日本は、魔法の国・・ 魔法の秘密をひとつひとつ紐解いていきましょう!
1月11日は鏡割り、鏡開きでした。
お供え餅、鏡餅はどうしてあんな形なんでしょうか?
実は、蛇がとぐろをまいた姿なんです。
なぜ、鏡というのでしょうか?
鏡は「かかさまが見ている」、蛇のことを「かか」と言います。
蛇(かか)が見ているのが「かがみ」。
蛇は代々つながっていて、死なない、再生の力を表します。
そこで、昔の人は、蛇に似たお餅を作ったのです。
ところで鏡に写るのは誰でしょう?
昔の人は、位の高い人しか鏡を見たことがありませんでした。
落語「まつやまかがみ」は、正直な男が、殿様にほしいものを聞かれ、
ほしいものはないが、死んだおとっつあんに会いたいと言いました。
殿様は、まわりのものに「あいつは父親に似ているか?」と聞きました。
まわりのものは「そっくりだ」と言ったので、殿様はつづらに入った鏡を与えました。
男は、はじめて鏡をのぞきます。
すると、父親(にそっくりの自分)が写りました。
男は父親に再会できたと毎晩、鏡に会いに行きました、
妻が鏡をのぞくと女(妻自身)が写ります。
妻も自分の姿を見たことはありません。
なので、妻は夫の浮気を疑い大喧嘩に。
通りかかった尼さんが、どれどれと鏡をのぞくと見えたものは・・・
というわけで、鏡には、ご先祖さまの姿が集約された自分が写るのです。
鏡餅にはご先祖様、年神さまの魂がこもっています。
ですから、より大きな鏡餅でたくさんのご先祖さまに集まってもらいましょう。
鏡割りで、みんなでわかちあうのが、お年玉です。