7日目の本日は、つるのさんがとしまえんで1番好きだという昆虫館について!
遊園地に昆虫館があるって、改めてですが珍しくて、とても素敵です!
「7日目」を聴く
放送後記では、テキストと写真でも「30日後に閉まるとしまえん」をお楽しみください!
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(ミンミンミンミン〜蝉の音〜)
今鳴いてるのは、ミンミンゼミですね。これは関東圏にしかいませんので、関西では鳴きません…
もう昆虫館始まってるからね、僕の中では(笑)
としまえん入った瞬間から昆虫館。
不思議なことに今年はアブラ蝉がほとんど鳴いてないんですよね。
僕30年振りくらいですよ、まだあるんだ昆虫館…懐かしい。
今日は「としまえん」の昆虫館の前に来ています。
僕の中では「としまえんの顔」の一つですけど、ここに来るまでに独特な道のりなんですよ。
としまえんの中でも一番端っこにある場所なんでちょっと行ってみましょうか。
つるのさん:(パチンッ)蚊がね、さっそく昆虫館!
今日はよろしくお願いいたします、お名前は?
萩原館長:館長の萩原です。
つるのさん:萩原館長お願いいたします。何種類くらいの昆虫がいるんですか?
萩原館長:今展示してるのは、40種類前後です。
つるのさん:40種類。生きたままですよね?
萩原館長:生きたままです。
つるのさん:すごい生きたままいるんだから。これナナフシ?
萩原館長:そうです、これは南西諸島、石垣島、西表島に生息してます。
つるのさん:さあ、ここからふれあいジャングルに入ってくるからね。虫を触れるんだ。
ヘラクレスオオカブトこれ…触れるんですか?うわ、しまったな、うちの息子連れてきたら大興奮だったな。
<昆虫館を見て回る>
昆虫館を見て回りましたけど、今回は昆虫館を離れまして屋内の方に戻ってまいりました。改めまして、渡辺考一さんよろしくお願いいたします。
渡辺さん:よろしくお願いいたします。
つるのさん:もう40年以上としまえんで働かれているということでございまして。僕もとしまえんに小学校の頃からお世話になっていて、かなり懐かしかったです。
渡辺さん:はい。
つるのさん:どういった経緯でできたんですか?
渡辺さん:一番最初は今の場所ではなくて、子どものプールがあるんですけど、その奥に昆虫館がありました。
つるのさん:それはいつ頃ですか?
渡辺さん:私もあまり記憶がないくらいですが、約40年前にはありました。ただですね、今の場所にすぐに移動になりまして。実は場所がわかりずらくお客様の利用があまりなくて。そこではっていうことで、今の場所が森状になっているので、昆虫館らしくていいねということで移動になりました。
つるのさん:そういうことだったんですね。この場所はぴったりですよね。
渡辺さん:そうですね。
つるのさん:ただ蚊に刺されるという(笑)
渡辺さん:そうですね。でも蚊も虫じゃないですか?
つるのさん:そうそう(笑)
渡辺さん:昆虫館に近いからいいのかななんてね(笑)
つるのさん:(虫の)洗礼ですね。
渡辺さん:紫陽花の時期なんかカタツムリを紫陽花の写真を撮るときにお貸ししたりしてるんですよ。
つるのさん:へえ。
渡辺さん:そうすると紫陽花とカタツムリで絵になりますよね。
つるのさん:そっかそっか。
渡辺さん:そんな工夫もしてるんです。
つるのさん:へえ。(昆虫館は)独特な匂いがするんですよ。
渡辺さん:まあたしかに独特な匂いは、どうしても昆虫の匂い。ちょっと嫌いな人には鼻がきついかなって。
つるのさん:そんなことはないと思いますよ。
渡辺さん:じゃあ、(昆虫が)好きなほうですね?
つるのさん:僕はもう大好きなほうなんで(笑)
渡辺さん:そうですか。
つるのさん:本当独特な、場所も独特なところにありますよね。どういった経緯でできたんでしょうね?
渡辺さん:つるのさんも昔、小さい頃に昆虫採集って行ったと思うんですよ。
つるのさん:行きましたね。
渡辺さん:朝早く起きて、木を蹴っ飛ばすとカブトムシやクワガタがばーんっと落ちてきますね。東京は木が減ってきて中々、昆虫採取をしたくも場所がなく徐々になりつつある頃に、世界中で一番人気のあるヘラクレス。
つるのさん:王様ですね!?
渡辺さん:そう、王様ですからね。そういう西洋の大きな昆虫も含めて実際にあまり見たことのない時代でもあったので、また虫が捕れなくなってしまいつつある東京で昆虫というものをもうちょっと見てもらうという経緯で昆虫館を作りました。
つるのさん:なるほど。
渡辺さん:意外に水族館とか動物園ってあちこちにあるんですけど、昆虫館って意外とないんですよね。
つるのさん:たしかに。
渡辺さん:昆虫館単体だと、中々商売的には難しいのが事実なんで、遊園地の中の一部として昆虫館があるということで、未だに昆虫館だけ行きたいんですけどっていうお客様の問い合わせも結構あるんですよ。
つるのさん:そうですか。
渡辺さん:特に夏は、極端に多くなりますね。
つるのさん:子どもたちの自由研究にもすごく適してると思います。
渡辺さん:質問もこの時期すごく多くなりまして。
つるのさん:そうなんだ。
渡辺さん:自由研究の一貫で、「どうやって飼育したらいいですか?」とか問い合わせがありますね。としまえんで特に珍しいのは冬場にカブトムシやクワガタ見れることです。
つるのさん:そうか、そうか。
渡辺さん:普通は夏場じゃないと見れないものも、年中ちゃんと温度管理をしてですね、孵化もさせてますので、普段見れないものが見られるというのが魅力のひとつではないのかな、という風に思います。
つるのさん:僕たちは、小さいときから「としまえん」にお邪魔してるけど、昆虫館っていうのは独特だし、遊園地に何で昆虫館があるもんだろうなんて僕らは思ってましたけど。そういうわけじゃないですもんね?
渡辺さん:そういうわけじゃないですね(笑)
つるのさん:やっぱり “としまえんのカラー” というかね。
渡辺さん:私も他の遊園地さんを色々訪問しておりますけども、昆虫館自体ってほとんどないですよね。
つるのさん:ないですよね。
渡辺さん:だから逆に、珍しいくらいだと思います。
つるのさん:ほんと不思議な感じがします。
昆虫館って聞いて「うわっ懐かしい!」と思ってる方いらっしゃると思いますけど、未だにひっそりと、としまえんの端っこのほうにしっかりとありました。
ちびっこ達も沢山きていましたし、親御さんも中々都内でみれない昆虫たちを子ども達に触らせてあげたいという想いを抱いて来ておりました。是非みなさん、最後に昆虫館に行ってみてはいかがでしょう?
みなさんも「としまえん」での思い出とか沢山ある方いらっしゃるかと思いますのでそういう方は、「 #としまえんでの思い出」こちらを付けていただいて是非ともTwitterの方に載せてください。番組の感想やとしまえんについて聞きたいことありましたら、「#30日後に閉まるとしまえん」こちらを付けていただいてつぶやいてください。
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30日後に閉まるとしまえん
閉園まで あと24日
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明日も聴いてね!