本日20時台Jazz& Vocal Nightは「世界ジャズ紀行」

Today's Topic


”Jazz& Vocal Night”は、音楽プロデューサー、八島敦子さんが今夜も出演、
不定期になりますが、新たな企画「世界ジャズ紀行」でした。

世界の様々な地域のジャズを探検しようというこの企画、第1回は、南半球編。
 
まずは、オーストラリア。
ユニークな動物でおなじみのオーストラリアですが、ジャズもバラエティ豊かな国。
オージー・ジャズから2曲、最初はオーストラリアを代表するピアニスト、
ポール・グラボウスキーの♪The Happy Go Lucky Country
オーストラリアのニックネームは、実はHappy Go Luckyなんです。
そして、デレブ・ジ・アンバサダーで♪Ken Sichelim
リーダーのDerebはエチオピア出身。エチオピアのサウンドをベースにした
ダンサブルなジャズでした。

そして、南米、ブラジルです。
文化の交差点として、独自の音楽とミュージシャンを生み出したブラジル。
八島さんがお気に入りのアーティスト、パーカッショニストのアイアート・モレイラを
お送りしました。
チック・コリアの、リターン・トゥー・フォーエバーへの参加でも知られるアイアート、
彼がブラジルのエグベルト・ジスモンチやハウル・ヂ・ソウタといった俊英を迎え、
ブラジル魂を見せつけた1975年のアルバム「アイデンティティ」の
オープニング・ナンバー、♪The Magicians

次はアフリカに!
実は、ジャズはワールド・ミュージックだったのではないかと、
改めてジャズ・ヒストリーをおさらいして、最近感じているそう。
ジャズが生まれたという18世紀のニューオーリンズも、
あらゆる人種、民族、言語、音楽が飛び交っていて、それこそが、
ジャズを生み出す土壌だったんだと感じるとのこと。
南アフリカのレディスミス・ブラック・マンバーゾは
ポール・サイモンのアルバム「グレイスランド」に参加したことで一躍注目を集めました。
ハービー・ハンコックから彼らのことを教えてもらったという八島さん、
1981年、西ドイツ、ケルンの「ズールー・フェスティバル」のライヴから
♪Hey, Hey Beautiful Girl
南アフリカから今度はピアニストです。
カリスマ・ピアニスト、アブドゥーラ・イブラヒムは、伝統的なアフリカの歌、
ゴスペルやモダン・ジャズ、特にセロニアス・モンクやデューク・エリントンの
影響を受けているといわれますが、アフリカのビートがアメリカにわたりジャズをうみ、
ジャズがアフリカに帰り素晴らしいアーティストを生むという、
ジャズって循環しているんだと感じます。
アブドゥーラ・イブラヒムが改名する前、ダラー・ブランドを名乗っていた1969年の作品♪African Sun

海外の音楽仲間から、アフリカ西沖にある南半球の島々の音楽がヤバイ、
という噂を聞いていましたが、モーリシャスのワーク・ソング、セガに
ポップ、ソウル、ファンク、サイケ、ポリリズムが入った驚くべき音楽が生まれました。
ジャズがうまれたときの様々な文化が重なり合うような興奮を感じさせる、
モーリシャスの70’sミュージックです。
♪Capito by Lelou Menwar

「世界ジャズ紀行」南米編、最後にお送りしたのは、再び南アフリカの有望株のピアニスト、カイル・シェパード。
♪Bibliography of Bondage

来週は、八島敦子さんが、現在選曲中の「ジャズ・ギター特集」です、お楽しみに!