第321回
法律事務所、大手会計事務所などの勤務を経て、ホテル評論家への道へ、
なにがそこまで瀧澤さんを「ホテル」に突き動かすのか。
瀧澤信秋さんは、1971年生まれ。
法律事務所、大手会計事務所など勤務を経て、1999年コンサルタント業務を行う会社を設立。
多様なクライアントを扱い全国各地を飛び回る中、年間150泊ほどホテルを利用していたことからホテルレポートのブログを開設。
ホテルの宿泊レポートを書き始め、2007年には「コスパホテルライフレポート」を開設、コストパフォーマンスに焦点を当てた批評をスタート。
唯一のホテル評論家として活躍。
杏子「そもそも、コスパホテルライフレポートを書き始めるきっかけは?」
瀧澤「それを聞いてくれたのは初めてかも。
深い理由があって。すごい出張していてホテルにいっぱい泊まりました。
今だったら予約サイトでパパッとスマホで見れますよね。
当時なかったんです。ホテルを探すとなると、時刻表の後ろのページとか、
駅前の案内所、そういう時代でした。
事前情報がないんです。案内所はここいいですよっていうじゃないですか。
で、実際にいってみると、なんじゃこりゃと頭にくるんですよ。
しかも正規料金。で、ブログに字詰めで散々なことを書いていたら、
メディアから年に、1~2本オファーが来るようになって・・・・」
ホテル評論家として正式デビューとなった2013年10月25日は、
大阪の有名なホテルで食品偽造があった日。
ホテル評論家がいない時代、ホテル専門家やジャーナリストに聞いても
みんな黙ってしまう、、そこで瀧澤さんにオファーが殺到したそうです。
瀧澤「この日からホテル評論家に、この時思ったんです。
ホテルを批評することは、命がけで仕事をしているホテルに対して、
こちらも命がけじゃないと失礼だと。
だから、それまでの仕事全部やめたんです。
僕の強みは多くのホテルを知っていると言うことなんです。
評論家になった2014年元旦から一年間、毎日違うホテルに
泊まり続けてみようというミッションがスタートして、それも自腹だった。
で、お金ないんで、どうしようか、、、生命保険を解約しました」
松室「ホンマに命がけや」
杏子「なにがそこまで瀧澤さんを「ホテル」に突き動かすんですか?」
瀧澤「人がそこにいるというか、ホテルマン、ホスピタリティマインドというか、
やっぱり”人”なんですね。
人生があったり、ホテルって、ひとつの舞台なんです。
主役たるゲストがいて、わき役たるホテルマンがいて、
裏方もいっぱいいて、ここでひとつの非日常が
演じられるというのが魅力的ですね」
そんな瀧澤さんがコスパ的に何度も利用されるホテルのひとつが
群馬県高崎にある『ホテル・ココグラン高崎』。チェックしてみてくださいね。
M1. 全力少年(Live at 中野サンプラザ(2019.12.25)) / スキマスイッチ
M2. One Flame, Two Hearts / 杏子