TOKYO FM開局50周年記念番組 True Stories。
音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へー。
先週に引き続き東京の街を歩くのは、シンガーソングライターで、俳優としても活躍中の森山直太朗さん。
ホームタウン・代々木上原界隈をご案内いただきます。
また、代々木上原にあるアットホームな森山さんの事務所では、映画監督の堤幸彦さんとともに、ご登場です。
現在公開中の映画『望み』。
雫井脩介原作の社会派ミステリー小説を、堤監督が心ゆさぶるサスペンス・エンタテインメントに仕上げました。
そして、堤監督の“望み”で、森山直太朗さんが、ラストを飾る主題歌「落日」を歌いました。
今回は、その映画公開を記念して実現した、贅沢なクリエイター対談です。
森山直太朗さんは1976年東京生まれ。
2002年にメジャー・デビューし、翌年、『さくら(独唱)』の大ヒットで話題を集めて以降、独自の世界観と唯一無二の表現力で幅広い世代から支持され、コロナ禍においても、新曲の配信や無観客配信ライブを開催しています。
堤幸彦さんは1955年、愛知県名古屋市出身。TV番組のディレクターを経て、1988年公開のオムニバス映画『バカヤロー!私、怒ってます』で映画監督デビュー。以来、演出家・映像作家・映画監督として、幅広いジャンルの作品を手がけています。
スタートは、今回も森山さんと代々木上原の街歩きから。
森山直太朗少年を育んだ公園や今も足しげく通ういきつけのお店へ出かけます。
「僕の曲の85%は、メイドイン“代々木上原から代々木公園あたり”」。
かつてあるインタビューで語っていた言葉も納得、おなじみの場所が登場します。
森山直太朗さんの音楽活動のルーツに触れた街歩きのあとは、堤幸彦監督のさんの映像作家としてのルーツを語り合うため、森山さんの事務所へ向かいます。
この日のために、改めて森山さんの曲を聴きこんで分析してきたという堤監督。
緊急事態宣言下の東京で生まれた歌、「最悪の春」の制作裏話に迫ります。
一方の堤監督も、今の仕事につくまでの紆余曲折に話が及び、映画にのめりこんでいった、意外な理由が明かされます。
バラエティ番組で培ってきた手法を活かし、日本のドラマ界に大きな影響を与え、多くのファンに支持されてきた堤監督。
そして、独特の視点で生み出された楽曲や、印象的なタイトルが、常に注目を集めるミュージシャン、森山さん。
どうやら、クリエイターとしての姿勢に、共感しあえる部分が見つかりそうです。
この対談を聴いたあとは、ぜひ、映画館へ。
究極のシチュエーションに置かれた一家の運命を描き出す、堤幸彦監督最新作、『望み』。
全国の映画館にて、上映中です。
また、森山直太朗さんが歌う主題歌「落日」は、配信でもお楽しみいただけます。
お送りした曲は、
森山直太朗
「魂、それはあいつからの贈り物」
「ねぇ、マーシー」
「まかないが食べたい」
「どこもかしこも駐車場」
「傘がある」
「コンビニの趙(ちょう)さん」
「最悪な春」「落日」
レッド・ツェッペリン 「Black Dog」
来週は、詩人でラジオパーソナリティーもつとめる、アーサー・ビナードさんと、東京の街を歩きます。
*映画『望み』
https://nozomi-movie.jp/
*森山直太朗公式サイト
https://naotaro.com/