たくさんの妖怪と不思議な世界へ【ゲスト:妖怪文化研究家・木下昌美さん】

日本カワイイ計画。with みんなの経済新聞 Vol.251

日本カワイイ計画。with みんなの経済新聞 Vol.251


高橋愛と西樹(みんなの経済新聞ネットワーク)がお送りする
「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」

今回は、奈良を中心に各地の妖怪の話を収集して
「奈良妖怪新聞」に発表している妖怪文化研究家の木下昌美さんに
リモートでご登場いただきました。



木下さんは、福岡県宗像市のご出身で、
小さい頃から本が好きで、特にお化けが登場する本に
興味を持たれていたそうで、鬼や怪異の授業がある同志社女子大学に
入学され、卒業後、奈良女子大学大学院へ進んで研究を続けられました。
その後、地元紙の記者を経てフリーランスとなり、   
現在、大和政経通信社にて月刊電子新聞『奈良妖怪新聞』を発行。
執筆のほか、妖怪関連のトークイベントやバスツアーなどの活動も
行われています。 

昨年『すごいぜ! 日本妖怪びっくり図鑑』という本も出されています。
http://www.tg-net.co.jp/item/4777823601.html


高橋:スタジオにも『すごいぜ! 日本妖怪びっくり図鑑』あるんですけど、
レア度とかも出てくるんですね!

木下:どうですね!ジャンルごとに分けて、100体の妖怪を紹介しています。

高橋:どこが魅力的だったんですか?妖怪の!

木下:子どものころから本を読むのがスキだったので、
本を読んでると必ずそういう奴らが出てくるので「これは何だ!?」と
思ったのが最初で、ゲゲゲの鬼太郎とかもテレビでやってましたし、
学校の怪談が凄く流行ってました。

高橋:見てました~!


【木下さんが妖怪にこだわる理由は?】

木下:塾で国語とか社会を教わった先生がいるんですけど、その先生も
お化け好きで、私がテストでいい点とかをとると、
妖怪関連の本を貸してくれたり…という中で、大学でそういう勉強が
出来るんだっていう事を知って、じゃあ私もやってみようと思ってそのまま
来てしまったかんじです。


【奈良妖怪新聞とは】

西:毎月、第一月曜日に電子版の奈良妖怪新聞(500円)を発行しているんですよね。

木下:電子版で見る事ができます。一年間12回分をまとめた冊子も販売してるので、
そちらは1冊1000円でみなさんに読んでいただけます。

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【アマビエについて】

高橋:今年の妖怪といえばアマビエが注目されていると思うんですけど、
コロナで大変な時にアマビエが出てきた事については、どうおもわれますか?

木下:アマビエって私たち妖怪好きの間では、昔から有名でゲゲゲの鬼太郎にも
出てきてましたけど、一般の人ってあまりご存知でなかったと思うんです。

西・高橋:知らなかったです!

木下:コロナウイルスの影響で広く知られるようになって。
こんなに有名になるとは思ってなかったので、ビックリしました笑
段々神格化してるような感じが、「そうくるか」って感じで笑

高橋:アマビエってそもそもどんな妖怪なんですか?

木下:そもそもは、アマビコの方が先で、アマビコっていう妖怪がいるんですけど、
三本足の猿のような。予言をする妖怪で。で、アマビエも予言をするんですけど、
「私の姿を写して人に見せなさい」っていう事を言ったっていうだけの妖怪で、
特にアマビエ自身は、疫病を治してくれるとかいう約束はしてないんですね。

高橋:あ、そうなんですね!?

木下:江戸時代はそういう予言する妖怪が一時期、アマビエ以外にも沢山いて、
その中の一つがアマビエという事だと思うんですけど、アマビエ自身は、
病気を治してくれるって所までは言ってないので、、、

高橋:じゃあ、木下さん的にはなんでコイツだったの~みたいな所はあったんですよね?笑笑

木下:まあ、疫病退散って銘打って色んな所で見かけるので
「あーそういう感じなんだな」と思ってます笑

西:いまヒーローになってますからね。

木下:でも皆さんがそうやってアマビエを用いる事で、なんか「落ち着く」じゃないですけど。
っていうのは、お化けの一つの役割なのかなと思ってます。


【コロナが終わったら行ってみてほしい所】

木下:奈良県は南北に凄く長くて一番有名な鹿とか大仏が居るのは、奈良市なんですけど、
一番南の十津川村っていう所は、行かれたことありますか?

西:行ったことはないですけど、遠くて有名ですよね?

木下:そうですね。車で片道4時間かからないですけど、、、

高橋:そんなに!?

木下:十津川村にも「牛鬼」っていう人に危害を加えたりするお化けがいるんですけど、
その牛鬼の話があったり、食わず女房っていうお化けの話があったり。

高橋:怖いんですけど、ちょっと興味があるのでお昼にちょっと妖怪ツアーみたいな…
ぜひ行きたいです。

木下:私よく妖怪ツアーをやっていて、奈良市の観光協会とかと一緒にやってるんですけど、
割と東京からとかも皆さん来てくださって。何も見えないんですけどね、妖怪ツアーって笑

西:木下さんみたいな方のお話しを聞きながらめぐると、それはすごく楽しいですよね。

高橋:でも、その日の夜はちょっと眠れない。怖い怖い怖い笑



・・・

今回は、『すごいぜ! 日本妖怪びっくり図鑑』を【2名】にプレゼントいたします。

ご希望の方は「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」サイトのトップページにある「番組にメール」から、
1:おなまえ 2:住所 3:連絡先
そして「妖怪」と書いて送信してください。


※締め切りは7月12日 日曜日 到着分まで。
 当選者の発表はプレゼントの発送を持ってかえさせていただきます。

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