6日目の本日は、練馬のシンボル!「フライングパイレーツ」がテーマです!
「6日目」を聴く
放送後記では、テキストと写真でも「30日後に閉まるとしまえん」をお楽しみください!
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こんにちは、つるの剛士です。
今日は株式会社豊島園に40年以上勤務するベテラン社員:渡辺考一さんと、練馬生まれ練馬育ちリスナー代表 坂森さん(40歳)と一緒にお話をお伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
坂森さん:よろしくお願いします。
渡辺さん:よろしくお願いします。
つるのさん:「としまえん」と言えば、このフライングパイレーツ。略して『フラパイ』。
これがもう顔というか、シンボル・アイコンでしたよね?
渡辺さん:そうですね。当初できたときは、日本で一番大きな遊戯物・アトラクションと言われておりました。
つるのさん:へぇ。
渡辺さん:2艘式なんですけども、1艘で120人、2艘で240人の定員と。1回で240人乗れるとなると相当大きなアトラクションになりますんで、当時は日本一と言われておりました。
つるのさん:としまえんは日本一が多すぎますね。
渡辺さん:そうですね。”当初は” ってついてしまうんですけど。
つるのさん:先駆けなんですね。
渡辺さん:そうですね。
つるのさん:ある意味、今でこそ当たり前になった遊具のパイオニアですよね。
渡辺さん:はい。
つるのさん:本当素晴らしいなと思います。そんなフライングパイレーツですが、先程行ってまいりました。
渡辺さん:はい。
つるのさん:ただ、今って片方しか動いてないんですね?
渡辺さん:はい、実はですね。2艘同時に動かすイベントでは動かしたりしているんですけど係員も必要になりますので、基本的に今は、1台ずつ交互に動いております。
つるのさん:そうか。ちょっとあれ見て寂しくなったんですよね。
渡辺さん:お客様もすごい多いときは2艘も考えるんですけど。今のところは、お客様もそれほど多くないので、1台ずつ交互に動かしてる形になります。
つるのさん:そういうことか。どうですか、坂森さん。フライングパイレーツの思い出は?
坂森さん:思い出、一杯ありますね。フライングパイレーツは全員で240名乗れるじゃないですか、「うわあぁー!」ってみんな大きい声を出すのが、それこそ(つるのさんが)お住まいだった町とかにも音が聞こえるほど、練馬のシンボルのような乗り物だったので。
つるのさん:そうね、うちは住んでるところが豊玉だったんですけど、そこの屋上からはフライングパイレーツの刀を咥えた海賊が家から見えましたよ。
坂森さん:わかります、私も家が春日町だったので。
つるのさん:いい響きだよ(笑)
坂森さん:春日町4丁目だったので(笑)
つるのさん:カス4!カス4ね(笑)
坂森さん:フライングパイレーツが見えて、圧巻でしたよね。
つるのさん:練馬のシンボルだよね。
坂森さん:うん、本当に。
つるのさん:音とかも急に懐かしくなってきたよ。「ヴーーーン』ってあの音ね。
坂森さん:そうそう。
渡辺さん:そうですね。
つるのさん:今ね、リスナーの方からメッセージが来てるんですよ。
渡辺さん:はい。
つるのさん:ちょっといいですか、読ませていただいて。
RN フェチッチとアコロイドさん
「フライングパイレーツは海賊船と商船があるんですよね?海賊船は、帆がドクロマークの方で、商船は、ライオンマークの方かと思います。2つのパイレーツの動きは違うのでしょうか。商船の方が怖いのではないか?なんていう噂がありましたけども、どうなんでしょうか?」
渡辺さん:あの2つの動きは全て一緒です。
つるのさん:そうなんですか!?
渡辺さん:どっちに乗ったから怖いとか、早い、高いとかはないです。全て一緒です。
つるのさん:僕らもたしかに商船が角度がつくんじゃないかっていう噂があったんですよ。
渡辺さん:周りの景色の違いが多少あるので、そういう風にお客様からは見えるのかもしれません。
つるのさん:錯覚的なことがあるのかもしれないですね。
渡辺さん:ただもう、丸っきり一緒です。
つるのさん:ああ、そうか。
渡辺さん:どちらを乗っても同じです。
つるのさん:どう?そんな噂なかったですか?
坂森さん:ありました。わざと高い方に友達同士で乗って。一番端に乗って競ったりしてましたね。
つるのさん:1番後ろでしょ?
坂森さん:そうです。1番後ろに。
つるのさん:たまにポップコーンが飛んできたりね。
坂森さん:何かが落ちてきたりとか(笑)
つるのさん:何か昔はありましたよ(笑)
渡辺さん:そうですね。
つるのさん:安全は、相当に色々されてたと思いますけど。
渡辺さん:実はですね。ポップコーンとかジュースは一切お持ちいただけないっていう風にしてありまして。
つるのさん:ですよね?もちろん。
渡辺さん:お客様に引っ掛けてしまうといけないので。ただ先ほど言ってたように、一番みなさんが乗りたがる場所はどこですか?っていうと一番後ろです。
つるのさん:ですよね。
渡辺さん:それとお友達、グループ同士で来たら、真ん中の向い合せですね。
つるのさん:(どこに乗るかという会話)なんか、ありましたよ。
渡辺さん:迫力から言えば、一番後ろですね。
つるのさん:冬になると大分早く暗くなるじゃないですか。ライトがつくんですよね。カラフルで、あれ見ると夕方になったっていう気がして。
渡辺さん:そうですね。
つるのさん:もう帰らないといけないなみたいな。なんかそんな雰囲気でしたよね。
渡辺さん:実はですね、「としまえん」の乗り物の夜間照明ってどこが基準になってるのかというとフライングパイレーツなんです。
つるのさん:ああ。
坂森さん:へえ。
渡辺さん:フライングパイレーツの電気がついたら、みなさんも夜間照明を付けてくださいっていう決まりになってます。
つるのさん:そういうことなんだ。
渡辺さん:ですから、今ですと例えば5時半にフライングパイレーツの照明がつくことになってます。
つるのさん:今もつくんですね?
渡辺さん:もちろん、付きます。
つるのさん:よかったよかった。
渡辺さん:それを見たら、周りの乗り物の夜間照明がつくと。
つるのさん:基準があるんですね。
坂森さん:面白いですね。
つるのさん:初めて知ったね。
坂森さん:ですね。
つるのさん:フライングパイレーツにアンコールっていう制度があったんですね?
渡辺さん:アンコールっていうのをお客様にやってもらうんですよ。最初だけ仕掛けるんですけど、2回目以降は仕掛けないで自然とお客様が手を叩いて「アンコール!」と。
つるのさん:でもそうしたら、お客さんずっと降りないじゃん。
渡辺さん:いやそこは、1回だけです。
つるのさん:中々、この世の中でアンコール制度があった遊園地ってないでしょ?
渡辺さん:そうですね。みなさんライブでアンコールってあると思うんですけど、遊園地の乗り物でアンコールってあまり聞いたことはないですよね(笑)
つるのさん:ないですよね。
渡辺さん:先程、春日町って話がでましたけど、実はアンコールっていう声がその一個先の光が丘の団地までお客様の声が『アンコール、アンコール』って騒いでる声が。
つるのさん:風にのって?
渡辺さん:そこまで聞こえるっていう。光が丘からうるさいよって言われて(笑)
つるのさん:光が丘からね?
坂森さん:(笑)
つるのさん:見えてますけど、まあまあ遠いですけどね、団地は。
渡辺さん:まあまあ遠いです、2駅ほど離れてますから(笑)
つるのさん:フライングパイレーツは、「としまえん」の顔として、僕らも馴染み深いんですけど、パイレーツっていう小さなフライングパイレーツみたいなのあったんですよ。止まってたんですけど、まだありましたよね?あれは動くんですか?
渡辺さん:あれはですね、もう老朽化で修理不能っていうことでですね。
つるのさん:あらまぁ。
渡辺さん:残念ながらもう動かすことはできなくなってしまいました。
坂森さん:そうなんだ。
つるのさん:我々からしてみたら、申し訳ないけどフライングパイレーツより怖かったですね。
渡辺さん:そうなんです。実際に怖いんですよね。
つるのさん:ですよね。あの角度が?
渡辺さん:角度が全然違うんですよね。
つるのさん:あれは何度くらいまでいくんですか?
渡辺さん:75度ですね。
坂森さん:あぁ、もうほぼ直角。
つるのさん:すっごい怖かったですよ。
渡辺さん:一番後ろの人は、確実にお尻浮きます。
つるのさん:ですよね。
渡辺さん:フライングパイレーツとパイレーツの違いは、安全バーに違いがありまして、フライングパイレーツはガッチリ足のところで止まるようになってるんです。パイレーツの方は、わざと隙間があるんで浮きが更に過激になって面白いと。小さいお子様は、内側と決まりを持ってですね。外側だと危ないので、内側という形をとっていますね。
つるのさん:決して子ども用だと思って、なめんじゃねえぞと(笑)
渡辺さん:みんな勘違いしてですね。大きい方は乗れないけど、小さい方は乗れる・・・じゃなくて逆になっちゃってるんです。
つるのさん:逆になっちゃったの?
渡辺さん:逆ですね。
つるのさん:俺、フライングパイレーツは乗れるけど、パイレーツは乗れないんだってヤツいたもん。
渡辺さん:私も気持ち悪くなっちゃいますもん。
つるのさん:あれはいつから止まっちゃったんですか?
渡辺さん:あれがですね、原因がはっきりして修理が不能だなってなったのが3年ほど前からです。
つるのさん:それまでは動いてたんだ。
渡辺さん:それまでは動いてたんですよね。他の遊園地さんにもバイキングという呼び方とパイレーツという呼び方と同じような乗り物があちこちにあります。ただし、フライングパイレーツのような大きな乗り物は関東にはまずないですね。
つるのさん:フライングパイレーツの脇に垂れ幕が下がったりすることありましたよね?
渡辺さん:そうですね。あれは宣伝ですね。垂れ幕をやってましたね。
つるのさん:なんか「祈 景気回復」祈願みたいな?
渡辺さん:そうですね。景気が悪いときに垂れ幕をしてですね。
つるのさん:うん。
渡辺さん:もちろん、宣伝なんですけども。
つるのさん:はい。
渡辺さん:これは実際は営業中はこれはもちろんないですけども。
つるのさん:CMですよね?
渡辺さん:CMですね。あと、Jリーグができた時にですね、Jリーグが凄く人気が高かったんで『うらやましいぞ!Jリーグ』と。
つるのさん:そういう風にパロって、逆手にとって自虐ネタみたいな。
坂森さん:面白い。
渡辺さん:そうですね。ただあれだけの大きさで、高さですから。やっぱり垂れ幕自体のインパクトってのがかなり強かったんではないのかなと思います。
つるのさん:誰が考えるんですか?
渡辺さん:これはですね。「としまえん」の宣伝とかポスターって本当に面白いんですよ。ちょっとひねりを入れないと。
つるのさん:シュールというかね。
坂森さん:トンチが効いてるというか。
つるのさん:面白かったんだよね。すごく。
渡辺さん:社員である私が、宣伝を見ていてどこのだ?っと思ったらうちだ(笑)っていうくらいのそんな感じでしたね。
つるのさん:練馬にしか流れてなかったのかな?「としまえん」のCM(笑)
坂森さん:(笑)
渡辺さん:結構全国ネットで流れてましたよ(笑)
つるのさん:面白かったんですよ「としまえん」の姿勢というかユニークさをずっと追求するというかね。そういう「としまえん」らしさってありましたよね?
渡辺さん:そうですね。
今日、話に出てきましたフライングパイレーツに乗った気分が体験できる動画やフライングパイレーツの「としまえん」の広告は、「30日後に閉まるとしまえん」のTwitterにアップしますので、是非ご覧ください。
番組Twitterはこちら
30日後に閉まるとしまえん
閉園まで あと25日
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明日はつるのさんが1番大好きな場所!昆虫館をご紹介。
明日も聴いてね!