声優界随一のサイクリスト・野島裕史が、自転車をテーマにお届けしている番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。11月21日(土)〜11月24日(土)の放送は、自転車にまつわるさまざまなテーマで楽曲をセレクトして紹介する企画「野島裕史のミュージックコラム」をお送りしました。
番組パーソナリティの野島裕史
◆星空がキレイな夜のサイクリングで聴きたい1曲/ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」
野島:冬は星空がキレイですよね。そんなキレイな星空のもと自転車で走っていると、何だかセンチメンタルな気分になりませんか? そんなときにオススメな曲がザ・ウィークエンドの「Blinding Lights」。過去にグラミー賞を3度も受賞しているアーティストです。この曲は、90年代を彷彿とさせるシンセサウンドが特徴です。何だか懐かしい気分にさせてくれるんですよね。青春時代の気持ちがよみがえるような感じがします。星空のもとで聴くと、より心にしみてきます。僕と同年代にしかわからないかもしれませんが、ぜひ聴いてみてください。
◆自転車で2時間かけて行った目当てのラーメン店が臨時休業だったときの帰りに聴く1曲/Fantastic Plastic Machine「Kimi Ga Hoshii feat. Gen Tamura」
野島:「何だこのテーマ(笑)」と思うかもしれませんが、お目当ての場所が閉まっていることはあります。今年の正月、声優自転車仲間・「VOICYCLE」(ボイシクル)メンバーで「湖を見に行こう!」って行ったら、まさかの湖が閉鎖されていたという(笑)。僕が企画して、大先輩の井上和彦さんも引っ張って行ったのに、まさかの閉鎖……。なので、自転車で2時間かけて行った目当てのラーメン店が臨時休業していることは、ありますよ。
そんな残念な気持ちのときにオススメの1曲がFPMの「Kimi Ga Hoshii」。音楽プロデューサー・田中知之さんのソロプロジェクトです。この曲は、クラシックのエリック・サティの原曲を打ち込みアレンジして、メロディーをスライドギターで奏でています。このギターの音がハワイ的ですごいんです。気持ちがいい感じで、ハワイ大好きな僕にはめっちゃ刺さる。ギターのゆるい感じのメロディーと、打ち込み電子音のピコピコした音のバランスがすごく絶妙で良い。この何とも言えない南国の雰囲気に癒される曲なので、こちらもぜひ聴いてください。
◆ツーリング中トイレに行きたくなったけど、なかなか見つからないときに頭のなかで流れる曲/ディープ・パープル「Burn」
野島:実際、僕もそういうシチュエーションになったこと……あります(笑)。もうね、サドルに腰掛けられないような状態で、振動が来ると本当に漏れそうになっちゃうぐらいのギリギリ体験はありますよ。ずっと立ちこぎ状態でトイレを探すんですよ。そんなときに頭の中で流れる曲は、もうこれしかない! ディープ・パープル「Burn」。めっちゃ焦っている感じは出ていると思います(笑)。
という訳でいかがでしたか? ただ、自転車に乗りながらイヤホンをしてはいけませんので、どうしても聴きたい場合は、Bluetoothのスピーカーなどを使って聴いてくださいね。
さて、11月28日(土)〜12月1日(火)の「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」は、 自転車ライフをもっと楽しく快適にしてくれる「サイクルガジェット」を紹介します。お楽しみに!