日常を過ごすその街にも、
そこを訪れる旅人はきっと旅情を感じ、特別な想いを抱きます。
最終回の放送で僕は、
『旅はいかに非日常に連れていってくれるか』みたいな話をしたかもしれません。
いまこの旅日記を書きながら「ちょっと違うかもな…」なんて思い始めていて(笑)
旅って『非日常』ではなく、あくまでも『日常の延長』なんじゃないかと。
その日常の延長をどこまで楽しめるかは、
『日常をどれだけ豊かに過ごすか』という事が多分に影響してくるのではないかと。

感受性や好奇心や向学心、そんなことを少しだけ大切にしながら暮らしていけば、きっと日常は豊かになります。
そして『日常を豊かにする』ことこそ、旅先での感動を何倍にも膨らませ、その街の色、匂い、音に気が付くことが出来る様になるのだと思うのです。
だからこそ旅は『日常の延長』。あとは『誰と』旅をするのかですかね。
あぁ、旅の神様はここにきて僕に一つの答えをくれたか…(笑)

世の中はいま新型コロナウイルスという脅威に晒されています。
この状況が終息するまでは安心、安全に旅は出来ません。
だからこそ、いま日本各地の観光地が大打撃を被っています。
本当ならば我々がそんな各地の観光地を訪れて、大変な状況の中で頑張っている方々の姿を皆さんにお伝えしなくてはいけませんでした。
しかし最終回を迎えてしまったいま、それも叶いません。

これまで18年間、旅で沢山の方々にお世話になったからこそ言わせてください。
現在の状況が終息した暁には、ぜひ各地の観光地を訪れてください。
『旅』をすることで再び日本を元気にして欲しいのです。
そしてそこで得た感動は、SNSなどを通じて多くの方々に広めて欲しいのです。
『行ってみたい!』は『行こう!』に繋がります。
そして行ってみた先で生まれた笑顔は、間違いなく観光地の方々の笑顔に繋がるのです。


『豊かになった日常』は旅をより豊かなものにし、『日常の延長』である旅先には、あなたがまだ味わったことのないその土地の食べ物やお酒、あなたがまだ見たことのない絶景が必ず待っています。
旅先での出会いが『一生の宝物』になるかもしれません。
そうです、旅は良いことばかりなのです。だから僕らは18年もやってこれたんです(笑)


番組は一旦終了しますが、僕らの旅はまだ終わりません。山手線だって一周してないんだ。
またいつか必ずお耳にかかれる日が来ることを信じて。
どうか、皆さんも良き旅に恵まれます様に。
旅があなたの人生をより豊かなものにしてくれます様に。

これまで長きに渡ってのご愛聴、誠に有り難うございました。
                            
井門宗之



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