2020年10月3日

西村由紀江のSmile Wind



10月になりました。 季節は秋です。
ということで今週は、「秋を感じる曲」を集めてみました。


唱歌「ちいさい秋みつけた」

どこか、物悲しさを感じる曲ですが、
私は明るいメロディより暗いメロディにひかれるので、
この曲が好きでした。

好きな曲なんですが、小学生の頃、歌い出しの歌詞を間違えていました。

「誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた」ではなく、
「ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた」って
間違えて覚えていました。


ヴィヴァルディ「秋」

ヴィヴァルディの「四季」では「春」が特に有名ですが、
「秋」のメロディもいいですよね。

哀愁を感じるメロディというよりも、収穫祭のお祭り気分を感じます。

イタリア・バロック期の巨匠、ヴィヴァルディは、
「もっとも多くの協奏曲を作曲した」ということでも有名で、
「四季」は、クラシック最大のベストセラーとも言われています。


グラズノフ、バレエ音楽「四季」より「秋」

ロシアの作曲家・グラズノフが、
フランス人の振付師マリウス・プティパの依頼で作曲したバレエ音楽「四季」

この「四季」は、冬、春、夏、秋の順で構成されていて、
「秋」は、実り豊かな秋への感謝、喜び、
収穫している人々の姿が思い浮かびます。
オーケストラのサウンドも豊かで重厚感があり、ロシアっぽいですよね。


ベートーヴェン 「月光」第一楽章、、、

重厚感といえば、この曲。
秋は月が美しいということで選曲しました。

ドイツのある詩人が「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」と
言ったことで「月光」と呼ばれるようになります。

ベートーヴェン 31歳の時の作品、14歳年下のジュリエッタに献呈しましたが、
年の差、身分の差で愛は成就しませんでした。


ジョージ・ウィンストン アルバム『オータムン』より「あこがれ、愛」

JTやトヨタのCMソングに使われていた曲で、
デビューの頃、この曲のようなメロディを書きなさいと言われました。

アルバム『オータム』は、「あこがれ、愛」の大ヒットもあり、
日本だけでも累計400万枚以上のセールスを記録。
現在もロングセラーを続けています。


今日は深まる秋に向けて、「秋」をテーマにした曲をお届けしてきましたが、
私も秋をテーマにした曲を書いているんです。

30年前のアルバム「Fascination」に収録されている「モンマルトルの秋」

パリのモンマルトルを描いた絵を見ながら、
「いつかこんな場所に行きたい」と、思いを馳せながら作った曲です。

モンマルトルは、パリで一番高い場所にある丘で、
パリの街を一望できる絶景スポット。

階段と坂道、石畳の小道が入りくねる下町情緒溢れるパリらしい場所です。

モンマルトルの丘は、19世紀の半に、
ゴッホ、ピカソ、ルノアールといった有名な芸術家が暮らしていた場所で、
テルトル広場には、今でも様々なアーティストが集まって似顔絵を描いたり、
自分の作品を売ったりしています。

今日は深まる秋に向けて、「秋」をテーマにした曲をお届けしてきました。







********************************

番組では、あなたからのメッセージをお待ちしています。

メールの方は、番組ホームページから!
ハガキの方は、今お聞きの放送局『西村由紀江のSMILE WIND』 まで。


「家族や仲間の話」、「嬉しかったこと」「失敗をしちゃったこと」など、
どんな出来事でも構いません。
「あなたの身近にあるエピソード」を教えてください。
ピアノの生演奏と共にご紹介をさせていただきます。
あなたの聞きたい曲もリクエストして下さい。
エピソードと一緒にご紹介します。

被災地にピアノを届ける活動「スマイルピアノ500」では、
震災でピアノを失った方からのご連絡をお待ちしています。
番組、または、私、西村由紀江のホームページまでご連絡ください。

お待ちしています!
http://www.nishimura-yukie.com

あなたにとって、笑顔の風が吹く1週間でありますように……。