NYC公立校の新学期ハイブリッド授業とは? 8/12 NY Future Lab

毎週水曜日はNY Future Lab

これからの時代の主役となる「Z世代(10代~22歳)」と「ミレニアル世代(23歳~38歳)」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どうした性質や特徴があるのか、さらにグローバルビジネスや海外進出企業も知りたいこれからの消費動向について、ミレニアル・Z世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していく。




☆シェリーさんのPresident記事はこちらから!

今回の音声コンテンツはこちらから!

今回は民主党の副大統領候補「カマラ・ハリス」の登場!

withコロナでZ&ミレニアル世代が迎える新学期



<本記事を要約すると…>
●トランプ大統領から政権奪還を狙う民主党の副大統領候補がカマラ・ハリス上院議員に決定!

●彼女が当選すれば副大統領 としては女性で初めての黒人、そしてアジア系アメリカ人としてはこれまでで最高のポジションに。彼女は、元カリフォルニア州の地方検事、州の司法長官も務めたパワーウーマンでもある。

●カマラ・ハリスの選出の背景にはBLM運動や、激戦区における人種の多様化など、様々な要因が。

●いまや「全米でもっとも安全な州」となったNYの公立校では、対面での授業が再開。対面かオンラインか、どちらを希望するか選べるようになっている。

●一方、トランプ政権の方針により、留学生は「対面での授業を受ける」という証明がない限りアメリカに入国できないことになっている。



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綿谷エリナ:綿谷エリナのOn The Planet この時間は「NY Future Labミレニアル・Z世代研究所」です。




キサラ:Hi my name is Kisala Gibbs.

ケンジュ:Hi my name is Kenju.

テツ:Hi my name is Tetsu.

ミクア:Hi my name is Mikua, welcome to New York Future Lab!


今夜もニューヨーク在住のジャーナリストでミレニアル世代とZ世代評論家シェリーめぐみさんと電話が繋がっています。もしもしシェリーさん。

シェリー: エリーさん! こんばんは~!今日はまずアメリカから最新ニュース。

綿谷エリナ:もしかしてあれですか!

シェリー:あれです!トランプ大統領から政権奪還を狙う民主党の副大統領候補が決定、大きな話題に!

大統領候補はもちろん、バイデン元副大統領、彼のランニングメートになったのは、カマラ・ハリス上院議員です。カマラ!!
すごいよこれ。当選すれば副大統領 としては女性で初めての黒人、そしてアジア系アメリカ人としてはこれまでで最高のポジションに!

いやーエキサイティングでしたね。

綿谷エリナ:これは大ニュースですね!

シェリー:大ニュースですよ~。バイデン候補はずっと女性をランニングメートに選ぶと明言していていたんですね。だけど、最終的に黒人女性を選んだのは、やはりこの番組でもずっと取り上げてきたBlack Lives Matter運動の影響が本当に大きいです。

シェリー:また南部フロリダやテキサスなど激戦州は、この4年で若い世代を中心に変わってきているんです。

綿谷エリナ:どういう風にですか?

シェリー:若い世代を中心に、人種が多様化しているんです。ということは、トランプ氏を倒すのはこうした若いpeople of colorと女性有権者と言われている。


で、さっきも言ったように、カマラはお父さんがジャマイカ人、お母さんがインド人という移民二世なので、こうした有権者にアピールできるという意味でも最高の choiceですよ。

綿谷エリナ:そうですね。今とってもアピール力のある人選ですよね。

シェリー:ね。そして、さらに元カリフォルニア州の地方検事、州の司法長官も務めたパワーウーマン。

綿谷エリナ:実力もあるということがすごいですよね。

シェリー:11月3日の大統領選まで目が離せなくなってきました!

綿谷エリナ:ね!もうちょっとしかないって感じですね!気が付いたら3か月!

シェリー:あと3か月、すぐですよ!世界がどうなるか。大変な日々が続くと思います。

さて、コロナからBlack Lives Matterから、アメリカで人気の日本の商品まで様々なトピックで座談会する、まさに目が離せないコーナーNY Future Lab。今週は三人のZ世代、ミクア、メアリー、ケンジュとミレニアル世代、テツ。まさにダイバースな若者四人でお送りします。

今夜のトピックはもう1つのビッグニュース。

綿谷エリナ:というと?

シェリー:コロナです。アメリカでは感染者500万人、死者16万人を超えてるんです。

綿谷エリナ:16万人・・・

シェリー:もう収束する気配のないコロナ。だけど、NYだけは感染率が1%を割り、全米で最も安全な州です。

なので、公立校でついに9月の新学期から対面授業が始まることになりました。

綿谷エリナ:おー!また通学してね?

シェリー:そう。でもノーマルとは程遠い内容のようです。高校生のミクアに聞きました。

ミクア:I chose 100% online 全部パソコンでやることにした。

シェリー:選べるのね、学校もオープンするんだけど、やっぱり私は100%オンラインで勉強したいっていう人は、そういう風に選べる。ミクアはオンラインの方を選んだ。

ミクア:うん。私の学校は小さいし、人数が多いから、やはりsocial distancing難しいから、お家で勉強することにした。

シェリー:それはミクア、お母さんと相談して決めたの?

ミクア:うん、あと他の友達もリモート・ラーニングにすると言っていたから、そうした。

シェリー:友達もリモート・ラーニングの友達が多いの?

ミクア:多いというか、私の友だちだけかもしれないけれど。



シェリー:そうなんです。ニューヨーク市の公立校は、 対面授業とオンライン授業を組み合わせるハイブリッド方式で学校を再開しているんです。
でも対面授業を受けたくない生徒はオンライン授業だけを受ける選択をすることができて、ミクアはそちらを選んだとのこと。全体ではおよそ4分の1の生徒がオンライン授業だけを受けることになるようです。先生も同様で、15%がオンラインだけで教えることになるようです。実際にどういう授業になるのかはまだわかりませんが、注目です。

綿谷エリナ:そうですね、時間割とかどうなっているか、気になりますね。オペレーションとか大変そうですよね。

シェリー:大変でしょうね。また、それもどうなったか、今後お伝えしていきます。

では大学はどうなっているのか?ケンジュ、メアリー、テツに聞いて見ましょう。

ケンジュ:They’re doing like online classes also in person classes.

メアリー:But in person is only, you have to do like science lab.

ケンジュ:Oh really.

シェリー:ほとんどがオンラインクラスだけど、サイエンス・ラボみたいな限られたクラスは対面事業になるんだ。

ケンジュ: Hopefully I won’t have any in person classes.

シェリー:対面授業、いや?やっぱりまだ In person のクラスあまり行きたくない?

ケンジュ:だって初めの時に、CUNY had cases. コロナもらった人がいた。

シェリー:ああそう、学校でコロナに感染した人がいたの。

ケンジュ:そう。

シェリー:テツは9月から大学院、全部リモート?

テツ:No, it’s not 全部。

シェリー:ああやっぱり全部リモートじゃないの。

テツ:They are offering a few hybrid courses, and mainly I think because of international students. Because they need … people who are trying to come in to the US for the first time to study or if they left the US and trying to come back. They have to show at the airport to the immigration officer that they are not doing all online courses.



綿谷エリナ:ああ、そういうことかあ・・・

シェリー:実はトランプ政権はコロナ対策の一環ということで、この秋から留学生の入国を厳しく制限。新たに留学する、または休み中に出国して戻ってきてまた授業を受けようという留学なまは、オンライン授業だけしか受けない場合は入国できないことになっているんです。

綿谷エリナ:え?その証明書が必要なんですか?

シェリー:証明書が必要なんです。「私は対面授業も受けます」っていう証明書が。こうした留学生のために、各学校では急遽対面授業を一部取り入れたハイブリッド方式にした、と。もう大変なんですよ、ほんとに。留学生も。

綿谷エリナ:本当ですね・・・

シェリー:ケンジュはまだ対面授業受けたくないと言っていましたが、N Y以外全米の学校では感染が拡大しているにもかかわらず、かなり多くのところで対面授業を再開しており、そして感染者が増えているという状況もあるんです。

綿谷エリナ:そうですか・・・

シェリー:多くの医療関係者がかなり強い懸念を示していますね。心配ですね。

綿谷エリナ:そうですよね・・・これから学校がどうなっていくのか、夏休み明けからの動きも気になるところで、心配です・・・

シェリー:またお伝えします!

綿谷エリナ:シェリーさん、ありがとうございました。

シェリー:ありがとうございました。

綿谷エリナ:そしてNYFL、新しくなったアプリ"AuDee"でも是非チェックしてみてくださいね。NY Future Lab、次回もお楽しみに。

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