~布袋寅泰 プロデュース・スーパーエディション②~

アーティストがマンスリーで音楽空間をプロデュースするスーパーエディション。 2020年11月は布袋寅泰がお届け!


布袋寅泰がプロデュースするスーパーエディション。
第2回目の放送を振り返ります。

11月25日(水)リリースのコラボレーションアルバム『Soul to Soul』について

どのようなアルバムになっていますか…?

布袋さん:昔からの夢である「世界中のオーディエンスに自分の音楽を届けたい」という思いで、日本以外の国でも地道な活動を続けていますけども、そんな中で培った経験や人脈を繋げて、一つの作品を作り上げたいっていう思いもあって、世界7か国から豪華なヴォーカリストやアーティストとコラボレーションしました。
自分のアルバム以上に布袋寅泰らしいというか、布袋ファンのみなさんだったら、イントロからエンディングまで、布袋節が行き届いているのが分かって頂けると思います。

収録曲『Dangerous feat.吉井和哉』について

布袋さん:やっぱり吉井くん、セクシーだし、ホントかっこいいよね。
彼とはとあるテレビ番組で「スリル」を一緒にやったんですけど、その時にお会いして以来、何度か食事をしたり、ライブに行かして頂いたりしたんですけど、二人ともデヴィッド・ボウイ愛が半端ないんですね。二人でデヴィッド・ボウイの話、一晩中やってますからね(笑)。
今回、もともと吉井くんにロンドンに来てもらって、こっちのミュージシャンと一緒にやろうよ、なって話をしてたんだけど、こういうことになって夢は叶わなかったけども。だから、こっちで作った音源を送って、それに対して吉井くんが歌詞を書いてくれて…って何度も何度もその作業を繰り返してですね、吉井くんは5編くらいの違う歌詞を、この曲のために書いてくれたんじゃないかな。
歌詞の中に出てくる「浮気な子猫ちゃんだね ニャオー」っていうね、これを歌えるのは吉井和哉くんしかいないなと。思い切って、僕もハモってみようかなと思ったんですけど、気持ち悪くてやめました(笑)。

布袋寅泰クロニクル!
来年でアーティスト活動40周年を迎える布袋さんが、今までの活動を振り返っていきます。

BOØWYとしてデビューした1990年代について

布袋さん:90年代といえば、BOØWYの活動も終え、そしてCOMPLEXというユニットを経て、からソロへと移行する時代です。
COMPLEX休止後は、ソロ活動に専念するわけですけど、今でも覚えているのは、元号が平成に変わる瞬間をですね、僕はCOMPLEXのレコーディングで、カリブ海のモントセラット島のスタジオで、吉川くんと一緒にテレビを見ていて、外国のニュースで知りました。

活動の様子について

布袋さん:90年代は、僕にとってはライフワークと呼べる作品群『GUITARHYTHM』の2から4まで作りましたね。だから東京とロンドンを行き来して、よくベルリンにも行ってました。
まあ、忙しかったっていう記憶が一番に思い浮かぶんだけども、あの頃はプロデューサーとしての活動も多かったですよね。今井美樹さん、相川七瀬ちゃんとか、TOKIOとか・藤井フミヤくんとか、PERSONZのJILLちゃんとか、江角マキコさんとか。色んな方々の作品にプロデューサーとして関わってきました。
また、『サムライ・フィクション』とか『新・仁義なき戦い』とか『KT』という、映画の音楽監督としても参加したり、無謀にも俳優としても映画に何本か出ましたね。今見てもお恥ずかしい限りだけれども。

映画『新・仁義なき戦い』への出演について

布袋さん:出演オファーがあったときは、周りのみんなも反対したんです。きっと、僕もコワイ顔をしてるから、余計にそのイメージが強まるんじゃないか、なんて心配してくれたのかな?でも僕は、監督の熱意も然りだし、この映画は可能性があるなと思ってお引き受けして、そして曲を作ったのが、のちにクエンティン・タランティーノの目に留まり、『キル・ビル』のテーマとして使ってもらって。それが今では、僕の名刺代わりというかね、僕の名前を知らなくても、あの曲を知らない人はいないくらいに。だからあの時、勇気を振り絞って映画に出てよかったなって。

90年代の思い出は…?

布袋さん:思い出深い年といったら、1996年ですかね。あの年は、アトランタオリンピックの閉会式に呼んでもらったり、『PRIDE』という曲を作ったのもあの年だし、『King & Queen』っていうアルバムもあの年。
そして、なんといっても憧れのデヴィッド・ボウイとのライブでの共演っていう、夢のような出来事もあったわけです。デヴィッド・ボウイは、僕が10代のときに、自分の部屋、天井にまでポスターを貼っていたような憧れの人でした。
2日間、武道館のオープニングアクトとして参加させて頂いたんだけど、1日目が終わった後に、デヴィッド・ボウイとバンドのみなさんとの食事会があったんですね。その時に、僕は無謀にも「もし、僕の夢が叶うなら、明日ステージで共演できならいいな。」なんてことをお話ししてたんだけど、その後、その話はなんとなく僕のところに返ってくることなく、彼は部屋に戻ってしまってね。僕は恥を忍んで、彼の部屋に「明日僕の夢を叶えてください。1曲でもいいからご一緒できませんか?」っていうラブレターを送ったんですね。
そしたら次の日に、僕が武道館でリハーサルをやっている姿を、彼は客席で見ていて、(その後)楽屋に来て、「布袋さん。昨日の話覚えているよ。よかったら今日一緒にやらないか?」って、声をかけて頂いたんですよね。
今まで、色んな経験をしたけど、あの時の経験は、今でも僕の中で熱い思い出となって残っています。


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【Song list】
・サレンダー / 布袋寅泰
・Shape Of Pain / 布袋寅泰
・Dangerous feat.吉井和哉 / 布袋寅泰
・8 BEATのシルエット / 布袋寅泰
・Starman / 布袋寅泰
・スリル / 布袋寅泰


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