#12 梅と言えば・・・

今回、井戸理恵子さんがお話してくれたのは、梅とは深いご縁の菅原道真公のことです。

今回、井戸理恵子さんがお話してくれたのは、梅とは深いご縁の菅原道真公のこと。
無実の罪で、京都から九州の太宰府に流されたことはご存知ですね。

「東風吹かば匂いおこせよ梅の花」

昔の人は、咲いていない梅、今にも咲きそうな梅にも名前をつけ、「むめ」(無梅)と呼びました。
梅が咲くとき「咲く」といわずに「ほころぶ」と言います。
そういった情緒を梅の花に感じ、春といえば、梅でした。

天満宮の神紋は、梅の花。赤は太陽にも模しています。
天満宮は、もともと民間の太陽信仰でした。
太陽信仰とは、稲作の種まきから刈り取りまでその流れを太陽の動きで知ることで、そこ(天満宮)には、牛がまつられています。
牛は太陽の運行を示す象徴の動物なのです。
さらに<牽牛>は稲作にかかせないので、牛は稲作を象徴する動物でもあります。
さらにさらに、牛の角は、鬼につながります。
鉄のあるところに鬼がいます。
稲作文化は、鉄の文化。鉄の文化には、道具と智恵が必要です。智恵の神につながります。

菅原道真に戻ってきましたね。

それにしても、なぜ、菅原道真は梅や天満宮とこんなにも結びついたのでしょうか?
ひとつは菅原道真を慕った飛び梅の伝説、さらに、
京都の清涼殿に雷がおち、人々は道真の祟りがおこったと思い、天神様、学問の神様として天満宮にまつります。

そして、同じころ疫病が流行ったので、道真は疫病退散の神にもなり、牛頭天王(ごずてんのう)、祇園精舎にまつられる牛の頭の神様とつながっていきます。

天満宮=太陽 は、疫病退治に大切なもの。
紫外線の滅菌効果に加えて、人々の心を落ち着ける、希望の象徴でもあるのです。
このようにイメージがつぎつぎとつながっていきます。

天満宮にまつられた菅原道真の偉大さをこの時期感じてみてくださいね。