全国的に広がりつつある「ストリートピアノ」。
ピアノを多くの方に親しんで頂きたいとの思いから、
私もこの活動に賛同してきました。

これまでに、神戸市で3箇所、ヤマハのラブピアノで4箇所、
「ストリートピアノ」で演奏いたしました。

西村実は、私の故郷、大阪の豊中市でも
「ストリートピアノ」を展開することになったんです。

しかも、ラブピアノや、私が出演した「白の美術館」のように、
ペイントしたピアノを「ストリートピアノ」として使うことになりました。

2019年から豊中市と協議を重ね、
豊中ストリートピアノプロジェクトに、親善大使として参加することに。

本来であれは、昨年の春に大使に任命され、
ピアノをペイントするイベントやお披露目コンサートなど、
大々的にアートフェスティバルを開催する予定でしたが、
コロナの影響で見送りになってしまいました。

その豊中ストリートピアノプロジェクトも、
万全の対策を考慮した形で昨年末にいよいよスタート。


2020年12月27日に、豊中市の千里文化センターで、
学校の授業で使わなくなったピアノを
子どもたちがペイントするイベントが行われ、
豊中市在住の小学生と中学生、48名が参加してくれました。

ピアノペイントのイベントでは、
絵の具やダンボールなどを使った巨大絵本や舞台美術を作る、
巨大絵本作家でアートディレクターの山田龍太（やまだ・りゅうた）さんが、
子供たちを指導。
アップライトピアノは「宇宙」、グランドピアノは「大自然」をテーマに、
アクリル絵の具で自由に描きました。

山田さんは、子供達にテーマだけを伝えるだけ！
あとは色も場所も内容も、子供達の好きなように自由に描かせます。

描きあがった子供達の絵からインスピレーションを得た山田さんが、
ピアノの絵に手を加えてストーリーのある絵本に仕上げるんです。

子供がハシャギながら派手に書きなぐる、と思っていたが、
コロナ渦とあってか皆マスクをしていて黙々と絵を描いていました。

私も、アップライトピアノには星、グランドピアノには音符とピアノをペイントした。


完成したペイントピアノのお披露目を兼ねて、
今年の1月5日にペイントピアノでコンサートをさせていただきました。

「宇宙」をテーマにペインとされたアップライトピアノと、
「大自然」をテーマにペインとされたグランドピアノの2台は、
ストリートピアノとして豊中市内を巡回。

「音楽あふれるまち」「アートあふれるまち」を推進する大阪の豊中市で、
ペイントピアノを使った豊中ストリートピアノプロジェクトがスタート。

また、今月の24日には、豊中市アクア文化ホールでコンサートを
開催いたします。

私の故郷、豊中の街中で、ピアノの音が響くことを嬉しく思います。



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