大統領選開票続く！NYから最新情報レポート 11/4 NY Future Lab
毎週水曜日はNY Future Lab
これからの時代の主役となる「Z世代（10代～22歳）」と「ミレニアル世代（23歳～38歳）」にフォーカス。アメリカの若者たちが普段何を考え、何に影響を受け、どうした性質や特徴があるのか、さらにグローバルビジネスや海外進出企業も知りたいこれからの消費動向について、ミレニアル・Z世代評論家のシェリーめぐみが座談会形式で彼ら、彼女らの本音を引き出していく。
☆シェリーさんのPresident記事はこちらから！
最新記事は【大統領選開票続く！NYから最新情報レポート】というテーマです。
▶本記事の音声はこちらからお聴き頂けます！
今回は大統領選の開票状況をレポートしてもらいます！
＜本記事を要約すると…＞
●67％の国民が投票！これは120年ぶりの高投票率。
●NY在住のZ世代からすると、「環境問題に積極的でなく、人種差別的発言をしているトランプ氏に投票することが信じられない。結果によって暴力が増えること、LGBTQやマイノリティへのヘイトクライムが増えることも心配している」とのこと。
●トランプ氏の、目下の経済状況の改善を最優先にする方針に共感する人が多く、接戦が続いている。
●67％の国民が投票！これは120年ぶりの高投票率。
●NY在住のZ世代からすると、「環境問題に積極的でなく、人種差別的発言をしているトランプ氏に投票することが信じられない。結果によって暴力が増えること、LGBTQやマイノリティへのヘイトクライムが増えることも心配している」とのこと。
●トランプ氏の、目下の経済状況の改善を最優先にする方針に共感する人が多く、接戦が続いている。
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綿谷エリナ：綿谷エリナのOn The Planet 。この時間は「NY Future Labミレニアル・Z世代研究所」です。
ケンジュ Hay I’m Kenju.
メアリー Hi I’m Mary.
ヒカル Hi I’m Hikaru.
ミクア Hi I’m Mikua.
キサラ Hi I’m Kisala.
テツ Hi I’m Tetsu and welcome to New York Future Lab 2020.
綿谷エリナ：
ニューヨーク・フューチャーラボ、今夜は特別番外編です。
昨日投票され、今日も決着がつかないアメリカ大統領選について、
ニューヨークからの最新情報とアメリカのZ世代、ミレニアル世代の反応も含めてお送りします。
今夜もニューヨーク在住のジャーナリストでミレニアル世代とZ世代評論家シェリーめぐみさんと電話が繋がっています。シェリーさん！
シェリー： エリーさん！ こんばんは～！
綿谷エリナ：こんばんは～！もうドキドキですね！
シェリー：
もうドキドキハラハラストレスいっぱい！って感じです(笑)
綿谷エリナ：
はい(笑)どんなかんじですかいま？
シェリー：
まずね、皆さんもうご存知だと思いますが、開票の最新情報からお伝えすると、バイデン氏優勢と見られた大統領選は大接戦に。
今ニューヨーク時間で４日の正午回ったところですが、例年なら当日開けて未明には判明する勝者がまだわからないんですね。
その大きな理由は、ついに１億人に達した大量の郵便票と期日前投票ですよ。１億人が投票日の前に投票しちゃったんですね。そのおかげもあって、現在総投票数は１億６千万票で、それ自体も投票率６７％と１２０年ぶりの高さだそうです。
綿谷エリナ：
今までこんな高かったこと無かったですよね。
シェリー：
普段は５５％とかそんな感じですよ。それだけみんな真剣ってことです。だからこそ、開票に時間がかかっちゃってるんです。
綿谷エリナ：
ええ。
シェリー：
いま選挙人の数はバイデン氏がわずかにリード。
しかしフロリダ、オハイオ、テキサスの激戦州の大票田をトランプが勝ったから、トランプ優勢に見えるんです。でもこれはもともトランプ優勢と思われていた州でもあった、と。
それよりも最後の決め手になると思われる州、ペンシルバニア、ミシガン、ウィスコンシンの中西部３州が結果が出てないんです。
綿谷エリナ：
ラストベルトが！
シェリー：
この３州ではまだ数えている郵便票の多くはバイデン票そして若者票も多いと思われていて、特にミシガンとウィスコンシンでは開票開始はトランプ氏リードだったのが、今はバイデン氏が盛り返しわずかに逆転している。ほんっとにちょっとだけ！
綿谷エリナ：
へ～！
シェリー：
トランプ氏がリードしているペンシルバニアも、 残りの郵便票はほとんどがバイデン票と見られ、逆転の可能性も残っているけど、これもまだまだ分からないんです。
綿谷エリナ：
ちなみに、郵便票は開けるまで結果が分からないと思うのですが、どうやって「バイデン票だろう」とか調べてるんでしょうか？
シェリー：
これは出口調査や世論調査に基づいています。ですので、実際は開けてみないと分からない。ただ、場所的なものもあって、例えばデトロイトみたいな大都市は、黒人やマイノリティ、若者が多いので、そういうところはバイデン票ではないか？と見られたりしています。
で、そういうことで分からないんですけど、トランプ大統領はテキサス、フロリダで当確になった未明の演説で、「事実上勝った。連邦最高裁に訴えて、票を数えるのをやめさせる」と言ったんです。これでまた大騒ぎに。
綿谷エリナ：
はい。
シェリー：
で、皆さん、これ普通なんです。投票日を過ぎて票を数えるのは普通のことで、全く違法ではない。
で、なんで違うように見えるかっていうと、例年は投票日に決着がついているように見えるのは、その時点でもう十分な差がついているからなんです。残りを数えても同じということで勝利宣言しているに過ぎないんです。ただ、今年はそうじゃない。
綿谷エリナ：
異例の事態ってことですよね。
シェリー：
まさに異例の事態。ではいつ決着がつくのか？これは今数えている６つの州のカウントのスピードとその差がどのくらいかにかかっていて、まだわからないとしか言えない。２〜３日以内に数え終わっても本当にトランプ側が訴えたらもっと時間がかかることになるかもしれないんです。
綿谷エリナ：
うわあそうか…確実に決まり！ってなるまで、開け続けなければならないんですね。
シェリー：
そういうことなんです。
綿谷エリナ：
大変だ…接戦だとこういうことになるんだ…
シェリー：
そうなんです。で、こういう状況を、いつものラボのみんながどう思っているのかをお伝えします。
ケンジュが今朝インスタのDMで送ってくれたメッセージは・・・
「まだどちらが勝つかわからないけれど、はっきりと勝者が決まって、
アメリカがこれ以上分断ないことを祈っている。自分としてはそれが一番怖い。」
17歳で選挙権のないミクアは
「とにかく開票を見ているのがすごくストレス」「トランプ支持者がこんなに投票したことに驚いた」と。
キサラも同じことを言っています。
以前の放送でもお伝えしましたが、この世代が大事に考えている環境問題に取り組まない、人種差別的発言をしているトランプ氏に投票することが彼らには信じられないとのこと。3人に共通するのは、「結果によって暴力が増えること、LGBTQやマイノリティへのヘイトクライムが増えることも心配」ということでした。
綿谷エリナ：
なるほど。投票率が伸びるとトランプ票が増えるように思っていましたが、彼らにとっては意外だったんですね。
シェリー：
そうですね。トランプ氏は強く批判されているからこんなに票が伸びるとは思っていなかったようです。
だけど、トランプさんはたったいまの経済が強いことが大事で、そうすれば他のこともついてくる。
国も安定し、自由で強いアメリカが大事だ、と考えていて、そういうトランプさんを信じている人もたくさんいるということです。
綿谷エリナ：
そうですよね。信じたい人もいるでしょうしね。
シェリー：
まさに真逆ですけど、国の将来はどちらが良いか、ということですよ。それでどちらが勝利するかは分からないんです。ちなみに、この後のONE MORNING、Blue Oceanでもお話しますので、是非フォローしてください。
綿谷エリナ：
上院選も気になりますよね。
シェリー：
そうなんです！そこの話もまた追ってしていきます。
綿谷エリナ：
シェリーさん、今週もありがとうございました。
シェリー：
ありがとうございました。
綿谷エリナ：
そしてNY Future Lab、新しいJFNアプリAuDee そしてSpotifyでもぜひチェックしてみてくださいね。次回もお楽しみに。