2020/7/2「サステナ*デイズ」今週の作品は…??

今週は、浜ノ園 武生さんの作品です。



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作品名「ミジンコⅡ」

浜ノ園 武生
1966年生まれ 
社会福祉法人 嬉泉(アトリエAUTOS所属)

絵が浜ノ園さん自身の内面世界を語るようになるには、人との関わりが必要だった。職員が用意したのは“よどめる空間“。こころの内を人に出せず、”指示を待つ“流れに身を任せていた彼が、描いてもいい、描かなくてもいいアトリエで、自分のペースでゆったりとした時間を過ごした。クレヨンと紙を目の前にして半年。箱に納めたクレヨンを出しては眺めたり、時にはただ転がしてみる。やり過ごせる時間を待った。人が近づき覗き込まれると「描かなくてはいけない」と感じてしまいがちな彼の気持ちを汲み取り、職員は待つ。彼の心の状態を感じて大事にするがゆえに、むやみに指示しない関わり。そして彼が描きたい気持ちになった時、職員は通りすがりに「いい色ですね」「好きでいいですよ」と声をかけ、きっかけを作った。そこで初めて自分で描きたいように描くことができた。
作品は彼の心の状態を表す。形は気持ちに沿って動き、色は気持ちによって選択される。枠に惑わされ、あるいは枠に触発され、そこに自分を止めるべく自我が働く。その形と色に浜ノ園さんのダイナミックな自我の活動が現れている。中には、半年かかって完成する作品もある。

段々色ギャラリー
https://www.dandan-iro.com/

嬉泉(アトリエAUTOS)
http://www.kisenfukushi.com/autos

「感性のコラージュ 障がい者アート展」
会期:令和2年8月27日(木)~9月2日(水)※最終日は16時まで
会場:京王百貨店新宿店6階 京王ギャラリー

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