今夜のJAZZ&VOCAL NIGHTは"行方均選ジャズ100年の100曲" エントリーリストからのピック・アップ フュージョン編

Today's Topic

今夜の「Jazz& Vocal Night」は、ディスク・ユニオンのジャズ・プロデューサー、坂本涼子さんが出演。

3月に他界した行方均さんが2014年の番組スタート時に、2017年のジャズ100年にむけて企画した『JAZZ100年の100曲』
結局96曲をエントリーした段階でストップしてしまいました。


※行方均選ジャズ100年のエントリー・リスト、96曲は下記のリンクで確認できます。

https://park.gsj.mobi/news/show/69680


この『JAZZ100年の100曲』をリビジットする特集、今回は3回目、最終回。
「ジャズはいろんなものを取り入れ人々を魅了し続ける」をテーマに、
ロックなど他ジャンルとの融合・フュージョンを象徴する楽曲をお届けしました。

1曲目はリー・モーガン「THE SIDEWINDER」
ザ・ビートルズ、アメリカ上陸直後に発表されたこの曲、日本では「ジャズロック」と呼ばれ大ヒット。

2曲目は、ギタリスト、ウェス・モンゴメリー、ザ・ビートルズの名曲をとりあげた「A DAY IN THE LIFE」
「イージー・リスニング・ジャズ」とも呼ばれ人気を博します。

ジャズがロックとフュージョンした曲を紹介していますが、3曲目は、ピアニスト、キース・ジャレット、
ボブ・ディランの曲「MY BACK PAGES」を、ライヴ・アルバム「サムホエア・ビフォー」でとりあげています。

4曲目は、音楽ジャンルとしての「フュージョン」を確立したチック・コリア。
ハービー・ハンコックとともに、アコースティックでもエレクトリックでも成功したピアニストです。
リターン・トゥ・フォーエヴァー名義の名曲「SPAIN」

続いて、ジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターの双頭バンド、ウェザー・リポート。
ジャコ・パストリアスが参加して2枚めとなるアルバム「ヘヴィ・ウェザー」のオープニング・ナンバー「BIRDLAND」

そして、スムース・ジャズの代名詞、グローヴァー・ワシントン・ジュニア「JUST THE TWO OF US」
ビル・ウィザーズがヴォーカルを務めるこの曲、邦題は「クリスタルの恋人たち」です。

1990年代になって、イギリスからアシッド・ジャズが台頭します。
ハービー・ハンコックの「CANTALOUP ISLAND」をループしたジャジー・ヒップホップの金字塔「CANTALOOP(FLIP FANTASIA)」
クラブDJユニット、US3です。

ラスト・ナンバーは、フリューゲル・ホーンの名手、チャック・マンジョーネ「FEELS SO GOOD」
チャック・マンジョーネは、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに参加していたジャズ・マン。、
この曲は、ラテン・フレーヴァーの心地よいメロディーで大ヒットしました。


来週も坂本涼子さんが出演、月末恒例の「リクエスト特集」です。
秋の夜長に聴きたいジャズ・ナンバーにリクエストをお寄せください。お待ちしています!