2020年と2021年。缶詰博士が考える缶詰の今とこれから!【ゲスト:缶詰博士・黒川勇人さん】

日本カワイイ計画。with みんなの経済新聞 Vol.274

高橋愛と西樹(みんなの経済新聞ネットワーク)がお送りする
「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」

今回は、缶詰博士としてテレビやイベントなどで活躍中、        
缶詰の本もたくさん出されておられる黒川勇人さんにリモートでご参加いただきました!



高橋:博士!宜しくお願いします!

黒川:どもどもども~!ご無沙汰です~!

高橋:まってました~!!今年はどんな1年でしたか?

黒川:いやぁ凄かったですねぇ。

西:凄いというのは?!

黒川:売上増大。缶詰業界でいうと緊急事態宣言が出されたのが4月7日。16日には対象を全国に
拡大したんですけど、その前から、まぁ自粛状況だったじゃないですか。
その実質自粛状況が始まった三月から4月の間の缶詰市場全体でいうと、売り上げが前年比で25%増。

高橋:確かに私も今年、一番缶詰買いました。

黒川:いよいよ外で人と会えなくなってしまったということで、オンライン飲み会とか宅飲み需要が一気に増えまして、
おつまみ缶詰でいうと今年発売10周年になる「缶つま」という国分の人気シリーズ。あれがですね、
出荷ベースでいうと、前年比130%越え。業界全体が大変なことになったんですけど、そんな中で特に目立ったのが
おつまみに最適な肉の缶詰ですよ。

高橋:そうなんですね?!

黒川:今年の1月から8月の間の売り上げでいうと前年比で30%を超えた増加。もうね、ありえないですよ。

西:なんでお肉の増加があったんでしょう?

黒川:日本人は元々魚介缶詰に馴染みがあったんですが、お酒を飲むのにお肉が食べたかったっていうのが
強い欲求だったらしいです。
あともう一つ違う要因がありまして今年の1月、ノザキのコンビーフが凄く話題になったんです。

西:ああ、ありましたね!

黒川:クルクル開ける独特な形の缶詰を今後やめると公式発表があったんですね。それでマニアックな方の駆け込み需要もありまして、
ノザキのコンビーフに限って言うと今年1月で前年同月比で3.4倍売れたらしいです。それに引っ張られる形で国分とか明治屋さんとか
他のコンビーフも売り上げが伸びたんです。

西:コンビーフ全体の底上げにつながったと。

黒川:そうなんです!そんなこともあり肉系の缶詰に注目が集まったんじゃないかなと思ってます。

~~~

高橋:博士の今のおすすめ缶詰はありますか?

黒川:今旬でいえば、木の屋石巻水産。あそこは元々金華さばの味噌煮とかが一番有名なんですけど、
実は肉系の缶詰が結構旨いんですよ。

西:あぁぁぁ~

黒川:その中で新商品があって、牛タン!宮城県の名物ですよね。で、木の屋石巻水産は宮城県なので
名産・名物の牛タンをデミグラスソースで煮込んだものが、まぁ旨いんですよ。

西:まぁ豪華な組み合わせですよねぇ~!!今年、木の屋の松友さんにお越しいただいて、
その時少し食べさせていただいて、もぉ~美味しかったです。

黒川:えぇ~~いつの間に食べてたの?!悔しいなぁ~!

西:このパッケージ忘れられないですよね!

高橋:そう、コレコレコレ!GOLDのね!

黒川:高級感ありますよね!デミグラスソースの味付けが凄く良く出来ているという事と、
あと湯煎で温めると牛タンがトロントロンですヨ。

高橋:うわぁぁぁぁ~~!!

黒川:本当に罪深い…

高橋:言い方がズルい!!もう食べたくなっちゃう!!!

黒川:はっはっはっはっは

西:そうですか…じゃあちょっと博士の言葉でいうと「開缶式」…

\ パカッ /

高橋:うおぉいい音ですねぇ。

黒川:開缶んんん~!!

西:いいですねぇ~。…ん!美味しいっ!

黒川:ホッホッホッホ

西:もうとろけますね。

黒川:あと、セレブリティな方ならホースラディッシュを添えちゃったりして。

西:ああぁなるほど!

黒川:削ったホースラディッシュをちょいちょい乗せながら食べるとかね…でもそんなの有るかぁ!と。

高橋:そうですよね、ラディッシュってなんだっけ?って(笑)

黒川:その場合はチューブのワサビをちょっと乗せていただくと、甘辛い濃いデミグラスソースと
真逆の味が加わって美味しいんですよ。

高橋:通な!!!

黒川:あとバゲットは必須です。美味しいデミグラスソースを全部拭って全部頂くと。

高橋:うわあああああああ!!!

~~~

高橋:さて、今年ももうすぐ終わっちゃうんですけど、2021年の缶詰業界ってどうなっていくと思いますか?

黒川:おそらくですけど、肉系の缶詰で新しい種類がもっともっと出てくると思います。ジビエも含めてですね。

西:まだジビエの缶詰は少ないんですかね?

黒川:まだまだ少ないですし、あとは各地方で害獣。イノシシとか鹿の被害が増えて収まってませんので、
それを有効利用しないといけないですよね。倫理的な部分も勿論あるので。ですのでイノシシとか鹿を
美味しく頂こうという地方のメーカーさんの取り組みが増えるはずです。

西:まだまだ潜在的な需要を開拓できる余地があるということですかね?

黒川:ありますね。特に今回のようにコロナ禍という…非常事態の下ではあるんですが、
それで缶詰が便利だから食べてみたら思ったよりも美味しいなという人が凄く多かったんですよ。
で、特に2018年にサバ缶ブームってありましたよね?あれの時も凄かったんですが、
あの時からサバ缶はずっと売れ続けていて。今日、データを集計したんですけど、売り上げの金額でいうと
ツナ缶にほぼ迫っている勢いで今でもサバ缶売れ続けているんですよ。っていうことは、サバ缶ブームって
メディアは言ったけどブームじゃなかったんですよね。定着したんですよ。そんな風に皆さんにも見直されたことも
あって缶詰がこれから常備食としてもっともっと家庭内の備蓄量が増えていくと思います。


・・・

今回は、「木の屋石巻水産 牛タンデミグラスソース缶詰」を【3名】にプレゼントいたします。

ご希望の方は「日本カワイイ計画。withみんなの経済新聞」サイトのトップページにある「番組にメール」から、
1:おなまえ 2:住所 3:連絡先
そして「缶詰」と書いて送信してください。


※締め切りは12月27日 日曜日 到着分まで。
 当選者の発表はプレゼントの発送を持ってかえさせていただきます。

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