今月のテーマ:「キング・オブ・ロックンロール“エルヴィス・プレスリー”」
(第4回:インスパイアド・バイ・エルヴィス〜エルヴィスに影響を受けたアーティストたち)
パーソナリティ:ビリー諸川(ロカビリーシンガー)、湯川れい子(音楽評論家)
<番組のトーク・パートと選曲リスト>
今月は“キング・オブ・ロックンロール”エルヴィス・プレスリーにフォーカスしてお届けします。今回は「インスパイアド・バイ・エルヴィス〜エルヴィスに影響を受けたアーティストたち」と題して、エルヴィスの影響力についてお届けします。
― 1950年代に衝撃のデビューを果たしたエルヴィス・プレスリー。ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、クイーン、といった世界的アーティストはもちろんのこと、日本でも、昭和30年代に一世を風靡したロカビリーの時代から現在まで、数々のアーティストたちに多大なる影響を及ぼしました。エルヴィスは1950年代に「ロック」という文明を築き、そこにビートルズを始めとしたアーティストが「ロック」という文化を築いたといっても過言ではありません。
M1「It's Now Or Never」 / Paul McCartney
エルヴィスの『It's Now Or Never』を、彼に影響を受けたビートルズのメンバーの一人、ポール・マッカートニーが歌ったヴァージョン。エルヴィスの音源に忠実に歌っています。
日本ではポール・マッカートニーがエルヴィスに影響を受けたことはあまり知られていませんが、BBCには、1962年頃、ポール・マッカートニー『That's Alright』をエルヴィスにそっくりに歌っている音源が残っています。
M2「Viva Las Vegas」 / Bruce Springsteen
<Spotifyリンク>※ラジオでOAしたものとヴァージョンが異なる場合があります。
ブルース・スプリングスティーンによる、エルヴィスの『Viva Las Vegas』のカヴァーナンバー。彼は9歳の頃、たまたまテレビに映っているエルヴィスに「お前も自分の好きなことをやれ、お前も自由なんだ、俺の後についてこい。」と言われたと感じて、それからエルヴィスのファンになります。
ブルースが気者になった頃、たまたまツアーでエルヴィスの邸宅があるメンフィスまで行ったときに、どうしてもエルヴィスに会いたくて邸宅まで行ったものの、ゲートで入れてもらえず、中まで忍び込んで、ドアのブザーを押したというエピソードがあります。
M3「Let’s Have A Party」 / Robert Plant
レッド・ツェッペリンのリードヴォーカル、ロバート・プラントが、エルヴィスの『Let’s Have A Party』をカヴァーしたナンバー。