サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン

サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン

パーソナリティ


野島裕史

現在の自転車人口は、およそ840万人と言われています。(『レジャー白書 2014』)
この番組では、気軽に遠出を楽しめ、有酸素運動の最適ツール、そしてエコでもある自転車の魅力に迫ります。
これから自転車に乗りたいという方には、基本的なルールから、おすすめ自転車の情報を。

過去の放送(radikoタイムフリー)

または

自転車声優・野島裕史の「自転車怪談」…地獄へと引きずり込む魔物は?

2020/8/1 (土)18:00
声優・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしている番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。7月25日(土)〜7月28日(火)の放送では、野島が実際に体験した「自転車怪談」を紹介しました。



パーソナリティの野島裕史

野島:自転車は軽車両。ルールやマナー、安全運転を心がけないと思わぬ事故に出くわしたり、世にも恐ろしい危険でこわ〜い体験をすることに……。ということで今回は、私が実際に体験した“自転車にまつわる世にも恐ろしい話”を紹介します。

5、6年前、仕事が長引いた深夜の出来事です。その日の朝、いつものように天気予報が「晴れ」であることをチェックして自転車で出勤しました。この日の収録は大作ということもあって、12時間以上におよびました。

もう終電もなくなるかという時間帯に収録が終わり、スタジオを出てみると、あまりの湿度の高さにうんざりしつつ、何か嫌な予感がしました。自転車で帰路に向かう最中、その嫌な予感は的中。それでも帰らなければならないので、速度を落として慎重にペダルを漕いで、帰路につきました。

“あと5分ほどで自宅だな”と思ったとき、雨音に混じって奇妙な音が聞こえてきました。「シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ」という音とともに、ペダルがどんどん重くなります。ハンドルも誰かに握られているかのように揺れ始めたので、恐怖におののきながら前輪を見てみると、なんとパンクしていました。

“深夜のゲリラ豪雨の上にパンクだなんて、なんてついてないんだ……”と思いながらも、自宅まであと少しということもあり、歩く速度に近い最徐行で帰ることにしました。それが、このあと起きる恐怖の出来事の序章でした。

濡れた衣服の重みが加わって、だんだんと背中に誰かが乗っかっているんじゃないかという感覚に襲われました。そしてついに、とんでもないことが起こりました。

「ウワーーーーー!」

僕は自転車から引きずり落とされ、地面に叩きつけられました。二の腕をアスファルトで擦り、流血。痛みに耐えつつ辺りを見ると、ようやく何が起きたかを理解することができました。

落車です。どうやらパンクした前輪で濡れたマンホールを踏んでスリップして、ハンドルを取られて激しい横滑りを起こしてしまったようです。あっという間の出来事でした。速度をかなり落としていたので擦り傷だけで済みましたが、めちゃくちゃ痛かったです。

ちなみに、僕は自転車歴10年以上ですが、ケガの経験はほとんどありません。おそらく、この落車が一番大きなケガでした。とはいえ、パンクした状態で自転車に乗ってはいけません。豪雨、パンク、マンホール……いろいろ重なってしまいました。事故というものは、いろんなものが偶然重なって起こるものです。なので、そういう事故のリスクを減らすためにも、必ず完璧に整備された自転車に乗っていただきたいと思います。ということで、私が実際に体験した自転車怪談・地獄へと引きずり込む魔物は……“濡れたマンホール”でした。

さて、8月1日(土)〜4日(火)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、意外と知らない自転車パーツの呼び名を特集してお届けします。お楽しみに!
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