音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へ。
今週は長塚圭史さんが「阿佐ヶ谷スパイダース」の活動を本格化させた芝居の街へ。
下北沢にある思い出の劇場を巡りながら、コロナ禍で感じた演劇人としての葛藤と、改めて実感した、演劇がもつ力について語ります。
音楽と言葉を電波に乗せて、東京の空へ。
それは、街の色や匂いとまざりあいながら、人々の胸に、降り注いでゆきます。
50年の間にいくつも結ばれてきた、
ラジオと誰かの幸福な関係を、もう一度。
街を歩けば、“あのとき”が鮮やかによみがえります。
1975年・東京生まれの長塚さんは、父で俳優の長塚京三氏の影響もあり、高校で演劇部に所属。
舞台づくりの面白さに目覚め、学外に小屋を借りて公演を行うほど、お芝居にのめりこんでいきます。
その後、早稲田大学在学中の96年に「阿佐ヶ谷スパイダース」を結成。
2018年からは、結成当初の「プロデュース集団」という形を敢えて「劇団」化し、常に扉が開かれ、人が行き交う創作コミュニティとして、新たな一歩を踏み出しました。
そんな中、昨年の春頃から、世界は一変。
演劇界に対して人々が抱く認識に触れた長塚さんは、最初の緊急事態宣言と、それに伴う舞台公演の延期・中止を受け、自分がやるべきことに改めて気づいたといいます。
劇作家・演出家・俳優で、プロデュース集団「阿佐ヶ谷スパイダース」を主宰する長塚圭史さんとの街歩き。
今回は、その「阿佐ヶ谷スパイダース」の活動を本格化させた、芝居の街・下北沢が舞台です。
日本の演劇・エンターテインメント界を担う存在として、精力的な活動を続ける長塚さんが、めざし続けること。
そして、KAAT(カート)神奈川芸術劇場 芸術参与を務める長塚さんが、KAAT10周年の記念プログラム『セールスマンの死』の再演にこめた想い。
そして、今こそ必要とされる、演劇がもつ力とは・・・。
志を新たに、ふたたび歩き出した長塚さんの挑戦に、注目です。
★KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『セールスマンの死』公演情報
上演期間:2021年1月8日(金)~2021年1月12日(火)
作:アーサー・ミラー
演出:長塚圭史
出演:風間杜夫/片平なぎさ/山内圭哉/菅原永二
加藤啓/土屋佑壱/智順/山本圭祐/佐野瑞稀/浜崎香帆
大谷亮介/村田雄浩
https://www.kaat.jp/d/DeathOfaSalesman2021
★阿佐ヶ谷スパイダース最新情報
https://asagayaspiders.com/
1月17日・24日の「True Stories」は、東京スカパラダイスオーケストラの川上つよしさんの、「ここだけの話」。
吉祥寺・井の頭公園散を散策した後、変貌を遂げ続ける渋谷へ出かけます。