第270回 高岡早紀さん②

今週のゲストは、女優の高岡早紀さんです。 https://ameblo.jp/takaoka-saki-blog/

高岡さんは、14才で芸能活動をスタートされ、CM出演、歌手、女優と活躍するなか、6歳の頃から習っていたクラシックバレエをもっと勉強したいと、高校卒業後にイギリスへバレエ留学されます。
セブンティーンのモデルとして活躍されていた当時、賞金がもらえるCMのオーディションで優勝し、その賞金で留学ができる!と考えていたそうです。

周囲も進路を考える時期。『私もこの先どうするんだろう…』と悩み、たまたま仕事の区切りもよかったので、ずっと行ってみたかった海外へ思い切って留学をされました。
初めての一人暮らしで、周りに日本語を喋れる相手もおらず、学校の同級生とも英語での会話がままらず…友達ができず寂しい思いもしましたが、充実した留学だったそうです。

その後、仕事に呼び戻されて、留学から日本へ帰ることになった高岡さん。
台本を受け取った時には『帰るしかないな!やりたいな!やるんだろうな!』という気持ちになったと言います。


その作品が、深作欣二監督作品「忠臣蔵外伝 四谷怪談」。
日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞も受賞されます。
出演が決まった直後は、時代劇…着物を着たこともない!
京都に一人で行ったこともない…!と未経験のことばかり。
着付けの練習から始まり、着物の所作の練習を撮影前に詰め込みました。

当時、深作監督は『毎日毎日(自分のせいで)辛い思いをして帰っていくのに、朝来ると「おはようございます!」と元気に来てくれるから、凄いなぁと。鍛え甲斐があるし、この子ちゃんとついてくるな…』と思っていたとか。
一方の高岡さん本人は、この仕事をやり切ったら女優の仕事はやめようと思っていました。
そんな時、最後のシーンの撮影で深作監督からかけられた言葉が、その後の高岡さんに大きな影響を与えました。

高岡さん「深作監督が私を戸板に縛り付けて自分で流してくださるんですけど、そこで『女優って楽しいだろ?』って言ってポイって流したんです。
流されながら今なんておっしゃいました〜!?って。
監督は自分のことをどうしようもないと思っていたのに、『楽しいだろ?』って言葉をかけていただけた。
しかも、公開された後は、たくさんの賞をいただいて…
それまで『私は女優です』とは言えなかったんですけど、
“女優、高岡早紀”って呼ばれる人になりたいなと思って、
歌手活動や色んな活動を辞めさせていただいたの。」

高岡さんの元気の源は…「家族」
家族がいるからこその私…と素敵なお母さんとしての一面も持つ高岡さんでした。

12月3日には、ご自身のバースデーライブが開催されます。
『〜高岡早紀~Birthday Special Live 2020~』
会場は東京・丸の内のCOTTON CLUB。LIVE配信も行われます。

詳細はCOTTON CLUBのHP、
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/
または、高岡さんの公式ブログをご覧ください。
https://ameblo.jp/takaoka-saki-blog/

M.高岡早紀 / Sunny (English Ver.)