『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』第221回

気になるアーティストを50音順に、坂崎幸之助が独断と偏見で 紹介している ≪坂番洋楽データファイル≫(略してSYDF)「ホ」の付くアーティスト19回目、 今週もポール・マッカートニー特集です。


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『ポール・マッカートニー(Paul McCartney)』 
★1976年の春【ウイングス】は約2ヶ月に渡って行なわれた全米ツアー
「ウイングス・オーヴァー・アメリカ」も30回の公演で60万人を動員…と大成功。
そして、このツアー音源を『ウイングス・U.S.A.ライヴ!!(Wings Over America)』としてリリース。
ライヴ盤でLP3枚組だったにも関わらず、全米アルバムチャート1位を獲得。
ちなみに、このアルバムには「レディ・マドンナ」」「ブラックバード」「夢の人」
「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」「イエスタデイ」といった、
これまで封印していたビートルズナンバーが5曲収録されていました。
この後1年ほど活動休止し、次のアルバムのレコーディングを開始。
1978年にオリジナルアルバムとしては2年ぶりとなる『ロンドン・タウン』リリース。
  ♪しあわせの予感(With A Little Luck)/ウイングス
   *アルバム『ロンドン・タウン』からの1stシングル。
   *1978年に全米1位を記録。
★アルバム『ロンドン・タウン』録音終了後、1975年にオーディションで選ばれて
参加したメンバー2人(ジミー・マカロックとジョー・イングリッシュ)が脱退。
1979年に急遽2人のメンバーを加え、
5人組となってアルバム『バック・トゥ・ジ・エッグ(Back To The Egg)』をリリース。
当時大流行のディスコ、パンクなども取り入れたアルバムでしたが
全米チャートでは8位(全英6位)という結果に。
その後【ウイングス】は全英ツアーを終えた後、
1980年1月に予定されていた初の日本公演・・・でしたが、
ポールが成田空港の税関で摘発され10日間ほど勾留の後、送還ということになり、
急遽ジャパンツアーは全公演中止となってしまいました。
イギリスに戻ったポールは、自宅のスタジオでワンマン・レコーディングによる
ソロアルバム『マッカートニーⅡ』を、(『マッカートニー』から10年ぶりに)発表。
本国イギリスでは1位、全米でも3位と大ヒット。
このアルバムから1stシングルが「カミング・アップ」だったのですが
スタジオVer.だけでなくライヴVer.も収録。
全英ではスタジオVer.が2位、全米ではライヴVer.が1位となりました。
  ♪カミング・アップ(Coming Up)(Live at Glasgow)
   *1979年・ウイングス全英ツアーのグラスゴー公演で
     録音されたライヴVer.。
★翌年1980年12月8日にジョン・レノンがニューヨークの自宅“ダコタ・ハウス”前で
マーク・チャップマンに射殺されるという衝撃の出来事が起こりました。
ジョンの死にショックを受けたポールは数カ月間、自宅に引き籠もったそうです。
そして、その翌年、ジョージ・マーティンのアドバイスで
腕利きのスタジオミュージシャンたちを集めてレコーディングされたのが
アルバム『タッグ・オブ・ウォー(Tug Of War)』。
1982年に発表されたアルバムに先駆けてシングルとして発表された
デュエット曲は全米1位を獲得。
  ♪エボニー・アンド・アイボリー(Ebony And Ivory)
   withスティーヴィー・ワンダー
   *1982年・全米1位。
   *アルバム『タッグ・オブ・ウォー』は
    全英・全米アルバムチャート1位を獲得。
★同年1982年に発売されたマイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』で、
そして翌1983年に発表されたポールのアルバム『パイプス・オブ・ピース』に収録された
マイケルとのデュエット曲はどちらも大ヒット。
  ♪ガール・イズ・マイン(The Girl Is Mine)
    /マイケル・ジャクソン&ポール・マッカートニー
   *発表の翌年1983年に全米2位を記録。
  ♪セイ・セイ・セイ(Say Say Say)
   /ポール・マッカートニー&マイケル・ジャクソン
   *1983年・全米1位を記録。
★3回に渡ってお送りしてきたポール・マッカートニー特集。
最後は、1984年にポール自身が主演・脚本を担当した映画
『ヤァ!ブロード・ストリート』のサントラ盤からのシングル曲。
  ♪ひとりぼっちのロンリー・ナイト(No More Lonely Nights)
   *1984年に全米6位、全英2位を記録。
★その後もアルバム発表、ライヴと精力的に活動を続けている
ポール・マッカートニー。
昨年末には、前作『マッカートニーⅡ』以来、40年ぶりとなる
ワンマン・レコーディング・アルバム『マッカートニーⅢ』をリリースし、
健在ぶりを発揮しています。

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次の更新はネット局すべてのOA終了後
2021年3月3日(水)AM5時以降の予定です。
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