2021.2.17 ~ ゲスト:洗濯の革命児?洗濯ブラザーズの茂木康之さん

第334回 6万部を超える売り上げるヒット本『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』で話題の洗濯ブラザーズ誕生までのストーリー!

茂木さんは、横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA」を経営。
一般の衣類から、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど
国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを担当。 
また「洗濯ブラザーズ」のメンバーとして、その知識を生かして、
家庭でできる洗濯ノウハウを伝える活動を行っていらっしゃいます。

洗濯ブラザーズ結成まで・・
杏子「実家がクリーニング店というわけではなかったんですよね!?」
茂木「元々アパレル会社でテキスタイルとか、製品を検品したり、縫製の会社に就職したんです。
そこで修正する作業というのが新品の洋服にもありまして、色が左右に違っていたり、そういうものを修正してA品に変えるという仕事を最初にしたんです。
洋服はもともと好きということもあって、究極は、自分の気に入ったものを着ます、汚れが付きます。
それをクリーニング工場は、いろんなサイズ、素材、全てものをきれいにしていくっていうところに魅力を感じまして、そこからクリーニング業界へ。」

そして茂木さんは、クリーニング機器メーカーに就職。クリーニングのノウハウを学んで、2007年27歳の時、自分の理想とするクリーニングを形にしたクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA」を起業。ところが!地元にはすでに馴染みのクリーニング屋さんがあるもの。最初は、一軒一軒回っても門前払いだったそうです。

茂木「地域に根付いた他社のクリーニング店に対抗するためには自分の身を削って!タダでクリーニングさせてくださいと。
一番気に入っている一着をクリーニングさせて欲しいということからスタートして、そうやっていると心開いてくれるお客様が何人いて。
100軒ピンポンして1軒ぐらい・・・それの毎日積み重ねでしたね。神さまが必ず見ていると思いながら・・。」

神さまは見ていました!
起業した場所の近くに劇団四季の本社があり、偶然シミ抜きの依頼が。茂木さんは洗濯技術をあげるためにも、難しい舞台衣装に果敢に挑み続けます。
2012年頃から年間100公演のライブコンサートを!」
さらに、シルク・ドゥ・ソレイユの衣裳を・・・

茂木「最初『TOTEM』だったんですけど、
いろいろなクリーニング屋さんが呼ばれて、コンペでした!」
松室「そんなんあるや?」
茂木「こんなものできますかと、いろんな装飾や革製品もあるなか、うちはオリジナルの洗剤をつくりましたと打ち出して、こういう機械で仕上げしても風合いが変わらず洗えるよって・・。  
前のシンガポール公演で60~70万するコートダメにされたことを危惧されていて、うちだったらこういう洗い方ができると提示したら決まって!」
杏子「コンペがあるのが衝撃的!」
茂木「そこで信頼を勝ち取って、2年後の「キュリオス」の時には、コンペ無くてウチを採用して頂きました」

シルク・ドゥ・ソレイユの衣装のクリーニングが、オリジナルの洗剤の開発につながり、
兄の茂木貴史さん、そして友人の今井良さんも3男として参加し洗濯ブラザーズ結成!



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